ナチュラルボーンアニメオタクはジブリ映画の夢を見るか？ - ハックルベリーに会いに行く今の世の中には、アニメを至上のものというか、とにかく大切に考える子供というのがいる。アニメというものに夢と希望を抱いている。アニメから生きる活力をもらっている。アニメがあったからこそ生きてこられた。アニメがあったからつらい状況も乗り越えることができた。けっしてオーバーではなく、アニメをそういうふうにとらえている子供というのがいる。言うならば「ナチュラルボーンアニメオタク」だ。 こうしたナチュラルボーンアニメオタクはどうして生まれたのか？ 非常に簡単に言うと、アニメ以外に生きる楽しみを見出せなかったのだ。家でも学校でもなんとなくつらい状況がある。格差やコミュニケーションの齟齬があってなんとなく息苦しい。いつだって追い詰められた状況にいる。そうして逃げ場がない。独りぼっちで誰にも相談できない。外の世界に目を向けることもできない。だいたい目の向け方が分からない。今のこの閉塞した状況を抜け出すとい
