ブックマーク / realsound.jp (5)

  • 『ルックバック』大ヒットスタートも、「ODS作品」としての公開に残る謎と疑問

    6月最終週の動員ランキングは、『それいけ!アンパンマン』シリーズの劇場版最新作『それいけ!アンパンマン ばいきんまんとえほんのルルン』が、オープニング3日間で動員13万7000人、興収1億7200万円をあげて初登場1位に。劇場版1作目が製作されてから35年目、35作目にしてシリーズ歴代オープニング興収更新というのは十分にニュースではあるのだが、今回は同日に公開されて、『それいけ!アンパンマン ばいきんまんとえほんのルルン』を大きく上回るオープニング興収を記録した『ルックバック』を取り上げるべきだろう。 『チェンソーマン』を世に送り出した人気漫画家、藤本タツキの読み切り作品をスタジオドリアンの押山清高が監督を務めアニメーション作品化した『ルックバック』のオープニング3日間の動員は13万5000人、興収は2億2700万円。注目すべきはそのスクリーン数だ。『それいけ!アンパンマン ばいきんまんと

    『ルックバック』大ヒットスタートも、「ODS作品」としての公開に残る謎と疑問
    jama_ican
    jama_ican 2024/07/06
  • 日本と中国で根本から違う「ゲーム作り」の考え方  『原神』『崩壊』で約5400億円の売上を叩き出したmiHoYoの快進撃から読み解く

    アプリのセールスランキングに名前が載っているのだから、比較対象は同じくそこに名を連ねている作品であるべきなのだが、稿ではそれを基準に考えることに対して提言を試みたい。ひとくちに「スマホゲー」と言っても、そこにある体験は千差万別である。したがって、そこに当てはめて考えることによって解像度が下がる作品もあるはずだ。 筆者は『原神』や『崩壊』シリーズがそれに当たると考えている。中国出身の友人(日ゲーム会社に務めているアラサー世代)いわく、「日中国におけるゲーム作りは根から考え方が違う」という。多くの場合、日ゲームメイカーは「スマホゲーム」として制作する場合、明確にスマホ用として開発する。一方、中国ゲームデザインは、先にゲームの体験や内容から考えるという。そこにコンシューマかスマホかといった区別はなく、それゆえにマルチプラットフォームであることが求められるのだと。これについては『

    日本と中国で根本から違う「ゲーム作り」の考え方  『原神』『崩壊』で約5400億円の売上を叩き出したmiHoYoの快進撃から読み解く
    jama_ican
    jama_ican 2023/06/23
  • 「SFの醍醐味とは、パスティーシュではないか」 陸秋槎 × 大森望、中国SF対談

    中国SFに何が起きてきたか 大森:さて、今回は陸さんに「中国短編SFの黄金時代とその終わり」というテーマで話していただきます。 陸:写真と一部の資料は「中国SFのデータベース(CSFDB)」というネットサイトで調べました。ここは中国語と英語があって便利。黄金時代とは、劉慈欣の登場から長編の『三体』を出すまでの時代。中国の短編SFが一番盛り上がった時代だけど、私がSFを読み始めた時には終わっていた感じ。だから、経験はしていないんです。 大森:中心が、四天王(韓松、何夕、王晋康、劉慈欣)といわれる作家たち。 陸:1990年代から活躍している方たちで、中国SF雑誌「科幻世界」が作品をいっぱい掲載して、4人についてはみんな日語訳が出ています。一番遅い登場は劉先生で、「科幻世界」の作品が受賞する銀河賞を七年連続で短編で受賞して、一番人気になりました。『三体』以前に長編も出ていて、日で『三体0 

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    jama_ican
    jama_ican 2023/04/01
  • 電気グルーヴが語る、楽曲制作の流儀「悲しみや怒りを無理やり同意させるのはカッコ悪い」

    3月1日、電気グルーヴがニューアルバム『TROPICAL LOVE』をリリースする。同作は、4年ぶりのオリジナルアルバムで、ゲストに夏木マリ、KenKen(RIZE、 Dragon Ash,、LIFE IS GROOVE)、トミタ栞らが参加した。 今回の制作にあたり、石野卓球とピエール瀧は3日間の合宿を行い、歌録り以外のほとんどを、Mac音楽制作ソフトGarageBandで作っていったという。そうして完成した『TROPICAL LOVE』は、電気グルーヴの“最高傑作”であると、以下のインタビューの中で石野卓球は語っている。2015年年末から2016年にかけて公開され、ファン以外からも大きな反響のあったドキュメンタリー映画『DENKI GROOVE THE MOVIE? 〜石野卓球とピエール瀧〜』を経た、今の電気グルーヴのモードとは。ふたりに話を訊いた。(編集部) 「間違いなく最高傑作だと

    電気グルーヴが語る、楽曲制作の流儀「悲しみや怒りを無理やり同意させるのはカッコ悪い」
  • 紅白こそRevoにふさわしい舞台 物語音楽の旗手Sound Horizonが目指すものとは?

    Revoがコミケや「とらのあな」のような同人ショップでCDを頒布するようになったのは2001年以降のことだ。90年代末からゼロ年代初頭というこの時代は、従来から知られていたマンガ同人誌だけでなく、かねてよりのITブームで個人でも安価で作れるようになっていたゲーム音楽CDなどの発表場所として、同人シーンが飛躍的に拡大していた。だからこの時期にRevoが同人市場へ足を踏み入れたことは、全く不思議なことではない。 彼がスタートさせた「Sound Horizon」という一人ユニットは、最初期にはファンタジックな世界観、打ち込みを用いた音楽性、ユニット名を囁くサウンドロゴなど、様々な点でゲーム音楽のようだった。架空のロールプレイングゲームのサウンドトラックというコンセプトで作った作品なのだと言われたら、なるほどそうかと思ったかもしれない。だが音楽シーンに沿わせた言い方をすれば、これはたとえばドイツ

    紅白こそRevoにふさわしい舞台 物語音楽の旗手Sound Horizonが目指すものとは?
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