私の育った家は、 朝日新聞をとり、 赤旗をとっていた。 日教組のドンのお膝元でもあり、 社会の教師は、自虐の歴史観をドンドン教え、暗に共産党がいいでしょ、と示唆する授業をしていた。 共産党は一見いい事を言っているように見えるのに、なぜみんな投票しないのか? という疑問はあった。 もしも共産主義の社会になったとしたら、世界は灰色だな、そうなりたくはないが…とも思っていた。 しかし私は着々と、 社会に対する反骨精神を育み、 共産党や社会党に投票するまでに成長した。 恥ずかしいと思うが、 私の中に引き合うものがあるから、そういう環境に出会い、 そういう方向に進んでいったのだ、と今、納得している。 私の中の引き合うものとは、 私を産んだ母への恨み。 それによる強烈な自己嫌悪、自己否定だ。 母への反抗心が、社会への反抗心となり、 母への復讐心が、社会への復讐心となった。 宇宙の法則であるゼロの法則を