QoS関連のフィールドが増設されており,逆に,基本的にはフラグメントをしなくなったためフラグメントに関するフィールドが無くなっているのが特徴です。さらに,レイヤ2ヘッダやレイヤ4ヘッダでもビットの誤り検査をしていることから,ヘッダチェックサムを廃止しているのも特徴といえるでしょう。 また,IPv4では上位プロトコルを示す「プロトコル」フィールドが,上位プロトコルのヘッダ(TCP/UDP)や,IGMP,IPsecなどのヘッダを考慮し,「次ヘッダ」フィールドとして定義されています。また,それら別のプロトコルのヘッダ以外でも,ソースルートを定義するルーティングヘッダ,モバイルIPやRSVPで使用するヘッダ,フラグメントを行うフラグメントヘッダなども使用できます。これらのヘッダはIPv6ヘッダ(基本ヘッダ)に続く「拡張ヘッダ」として扱われます。これらはIPv4のような可変長オプションが使用されませ