「ダービー馬のオーナーになることは、一国の宰相になるより難しい」というイギリスの名宰相であるウィンストン・チャーチルの言葉は実は作り話だったそうですが、とにもかくにもダービー馬のオーナーになることが難しいというのは事実。日本でも、競走馬を所有するオーナーたちの一つの目標がこのレースを制することであり、あるものが馬主登録をしてわずか2年であっさりと所有馬がダービーを勝つ一方で、毎年ダービーに執念を燃やしながらも今一歩届かないオーナーもいます。 そんな輝かしいダービーの歴史が、東京競馬場に刻まれていました。これまで、どのような馬たちが日本ダービーを制してきたのか、それぞれの馬の写真付きで見られるようになっていたので紹介します。 東京競馬場の正門から入って左手側、ローズガーデンの近くにこのメモリアルプレートは存在します。 1932年、第1回の「東京優駿大競走」を制したのはワカタカでした。 父は戦
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