米サン・マイクロシステムズが米IBMとの買収交渉の再開を希望しているとの報道が米国であった。米ブルームバーグが2009年4月16日(米国時間)に報じた。交渉経緯に詳しい2人の話として伝えた。具体的な交渉は始まっていないともしている。 サンとIBMとの買収交渉は、3月18日(同)に米ウォールストリート・ジャーナルなどが報じたが、その後4月5日(同)に複数の米メディアが交渉は打ち切られたと報じている。今回の報道では、IBMがサン買収の確約をするのであれば、サンとして交渉を再開する用意があると伝えている。 サンが買収の確約にこだわるのは、買収が成立した場合、UNIXサーバー市場や大型テープライブラリ市場(サンは2005年に41億ドルで旧ストレージテックを買収している)におけるIBMのシェアが高くなり過ぎるため、米国や欧州の規制当局による買収の認可には少なくとも1年はかかるとみられているため。4月