ブックマーク / kuroneko356.hatenablog.com (713)

  • ボクシング・デイ - いちばんべったこ

    樫崎茜さん作。 「ち」と「き」の発音が上手くできない栞が主人公。 うまく発音できなくてもからかったりする子はいない。 「ことばの教室」の佐山先生が優しく指導してくれる。 上あごに重曹せんべいを貼り付けて、下が上あごにつくように発音する練習んする。 すぐにできるようになるわけではないが、ゆったりと励ましてくれる佐山先生のおかげで楽しく学校生活が送れる。 心配事といえば、校庭のメタセコイアの木が伐採されるかもしれないこと。 敦志くんが署名活動をして伐採を中止してもらおうとするが、結局メタセコイアの木は伐採されてしまう。 2学期最後の日に佐山先生から教えてもらったボクシングデイのことが心に残る。

    ボクシング・デイ - いちばんべったこ
    japan-eat
    japan-eat 2024/10/16
  • 保護ねこものがたり - いちばんべったこ

    大塚敦子さん作。 作者はこれまで、9匹の保護ねこと暮らしてきた。 いっときに9匹ではなくて、30年間でだ。 今生きているのは沖縄から引き取ったタビオだけだ。 そのねこたちと過ごした思い出を、一匹一匹丁寧に綴っている。 亡くなるたびにもう飼うまいと思うが、獣医師の「ほかのねこたちにも愛を分けてあげたらどうかな」という言葉を思い出して、保護ねこ施設から引き取る。 福島原発の事故で置き去りにされた福ちゃんとも暮らしている。 年老いて他に引き取り手がなさそうだからと引き取ったカリンも、少しの間だけでも大塚さんの家族になれて幸せそうだった。

    保護ねこものがたり - いちばんべったこ
    japan-eat
    japan-eat 2024/10/14
  • 甚兵衛渡し - いちばんべったこ

    渡し船で、港区から大正区に入る。 尻無川を大正橋まで遡る。 大阪の渡し船は、ふね遺産に認定されたそうだ。 尻無川水門が異様を誇っている。 京セラドームが景色に馴染んでいた。 汐見橋駅で、夏に設置されたスタンプを押せた。 陶器神社って、何で有名だったっけ。 大阪の街を貫いて、自転車届けました。

    甚兵衛渡し - いちばんべったこ
    japan-eat
    japan-eat 2024/10/14
  • 大正橋 - いちばんべったこ

    今日は保管場所に自転車を取りに行きます。 次女がまた変な場所に自転車をほったらかしにしたので、撤去されたのです。 これで、通算4回目かな。 場所は知っています。 尻無川のそば。 今回は違うコースで。 大正橋からバスで行けることが分かりました。 港区役所前で下車します。

    大正橋 - いちばんべったこ
    japan-eat
    japan-eat 2024/10/13
  • おはようの声 - いちばんべったこ

    おおぎやなぎちかさん作。 秋田が舞台の物語って、初めてな気がする。 6年生のエリちゃんに憧れている4年生のゆっこちゃんが主人公。 憧れのお姉ちゃんだったのに、ある日エリちゃんは何も言わずに引っ越してしまう。 お父さんの仕事がうまくいかず夜逃げだった。

    おはようの声 - いちばんべったこ
    japan-eat
    japan-eat 2024/10/13
  • ジューンドロップ - いちばんべったこ

    夢野寧子さん作。 主人公しずくは、頭痛を伴う閃輝暗点をよくおこす。 うちの嫁さんもたまに起こす。頭痛はなくて、しばらくすると治ります。 縛られ地蔵のある川沿いの公園で、タマキという子と出会う。 仲良くなってしばらくしてから、その子の当の名前はメイだと分かる。 タマキは、死んだ妹の名前だった。 しずくのお母さんは不妊治療をしているが、なかなかうまくいかない。 ふとしたことで、自分の部屋に引きこもってしまう。 しずくはそれが、縛られ地蔵に自分がした願い事のせいだと思っている。 物語は、しずくがだれかに語りかけている言葉で展開される。 時々「あなた」という言葉が挟まれて、きっとその「あなた」に向けて語られているのが分かるのだけれど、「あなた」が自殺したしずくの当のお父さんだとわかるのは、最後のページだ。

    ジューンドロップ - いちばんべったこ
    japan-eat
    japan-eat 2024/10/08
  • 義父母の介護 - いちばんべったこ

    村井理子さん作。 はー、面白かった。 村井さんにとっては、大変なことなのに面白おかしく読ませてもらうのが、申し訳ないような楽しいような・・・。 翻訳の仕事をしながら、ケアマネさんやヘルパーさん、訪問看護師さんと連絡を取り合い、呼び出されるたびに車を走らせ、義父さんのわがままに笑顔をつくり、認知症の義母さんに話を合わせ、最後には実の息子である夫にバトンタッチした。 として嫁として、その状況をすんなり受け入れたのでなく、文句を言い拒絶しながら、書いて残すために介護に関わったというところが、この人のすごいところです。

    義父母の介護 - いちばんべったこ
    japan-eat
    japan-eat 2024/10/08
  • 道の駅いながわ - いちばんべったこ

    嫁さんと一緒なので、自転車使わなくても行ける道の駅を探し出かけました。 能勢電日生中央からバスで15分ほど。 ここも、阪急バスのエリアです。 花や野菜が買えました。 お米を精米してもらってたらバスの時間が迫ってきて、ヒヤヒヤしました。 乗り過ごしたら、次は2時間後。 無事に乗れて昼過ぎに帰ってこれました。 おかげで、娘のSOSに応えてすぐ手伝いに行けました。

    道の駅いながわ - いちばんべったこ
    japan-eat
    japan-eat 2024/10/06
  • ばあちゃんの笑顔をわすれない - いちばんべったこ

    今西乃子さん作。 スミさんというおばあさんにスポットを当てた介護施設のお話。 そこではアニマルセラピーをしていて、犬を抱いたり撫でたりしている高齢者さんが、ほんとにいい顔してはる。 スミさんは認知症が進んで、毎週会いにきていた夫の雅さんがバイクの事故で亡くなっても分からない。 かわいそうだったのは、愛犬のコロが飼い主がいなくなって保健所に連れて行かれたこと。 外国のように、犬やネコと入れる施設が日にもできるといいのにな。 新総理にはそういう施策も望みたい。

    ばあちゃんの笑顔をわすれない - いちばんべったこ
    japan-eat
    japan-eat 2024/10/04
  • 謎が解かれたその日から - いちばんべったこ

    発達障害の3きょうだいとお母さんの物語。 国立ともこさん作。 小学6年の2学期から学校に行けなくなったはなちゃん。 4年生の時に教室へ行けなくなったじろくん。 入学式の時から不適応を起こしたたろくん。 3人を育てながら離婚し、それでも子どもに寄り添ってがんばって来たお母さん。 ウロウロする子をちゃんとさせろと指図し、できなかったらぼくらのことを力がないと言ったあの校長に、このお母さんの辛さは分からないだろう。 疲れ果ててるお母さんに、甘いものでもべてお茶しませんかと誘った支援学級の先生もすばらしい。

    謎が解かれたその日から - いちばんべったこ
    japan-eat
    japan-eat 2024/10/02
  • 「夫の介護」が教えてくれたこと - いちばんべったこ

    川村隆枝さん作。 作者は、仙台医療センター麻酔科医。 夫は、産婦人科病院院長。 夫が脳卒中で倒れ半身不随になってから、病院を畳み仕事をしながら介護した記録。 自宅介護を経て、施設に移る。 この人の介護のモットーは、夫を幸せにするためにまず自分が幸せになること。 だから、介護をしながら美味しいものをべ、仕事も続ける。 ぼくらより、ひと世代上の人だ。

    「夫の介護」が教えてくれたこと - いちばんべったこ
    japan-eat
    japan-eat 2024/10/01
  • カラスネコチャック - いちばんべったこ

    野田道子さん作。 白ネコユキヒメから生まれた5匹のうち、一匹だけクロネコだったチャックの物語。 ほかの子はみんなもらわれて行ったのに、チャックだけは見つけてもらえなくて、ノラネコとして生きていく。 子分のようなハクとともにかめの森をすみかとし、うまの森の三五郎と戦う。 『ルドルフとイッパイアッテナ』のようなネコが主人公のお話です。

    カラスネコチャック - いちばんべったこ
    japan-eat
    japan-eat 2024/10/01
  • おまけの人生 - いちばんべったこ

    あー、面白かった。 川達雄さん作。 作者はナマコの研究をしてきた生物学者。 3章に分かれていて、3つ目は道元さんの正法眼蔵を読み解いていて、興味深かった。 なんだか長い長い講演を聞いているようだなと思ったら、永平寺で道元フォーラムの時に講演された話だった。 時間の話はなかなか理解できなくて、自分の理解力の無さに呆れてしまったが、次の部分を読んでそう考えればいいのかー、とスッキリした。 「ベルトコンベア的なものと、時間をみなしてしまえば、時間の奴隷になるしかありませんし、老人は若者のなれの果てでしかないでしょう。のように道元のように前後裁断、時間を区切ってしまい、老人の時間は老人の時間で質の違うものだ、だから若い時とは違う時間を生きてやるぞ!と決意すれば、自ら積極的に時間に関わることができ、元気が出る気がするのです。老人が元気になれる時間觀、世界観が今こそ必要なんですね。道元は大いに参考に

    おまけの人生 - いちばんべったこ
    japan-eat
    japan-eat 2024/09/29
  • ひと箱本屋とひみつの友だち - いちばんべったこ

    赤羽じゅんこさん作。 ひと箱屋で買ったの作者に会ったら、同じ小学生だった。 そして、その子は車椅子ユーザーだった。 気を遣いながら接していたら、優しい仲間はずれだと言われた。 お祭りに一緒に行く場面あたりから、面白くなってきます。

    ひと箱本屋とひみつの友だち - いちばんべったこ
    japan-eat
    japan-eat 2024/09/29
  • 天下茶屋跡 - いちばんべったこ

    自転車で、岸里玉出の駅を目指します。 途中で行き着いた天下茶屋跡。 戦災に会う前は、この地に5千平米のお屋敷があったそう。 400年前に秀吉が堺や住吉大社への行き帰りに茶の湯を楽しんだ場所。 今は、この小さな土蔵と石碑、石仏が残るのみ。 岸里玉出は、岸里と玉出駅が合体してできた駅で、旧岸里駅で高野線と汐見橋線が分岐しているし、坂道になってたりしてほんとにややこしい。 なかなか改札のあるところに辿り着けない。 細いぐにゃぐにゃ道を行ったり来たり。 おかげで、こんな建物に出くわしました。民泊施設らしい。 ようやく、岸里出口を見つける。 駅スタンプは、改札外に分かりやすく置かれていました。 へー、天下茶屋や新今宮、汐見橋にも設置されたんだ。 うれしかるかる。 この後、図書館と天下茶屋駅を回りました。

    天下茶屋跡 - いちばんべったこ
    japan-eat
    japan-eat 2024/09/28
  • アゲイン - いちばんべったこ

    あんずゆきさん作。 子ども堂のことがよくわかる一冊でした。 主人公アオイのお父さんはカレーの店をしていて、感染症の流行のため店がたち行かなくなります。 クラスでひとりぼっちになってしまったアオイは、いつもツンとしているカリンと偶然であって、子ども堂に入ります。 毎週土曜日が楽しみだったけど、かりんが引っ越すことになり、またひとりぼっちに。 でも、休業中のお父さんを手伝う気になり、店が再開できることになります。

    アゲイン - いちばんべったこ
    japan-eat
    japan-eat 2024/09/28
  • ひとりかもしれない - いちばんべったこ

    岩瀬成子さん作。 この物語も、思っていることがなかなか言えない女の子が主人公。 世里ちゃんが幼なじみのタカヒロのことを好きだと分かって気持ちがモヤモヤしたり、近所のおじさんに車に傷をつけただろうと疑われてもはっきりと違うと言えない。 でも、タカヒロのひとことで気持ちが吹っ切れる。 同じ人が好きでも、世里ちゃんが、 「わたしたちって小学生じゃん、高校生みたいにつきあったりするわけじゃないもん」「とりあいをしたりしないし」という場面がとでもよかった。 この人のはこれからも読み続けたい。

    ひとりかもしれない - いちばんべったこ
    japan-eat
    japan-eat 2024/09/27
  • 杉森くんを殺すには - いちばんべったこ

    長谷川まりるさん作。 主人公は、ヒロ。 ステップブラザーのミトさんに、「杉森くんを殺すことにした」と伝えるところから物語が始まります。 どういうこと、と思いながら読み進めていくと、まず杉森くんは女の子でヒロの親友だったことが分かります。 次に分かるのは、杉森くんはもう死んでしまっているということ。 ヒロは親友の自死をうけとめられず、支えてあげられなかったことに耐えきれなくて、自分が殺すことにして罪悪感をなんとかしようとしていたのでした。 最後の方でミトさんが話す「トラウマ島」の例えで、悩んでいる人への関わり方を教えられました。

    杉森くんを殺すには - いちばんべったこ
    japan-eat
    japan-eat 2024/09/26
  • 絶対的ストライク - いちばんべったこ

    監督が退任を決めてから、我がチームはなぜか4連勝。 それにもまして不思議なのは、嫁さんが三日間試合がないことを寂しいと言っていることです。 今まで野球には全然興味がなかったのに、カリステのインスタを見てから「カリステ〜」と応援してくれるようになり、だんだん選手の名前を覚えるようになりました。 今では、マルティネスのこともマルちゃんと呼んで、登場すると喜んで迎えています。 「絶対的守護神」という言葉を覚えて、マルティネスがズバッとストライクを入れると、テレビに向かって大きな声で 「絶対的ストライーク」と叫んでいました。

    絶対的ストライク - いちばんべったこ
    japan-eat
    japan-eat 2024/09/26
  • 本物の読書家 - いちばんべったこ

    読み終わりました。 乗代雄介さん作。 『未熟な同感者』を併録。 ほとんど関わることのなかった大叔父を、入所することになった老人ホームに主人公が付き添っていく話。 ボックス席の向かいに座った大阪弁を喋る男とのやりとりで話が進んでいく。 その男がとんでもない文学通だ。 主人公も文学通なのだが、それにもまして大叔父が川端康成の代筆者だったことがわかってゆく。 景色は変わってゆくが、常磐線車内で物語が進んでいくのが面白い。 2作目は、サリンジャーのを講読する大学のゼミでの話。サリンジャーの戦争体験が生々しかった。 「松直棘曲」の読み方を初めて知った。

    本物の読書家 - いちばんべったこ
    japan-eat
    japan-eat 2024/09/23