『幸福 (LE BONHEUR)』を40年ぶりで鑑賞しました。 初めて観たのは15歳の時、親同伴でなく映画を観た、あれが初体験だったな。 「観たい映画がある」という同級生にくっついて映画館に行ったんですが、映画を観慣れていないワタシには、さっぱりわからんフランス映画でした。 話は、妻と2人の子供と幸せな生活を送る夫が、愛人をこさえて、それを妻に話すと妻は入水自殺してしまい、夫は愛人と所帯を持って子供2人と幸せな生活が始まるというもの。 15歳のコムスメには、ちと難解だったわね。 映画自体はピンと来なかったけれど、全編に流れるモーツァルトのクラリネット五重奏曲が素敵で、40年たった今でも忘れられずに、頭の中でリフレインする大好きな一曲になりました。 私をこの映画に誘ってくれたのはイトーさんは、 クラスでは地味な存在でしたが、彼女が筆を取ると、先生が舌をまくほどの絵や文章を生み出す人でした。映