南足柄市と静岡県小山町の県境にある足柄峠で14日、「足柄峠笛まつり」が開催される。 秘曲の伝承地 平安時代後期に奥州(東北地方)の内乱に乗じて源氏が攻め入った「後三年の役」(1083〜1087)で、苦戦を強いられる兄・八幡太郎義家を助けるために、新羅三郎義光(源義光)が京都から出兵。中秋の名月の夜、東西を結ぶ交通の要所だった足柄峠に露営した際、戦地に赴き、秘曲の伝承が途絶えてしまうことを危惧して師・豊原時元の息子の豊原時秋に、「笙(しょう)」の秘曲を伝承したという云われがある。その際に義光が腰をかけたとされる「笛塚」の供養を行う足柄峠笛まつりは、1972年から中秋の名月の前後、毎年9月の第2週の日曜日に開催されている。 43回目を迎えるこの祭りでは、笙の名人、新羅三郎義光が笙の秘曲を伝承したという故事にちなみ、「新羅三郎義光吹笙之石」(笛塚)の前で、雅楽の演奏による笛塚供養が行われる。 内
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