明治期のガラススライド(種板)を当時の幻燈器(プロジェクター)で浮かび上がらせるイベント「四天王寺幻燈會」が10月4日、大阪市天王寺区の四天王寺・安養殿で開かれる。ガラススライドには武将の高貴な姿をはじめ、表情豊かな女性もユーモアをまじえて描いており、当時の味わい深い世界が堪能できる。 関西古書研究会が毎年、春と秋に開催している「大古本祭り」のプレイベント。初期映画機器とフィルムの収集・研究をしている大阪芸術大非常勤講師、松本夏樹さん(62)の映写と語りで、明治の幻影をよみがえらせる。 幻燈は、灯油ランプなどの光源を利用して静止画像を大写しにするスライド。18世紀後半、オランダとの貿易を通じて日本に入ってきた。 今回上映するのは、日露戦争(明治37、38年)のころに制作されたガラススライド約20枚。 このうち浮世絵師の小林清親が描いた百面相図は、明治期の女性が風呂に入っている際に、熱い湯
![来月4日、大阪・四天王寺で「幻燈會」 明治期のガラススライド楽しんで - MSN産経ニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/f1cbd7a3230c93cd7fa3146ea845be3fada45515/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fsankei.jp.msn.com%2Fimages%2Fsns%2Fmsnsankeinews.jpg)