前回は夏祭りの定番、「金魚すくい」が上達するコツを取り上げた。実は、この金魚すくいには「全国大会」が存在するのをご存じだろうか? 今回は、多くの人をとりこにしてやまない金魚すくい大会という競技の面白さについて紹介したい。 全国金魚すくい選手権大会は毎年8月後半に奈良県大和郡山市で開催される。全国各地から集まった2000人近い腕自慢の選手たちが、その頂点を決めるために競い合う、夏の一大イベントである。大勢が集まって金魚すくいをするなんて話を聞くと、陰気な雰囲気を想像されるかもしれない。だが、この大会はテンポの良いBGMが流れる中、司会者の熱い実況とともに行われるにぎやかな大会である。年齢層も小学生から高齢の方までと幅広い。 夏祭りの金魚すくいとは異なり、3分間という制限時間の中で、1枚のポイ(すくう道具)で何匹の金魚をすくえるかを競う。シンプルなルールながら、実際にやってみるとかなり奥が深く
末期の食道がんで入院していた大学病院から山谷のホスピス「きぼうのいえ」へ移り、安心した表情を見せる玉ちゃん。壁には元気だった頃の写真や仲間からのメッセージが飾られていた=中村藍撮影 ◆山谷玉三郎の生涯 家業から逃れ漂着 頬の肉はそげ落ち、きゃしゃな体がいっそう小さく見えた。6月14日、通称・山谷玉三郎(さんやのたまさぶろう)さん(66)が余命3カ月と宣告されたと聞き、東京都内の大学病院を見舞った。「玉ちゃん、来たよ」。呼びかけると、かすれ声で「もうすぐ夏祭りだよ」とつぶやいた。「山谷に帰りたい?」と尋ねると、「帰りたいねえ」と目を閉じ、そのまま眠りに落ちた。 玉ちゃんを知ったのは1999年。バブルはとうにはじけ、東京・山谷は仕事にあぶれる人が増えていた。都内の野宿者はこの年、ピークの5798人に達する。当時、記者に転職する前の私が、日雇いの「寄せ場」とされる山谷を訪れたのは、「社会の最底辺
奈良市の平城宮跡を光で彩る「天平たなばた祭り〜平城京天平祭・夏〜」が26日、始まった。色鮮やかな奈良時代の装束に身を包んだ男女約60人が大極殿周辺を練り歩く「天平七夕行列」があり、多くの来場者でにぎわった。28日まで。 平城京天平祭は奈良県などの主催で2011年から開催。旧暦の七夕が8月ごろである…
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