第6回の続きです。 【第15章・・・ゴジラ2度目の復活】 1999年、『ゴジラ2000MILLENNIUM』(本篇監督・大河原孝夫、特技監督・鈴木健二、音楽・服部隆之)でゴジラは日本映画界に4年ぶりの復活を果たします。本作でゴジラは『ゴジラVSシリーズ』よりも小さい身長55メートルとなりました。そして本作からはほぼ毎回のように設定をリセットするようになります。 【関連:ゴジラ60年の歴史を振り返る 第1回(全7回)】 ストーリーでは、ゴジラを研究しようとする学者とゴジラを退治しようとする政治家の対比という、1954年の『ゴジラ』を彷彿とさせる構図が描かれました。 ただ、CGの出来がいまひとつだったり、タコ型宇宙人が出てきたり、フィクション性の高い超兵器が登場しなかったり、せっかくの新作ゴジラ映画なのに昭和の特撮作品で活躍した俳優が『ウルトラマンレオ』でブラック指令を演じた大林丈史ぐらいだっ