【私の評価】★★★★★(91点) 要約と感想レビュー 「君主論」とは、官僚であるニッコロ・マキアヴェリが書いた16世紀のイタリア・メディチ家に対する性悪説に基づく助言です。 その支配者としての基本は、市民から愛され、恐れられること。そして、避けるべきは、市民からの憎しみと軽蔑です。 ・自らが治める市民に愛されることはもちろんけっこう。また、恐れられることもけっこうだ。しかし、憎まれることと、軽蔑されることはあってはならない(p7) では、軽蔑される行動とは、どういうものでしょうか。それは、まわりのアドバイスにふりまわされること。自分の考えに信念がなく、判断がぶれるリーダーです。 リーダーは好かれる必要はありませんが、恐れられる必要があります。いわんや部下の助言に右往左往するようでは、部下から舐められてしまいます。部下をコントロールできなければ、組織は成り立たないのです。 ・まわりのアドバイ
