【私の評価】★★★★☆(85点) 要約と感想レビュー 書店は書籍を置くだけの場所 紙の書籍の売上高が低下しています。赤字で閉店する書店が多く、書店はピーク時の2万5000店から半分以下の1万1000店にまで減っているという。書籍が売れないので、普通の書店では、売り上げの半分が雑誌とコミックで、何とか経費をまかなっている状態だという。 本来、書籍販売は、再販売価格維持制度と、返品自由の委託制度で守られ、リスクの小さい商売でした。ところが保護すれば弱くなると言われるように、書店は書籍を置くだけの場所となり、出版社は粗製乱造で新刊を大量に作って、取次に押し込んで売上を作るようになってしまったというのです。 その結果、新刊は取次か出版社が配本数を決定して、書店に送られてくるので、小さい本屋さんには売れる新刊は配本されないのです。本当に書店は、本を置くだけの場所なのです。さらに、在庫のない本を取次に