『行こうぜ、水道橋まで!』 ロックスター(Vo.フルカワ)はいつもライヴの度にそう言って観客を煽っていた。 2012年4月、バンドは念願の水道橋でライブを行った。 しかも解散ライブに、だ。 しかし、残念なことに、水道橋は水道橋でも、東京ドームは東京ドームでも・・・東京ドームシティホール。 ファンも悔しそうなら、バンドも悔しくてしょうがないのがヒシヒシと伝わる解散ライブだった。 ロックバンドがエンターテイメントを演出できることを証明したバンド DOPING PANDAは凄いバンドである。 今あるフェスブームは彼らのおかげと言っても過言ではないと私個人は思ってる。 だって2002年の時点でこんな完成されたディスコロックを奏でるバンド、存在していなかった。 邦楽ロックの歴史の教科書に、「フェス=ダンス空間」という項目が追加されたのは一重にこのバンドが居たからである。 電話ズもサカナクションもBB