「半日かかっていたやりとりが15分で」 スマートグラスを使った遠隔作業支援、水処理大手・オルガノの活用法は? 風景に情報を重ねて表示する“スマートグラス”は、スマートフォンの次に広がる情報端末として注目を集める製品の一つだ。しかし、実際に身に付けている人を街で見かける機会はほとんどない。これまで数々の企業が個人向け製品のリリースにチャレンジしてきたが、技術や社会的な課題によって、普及するまでにはもう少し時間がかかりそうだ。そんな状況のスマートグラスはいま、法人向け用途に活路を見いだしている。 水処理の総合エンジニアリング大手・オルガノ株式会社(東京都江東区)は、コニカミノルタとブイキューブが共同開発した遠隔作業支援システムの実運用を始めた。水処理プラントの施工や検査時における本社と現場のコミュニケーション時間短縮など、現場業務の効率化をスマートグラスで実現しつつある。 実証実験で効果を検証