名古屋市の河村たかし市長が初めて臨む同市議会6月定例会が19日開会し、河村市長は所信表明で「どえらけにゃあ面白い街をつくる」と名古屋弁で意気込みを語った。「すごく」を意味する「どえりゃあ」よりもさらに強く、「ものすごく」にあたる「どえらけにゃあ」という表現で熱意を強調。市民税10%減税や予算の使い道を地域が決める地域委員会など「日本初」となる政策を挙げ、「歴史に残る街として後世に伝えられることになる」と宣言した。 また、市長選で繰り返していた「税金を払う方が地獄の苦労で、税金で食ってる方が楽をしている」との主張についてもあらためて触れ、「残念ながら真実。議員、公務員に嫌われたとしても、汗水たらして働き、税金を納める苦労をしている皆様のためにも言い続けないかん、というのが変わらぬ信念」と主張した。 定例会は7月7日まで。市民税減税条例案や民間の副市長を登用する人事案などが審議される。