前節の浦和戦では、伊藤との連係から放った決定的なシュートが、浦和の阿部に間一髪クリアされた。その前の5節・仙台戦でも、ペナルティエリア内の混戦から右足を振り抜いたショットが、相手GKのビッグセーブに阻まれた。 現在発売中の「サッカーダイジェスト(5/14号)」のインタビューで、アデミウソンは「“その瞬間”は近づいてきている予感がしている」と語っていたが、その言葉どおり、いくつかの惜しいチャンスを経て、7節・湘南戦、ようやく歓喜の瞬間を迎えた。 意地の悪い見方をすれば、期待を裏切り続けた感はあるものの、名門サンパウロの出身で、ブラジルU-21代表の背番号10をつける超逸材は、やはり“本物”だったと言っていいだろう。 9分、齋藤の縦パスを兵藤が右足のヒールで後ろに流す。そこに走り込んだアデミウソンがダイレクトで叩く――放たれたシュートは低い弾道で一直線に湘南ゴールに突き刺さった。 待望の来日初
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