タグ

ブックマーク / d.hatena.ne.jp/FUKAMACHI (10)

  • 一億総ヤクザ - 深町秋生の序二段日記

    うつくづくなんというかアナーキストでノーフューチャーな気分だ。安全ピンをシャツや耳にいっぱい刺して、発煙筒をもくもくと焚きながら街を練り歩きたい。アンチクライスト。ロンドンコーリング。女王陛下。 朝青龍の引退に続き、スノボ選手の服装問題(べつに問題でもなんでもないことを、さも問題であるかのように扱う世の中がすくいがたい病気だと思う)などを見ると、怒る前におそろしくなってくる。 この恐怖感はべつに今に始まったことじゃなく、成人式に参加した数万人のうちに含まれるごくごくわずかなお調子者のために社会面を数段ぶち抜きで報じた新聞(私の故郷の地元紙は社会面の3分の2ぐらい使って、酔っぱらってガラスを割ったバカに筆誅をくわえていた。社説もばっちり説教モード。新成人を祝福するどころか、みんな憎悪しているのがよくわかった)や、豊田商事会長刺殺事件やロス疑惑や松サリン事件を経てもまるで変わることのないメ

    一億総ヤクザ - 深町秋生の序二段日記
    jazzanova
    jazzanova 2010/02/16
  • コンビニ。バブル後の夢を食らって - 深町秋生の序二段日記

    たとえば私の故郷の近くに米沢市という町があるのだが、たいそうでっかい流通団地があり、それこそちょっと前まではたくさんの派遣労働者を抱えて半導体やらテレビの部品やらを作って羽振りがよかったのだけれど、金融バブルが弾けて輸出産業がぽしゃってからはどこも虫の息であってハローワークはぎゅうぎゅう状態。 工場近辺にあるコンビニも、今まで派遣のあんちゃんが、弁当やらチュウハイやらをどかどか買いこんでくれたのだが、こんな状況であるために同様に虫の息……という噂を耳にしていた。まあどこの地方でも転がっている話である。 車を脚のように使う田舎にあってはこの厳しい時代、定価で売りつけるコンビニなんて利用する人は減る一方で、この辺鄙な田舎である南陽市にすらイオン系の24時間スーパーができたこともあり、コンビニ討ち死にの風景がそこかしこで見られるわけだが、これもよく聞く話である。潰れたコンビニの建物に千円床屋や中

    コンビニ。バブル後の夢を食らって - 深町秋生の序二段日記
  • 深町秋生の序二段日記

    では一句。 八百長は 相撲もだけど 裁判も と、皮肉をぶちぶち言いたくなるような5月場所であった。 「なんでこれで(裁判に)負けなあかんねん!」という週刊現代側の慟哭が聞こえてきそうな迷勝負が飛び出して大笑いしてしまった。 私は長年のプロレスファンだけあって、「八百長はあってもいいけど、バレてはいけない」という独特の基準を持っている。しかし相撲ファンでもなんでもないトーシロの目から見ても、「お前ら、いい加減にしろよ」とツッコミを入れたくなるほどゆるかった。 筋書きがあるのなら、なおのことハッスルせんかい! と力道山や梶原一騎の霊が降りてきてそう叫ばせるのだが、まあ力士の場合は楽するためにやるのだからしょうがないだろう。いつまで銭を払う価値が保てるかどうか疑問だけれど。 http://www.nikkansports.com/sports/sumo/news/p-sp-tp3-2008101

    深町秋生の序二段日記
    jazzanova
    jazzanova 2009/05/25
  • 深町秋生の序二段日記

    NHKで放送されたPerfumeのライブ番組を見た。 先月行われた武道館ライブの模様とPerfumeの紹介、ライブに到るまでの裏側まで撮影した非常に手堅い作りになっていた。これはライブ映像だけをドンと提供したDVD「GAME」より貴重かもしれない。 肝心のライブ映像自体は、迫力という意味では「GAME」に負けるかもしれない。ZEPP東京という約3000人規模の会場にぎゅっと凝縮された熱気やうねりに比べると、武道館はやっぱりでかい。ステージも巨大すぎ(しかもステージは2つ)、テレビの画面を通してみると、そこに娘さん3人オンリーというのは視覚的にちょっとスカスカな感じがした。実際に参加してみるとレーザー光線がびかびか、電飾ぎらぎらで華やかだったのだけれど。あと観客もぎゅうぎゅうに圧縮されていないのでヤケクソ感がなかったのも一因かもしれない。なくていいけど。 とはいえ、あのライブではわからなかっ

    深町秋生の序二段日記
  • 深町秋生の序二段日記

    忙しいうえに疲れがとれない。 いやあホントにきつい。こういうときは軽い文章&偏差値低めな映画でも見てしのぎたいなあということで、先日は未見だったザ・ロックの「ワイルド・タウン 英雄伝説」を見ていた。田舎町の保安官が、ギャンブルや麻薬などで街を牛耳る悪漢たちをぶっとい角材でぶっとばすという……かつて映画秘宝誌でてらさわホーク氏が「21世紀に作られたとは思えない作品」と書いてらっしゃったと思う(もちろんそれは褒め言葉だ)。高度なCG世界で華やかに活躍するアメコミ作品が上映される現代で、元プロレスラーが角材持って田舎町で大暴れするという映画もあっていいはずだ。なごむ。 なごむといえば、こちらも負けていない。よく読むのが日ピンサロ研究会のテキストである。 http://www5.ocn.ne.jp/~matrix/pink.htm(日ピンサロ研究会 このトップページは会社や学校で読むのはやめた

    深町秋生の序二段日記
    jazzanova
    jazzanova 2008/09/25
  • 深町秋生の序二段日記

    脊髄反射エントリ。 今日発売のPerfume「love the world」が届く。 すでにカップリング曲「edge」(「一番硬くてとがった部分をぶつけて」と露骨にセクシャル全開な歌詞で最初聴いたときはひっくりかえったけど。なにを歌わせとるんだ、中田!!)も合わせて1000回くらい聴いていたので驚きはないものの、同封されていた「激レア企画」のカードにやっぱり失神したのだった。 その1はPerfumeのオリジナルグッズプレゼント。100名様に。ふんふん。 その2。「GAME」ツアーでメンバーが着用した衣装を9名様に(リストバンド×3 マント×3 Tシャツ×3) ギャーーーーーーーーーーーー!!! マジかよ!! 彼女たちが着用した衣装だって!! 彼女たちが着用した衣装!! 着用した!! あ〜ちゃんが着たやつを!! いくつCD買えば手に入るんだ!!! 3ケタか、4ケタか、それが問題だ!! とまあ

    深町秋生の序二段日記
  • 深町秋生の序二段日記

    速水健朗さんの「自分探しが止まらない」を読んだ。 読み終えたあとに感じたのは恐怖だった。この感覚は斎藤貴男の傑作ルポ「カルト資主義」でも感じたが、現代日に覆う得体の知れないものの正体に肉迫しているように思える。凡庸な表現になるが、これこそが警鐘を鳴らしてくれる「社会の木鐸」というやつなのだろう。 ただ違和感を覚えたのは帯だ。バックパック背負った若者とゴス娘のヘタウマイラストがあって、「こんな若者にはもううんざり」と挑発的な文句が並んでいる。これはベストセラー新書の「他人を見下す若者たち」とかにならったものなのかは知らないが(こっちの著者名も速水だ)、の内容と乖離した帯は、宣伝になるどころか上滑りするだけではないかと思う。あれは「こんな若者につけこむ輩にはもううんざり」とすべきだったのだ。でもこれじゃあまり宣伝にはならないのか。 http://d.hatena.ne.jp/S2D2/2

  • 深町秋生の序二段日記

    大人の映画を見た。「アメリカン・ギャングスター」は今年のベスト3に入れたい傑作だ。 なにが大人かといえば、これは麻薬売り対刑事という図式だが、勧善懲悪のないグレーゾーンの世界が濃厚に描かれていたことだろう。徹底的にそぎ落とされた脚が、説明過多な作品ばかりの現代では心地いい。(つまりボヤボヤしていると話がわからなくなる恐れがある) やはりまず第一に、70年代NYの黒人麻薬王フランク・ルーカスを演じたデンゼル・ワシントンがすばらしい。来なら麻薬売りなんぞ共感しにくい悪党なはずだが、魅力をぷんぷん振りまいて観客を魅了する。警察組織となれあい、混ぜ物ばかりの粗悪なヘロインがはびこる中で、度胸一発タイの奥地まで入りこんでは純度100%のハイクオリティなヘロインをフランクは買いつける。「よい品をより安く」という、まるでダイエーの中内会長のような流通革命を巻き起こすのだ。 もちろんそれはより社会に害

    深町秋生の序二段日記
    jazzanova
    jazzanova 2008/02/04
    見てみたい
  • 深町秋生の序二段日記

    あ〜あ。 明日は一年でもっとも忌まわしい日1月4日である。憂だ〜。 さてずっと年末年始は東京にいた。31日はPerfumeのカウントダウンライブ。Perfumeのパフォーマンスやスタッフの自由度高い演出は文句なしであった。だがZEPP東京は一度消えてなくなったほうがいいかもしれない。 このライブ会場の真ん中にいることはこれすなわち失敗を意味するのだと肌で知った。段差がないために、ほとんどステージで何が起きているのかがわからないのだ。ほとんど海でおぼれているような状態。たまに陸地が見えるようなああいう感じである。爪先立ちになるとどうにか、3人の胸から上の姿が確認できる程度。 「こうなったら前へ行くしか!」と思ったけれど、柵があったり、ハンパなく人が詰めこまれているので身動きが取れない。しかもどういうわけか周囲は雲をつくような大男ばかり。せっかくのダンスパフォーマンス「Perfumeの掟」も

    深町秋生の序二段日記
    jazzanova
    jazzanova 2008/01/04
    自分は結構前の方の真ん中あたりに居たけど最初から最後まで戦場だった。身長が高いので結構見れたけどそれにしてもあれは辛い。
  • 深町秋生の序二段日記

    ずこーーーーー!!! と、ずっこけてしまった。当にもう上下逆さまになるくらいに。 いや、別にリアルに転んだのではなく、よそ様のブログを読んでいて、心の中でずるっといってしまったのだ。 http://d.hatena.ne.jp/inumash/20070124/p1(想像力はベッドルームと路上から。「我々は孤独だ」という想像的貧困が生む暴力) 若き思想家と言うべきid:inumashさんのブログが実にエキサイティングで面白いのだが、コメント欄のところで思いっきりずるっといった。いやinumashさん自身は実に真摯で大人な対応なのだが、そこに書き込んだkyouなる人物のコメントに驚いてしまったのだ。 inumashさんのブログは政治的な内容に及ぶため、コメント欄には罵倒や挑発意見が書き込まれることが少なくはない。まあそれ自体は全然珍しくもないのだが、この人物のコメントにはぞくぞくさせられた

    深町秋生の序二段日記
    jazzanova
    jazzanova 2007/02/02
    http://homepage2.nifty.com/pierrot2001/ どうやら主婦のようだ
  • 1