検索エンジンの定義を見直すとき 検索エンジンマーケティング(SEM)をめぐる環境は、相変わらず激しく変化し続けている。背景にあるのは、GoogleとYahoo!、Microsoftという検索エンジン3強による競争が激化していることだ。この競争によって各社は新たなサービスを次々と投入するようになり、そしてその結果、検索エンジンの定義自体を変えてしまうような新たなパラダイムが登場しつつある。 それはたとえば、デスクトップ検索やビデオ検索、書籍全文検索、商品検索など、従来は検索エンジンがターゲットにしていなかったようなものを検索対象として取り込む動きが挙げられる。「ゆりかごから墓場まで」というわけではないが、人びとがコンピューティングの中で利用するありとあらゆるオブジェクトを、検索エンジンは覆い尽くそうとしているように見える。 一方で検索エンジンは、ブログなどで利用されているRSS検索やニュース