坪井康晴（３７＝静岡）が準優１１Ｒをインから逃げて圧倒、優勝戦１号艇をつかんだ。「課題だったかかりが良くなって足は全く問題ないですね」とレース後は会心の笑顔を見せた。意外にも住之江はまだ優勝がない。「初優勝したいですね」と少しはにかんでみせた。

立間充宏（４０＝岡山）が外枠２走を克服し、２、１着としっかり結果を残した。ここまでオール３連対をキープするが、歯切れはいまひとつ。「いいのは一瞬の出足だけですね。ピット離れも悪いし、伸びも良くなかった。面白い足ではないよ。乗り手の問題なのかな」と仕上がりに関しては不満を口にした。

１１Ｒに登場した中田竜太（２７＝埼玉）は道中、２度の逆転劇で快勝。得点率６位で予選突破した。 １Ｍはイン赤岩善生、１番差し浜野谷憲吾らＳＧ覇者の間にまくり差しを入れた。２Ｍは赤岩に差し返されたが２周１Ｍで再逆転。「いいターンができたと思います」と顔をほころばせた。昨年は準優を勝って優勝戦１号艇をつかんだが、「（準優は）イン戦ではないし、そこはリラックスして」と平常心で連続優出を狙う。

若手の成長株として期待された、地元東京支部の荒井翔伍（２５）は、健闘及ばず準優進出を次点で逃した。 厳しい条件の中、３コースから出た６Ｒは山田竜二と激しい競り合い。２周１Ｍで気合のターンで振り切り、１着を奪取した。１１Ｒは４コースから懸命に前を追って３着を確保。得点率６・００としたが、同点の３人の中で着順点が悪く１９位。それでも「また来年、頑張ります」とリベンジを誓った。

１０５期初のＳ級レーサー渡辺雄太（２０＝静岡）が、大宮２日目８Ｒの一般戦でＳ級初勝利を挙げた。最終ホームから一気のカマシで先制。後続の援護もあったが最後まで力強く押し切った。「別線はイン粘りか中団取りだと思ったので、まずは出切ってからと思って踏みました。初勝利は良かったですけど、丸山（啓一）さんが残してくれたおかげだと思います」と控えめに振り返った。それでも番手を回った丸山は「直線では抜ける気がしなかった。すぐ優勝しますよ」と、その素質に太鼓判を押していた。次戦地元静岡Ｆ１での凱旋（がいせん）シリーズを前に、最終日も風を切る。

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平高奈菜（２７＝香川）が得点率争いのトップに立った。ここまで５走して３勝、２着２回のオール２連対。 出足、回り足を中心に好仕上がりだ。予選最終日の４日目は内枠の２走。このまま首位通過を目指す。

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村上博幸（３６＝京都）が高松宮記念杯（Ｇ１、１８～２１日＝岸和田）を負傷により欠場することになった。坂口晃輔（２７＝三重）が繰り上がり出場する。 村上は初日「白虎賞」にシードされていた。同レースには金子貴志（３９＝愛知）が繰り上がり、想定メンバーがＪＫＡから以下の通り再発表された。 ◆１８日１１Ｒ・白虎賞（２０２５メートル）発走＝１５：５０ 【１】村上　義弘（４０＝京都、７３期、ＳＳ）自在 【２】深谷　知広（２５＝愛知、９６期、ＳＳ）逃ま 【３】稲川　　翔（３０＝大阪、９０期、ＳＳ）自在 【４】大塚健一郎（３７＝大分、８２期、Ｓ１）追込 【５】岩津　裕介（３３＝岡山、８７期、ＳＳ）追込 【６】金子　貴志（３９＝愛知、７５期、Ｓ１）自在 【７】浅井　康太（３０＝三重、９０期、ＳＳ）自在 【８】中川誠一郎（３６＝熊本、８５期、Ｓ１）自在 【９】稲垣　裕之（３７＝京都、８６期、Ｓ１）逃ま ※左か

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奈良岡彩子が連日、積極的な動きを見せている。 初日は早めの番手まくり、この日は先行した中山麗敏の３番手から車間を詰める勢いで最終ホームからまくった。「たまにしか見られないレアな自力です。こういう時に動いておかないと」。強力な機動型不在で仕掛けは早くなっている。２、４着の勝ち上がりだが、レース内容は悪くない。「動けていますね」と感触をつかんでいる。 Ｖ候補の山原さくらと好調な山路藍は連勝で準決を突破した。「決勝は何が起こるか分からない。楽しみにしておいてください」と、奈良岡が波乱を予告した。

吉沢純平が豪快な１周先行で予選９Ｒを完勝した。 前半１４秒０、上がりも１４秒０の絶妙な逃げだった。「すんなり出させてもらえたので、出切ってからはペースで駆けられた。最後はきつかったですけど」。コメントと真逆の涼しい顔で笑っていた。 昨年１１月の松山の落車で頭蓋骨を骨折。今年２月に復帰したばかりだが、短期間で復調した影には師匠の武田豊樹との猛練習があった。「取手記念の前に、かなり練習できた。けがをしてから初めてガツガツと練習ができた」と胸を張る。準決も地元藤田を引き連れ、別線完封を狙う。

占部彰二（５３＝福岡）が３Ｒで逃げ切り、通算２０００勝を達成した。通算では９５人目。

吉村正明が初日６、６着から優出にこぎ着けた。 短期戦では致命的ともいえる状況を跳ね返した。２日目のペラ交換から流れが変わり、この日のブラケット交換で「乗りやすくなったのが大きい」と最も重要な操作性の良さを手に入れた。昨年１２月のグランプリシリーズでは真っ先に横綱白鵬に駆け寄った相撲好き。「展開を突く足はあります。タイミングよく出し投げができれば」。枠は遠いが、内枠のＳＧ覇者から金星を狙う。

周年初優勝を狙う白石健が連勝し、準優へ大きく前進した。 １Ｒは２コースからの差し、７Ｒは逃げと俊敏に動いて１着をもぎ取った。ペラ調整などが成功し、エンジンは日ごとに上昇しており「後半が今節で一番良かった。乗り心地がいいし、行き足を中心にバランスが取れている」と納得の表情だ。 予選突破へ５着条件となる４日目１１Ｒに向け、「しっかり乗ります」と自信をのぞかせた。

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◆岸和田競輪場・交通ガイド 【所在地】 大阪府岸和田市春木若松町２２の３８ 【最寄り駅】 南海電鉄「春木駅」（徒歩６分） 【春木駅への主なアクセス】 ▼大阪方面から　南海電鉄「難波駅」から空港急行で約２０分 ▼関西空港から　南海電鉄「関西空港駅」から空港急行で約２０分 ▼和歌山方面から　南海電鉄「和歌山市駅」から特急で約３５分の「岸和田駅」で空港急行または各駅停車に乗り換え約３分 ◆岸和田競輪場・入場料 ▼一般席　５０円 ▼特別観覧席　５００円（第６６回高松宮記念杯の開催中に限る） ◆岸和田競輪場・テレホンサービス ▼レース実況　０１８０－９９７－７０１ ０１８０－９９７－７０２ ▼レース結果　０１８０－９９７－７０３（２車単、２枠複） ０１８０－９９７－７０４（３連単、３連複） ０１８０－９９７－７０５（２車複、２枠単、ワイド）

◆復興への疾走 １９９５年１月１７日の阪神・淡路大震災は、競輪の運営にも大きな影を落とした。西宮と甲子園は３月末日まで中止。開設記念を予定していた西宮にとっては、とりわけ深刻なダメージとなった。 各地で「被災地支援競走」が開催される中、高松宮杯でも収益の一部を義援金として拠出。この時の売り上げ総額は、大会史上最高の３２３億円に達している。 レースは盛り上がっていた。超一流として本格化しつつあった神山雄一郎が、連覇を狙って決勝へ進出。最大のライバル吉岡稔真は２次予選で敗退しており、神山の２着争いに焦点が絞られていた。 ◆天下を分けた一戦 ［１９９５年　高松宮杯・決勝メンバー］ 【１】戸辺　英雄（３２＝茨城、５１期）追込 【２】神山雄一郎（２７＝栃木、６１期）ま逃 【３】小橋　正義（２７＝岡山、５９期）追込 【４】安福　洋一（３６＝奈良、４１期）追込 【５】尾崎　雅彦（３７＝東京、３９期）追込

我が国は、急勾配の斜面や渓流が全国に存在し、もろくて弱い地質でありながら、台風や集中豪雨が頻発するなど、土砂災害が発生しやすい地形と気候を有しています。今回は、平成26年8月に広島市で発生した土砂災害の現場から学ぶべき教訓と、発生の予測が難しい土砂災害から身を守るために、私たちはどのように行動すればよいのか。命を守る3つの心得についてご紹介します。