S級特昇阻止へ、同期が立ちはだかる。107期の堀内俊介(25=神奈川)が吉田拓矢に真っ向勝負を挑む。 準決9Rはロングまくりで快勝。番手が競られる展開に「後ろが粘られて気にしすぎていたから、外から行かれるのが見えなかった」と苦笑いを浮かべたが「初日にラインで決められなくて最悪のレースだったので」とワンツー決着に安堵(あんど)の表情を浮かべていた。 注目を集める吉田とは競輪学校時代の同期同部屋で同じ1組の戦友でもあった。「仲もいいし気心知れているんです。(吉田の)ああいうレースを見せつけられると、とにかく強いと思いますよね」。言葉とは裏腹に初対戦を心待ちにしている様子。そう簡単にS級パンツは履かせない。