シリーズリーダーの中田雄喜(28=福島)が、力の違いを見せつけた。 赤板で両サイドから挟まれて車を下げざるを得なくなり、最終ホームは絶体絶命の7番手。だが、そこからが違った。2角から強烈に踏み上げると、3角のあおりを乗り越え、最後は大外一気の強襲劇。上がり9秒8はこの日の1番時計タイだった。「赤板でアンコ(挟まれて)になって落車しそうになってしまった。3角のところは軽く回す感じで休んで、4角から踏みました」と涼しい顔でレースを振り返った。 準決9Rでは後輩の先行型駒場智城がいたが「前でやりたい」と自力勝負を即答したほど。好調中田は止められない!?