予選トップの平山智加(30=香川)が10R準優を逃げ切り、優勝戦1号艇を手にした。先マイした1M、3号艇・細川裕子のツケマイに一瞬ヒヤリとさせられたが、「変わらずいい」という足の良さで持たせた。「今年ももう大みそか。勝って締めくくりたい」と優勝だけを目指していく。
予選トップの平山智加(30=香川)が10R準優を逃げ切り、優勝戦1号艇を手にした。先マイした1M、3号艇・細川裕子のツケマイに一瞬ヒヤリとさせられたが、「変わらずいい」という足の良さで持たせた。「今年ももう大みそか。勝って締めくくりたい」と優勝だけを目指していく。
完全アウェーの状況で、繁野谷圭介(41=大阪)が堂々の白星発進だ。 初日11Rをインから軽快に押し切った。「足はいいですよ。行き足、伸びがいいね。ペラ調整に反応してくれる。気温に応じて微調整をするぐらい」とご満悦だ。パートナーの56号機はエース格のエンジンだけに、勢いは止まりそうにない。
敗戦の中に、京都勢の絆を見た。 大方の予想通りに稲垣裕之(38=京都)が村上義弘(41=京都)を引っ張って先制。村上も思いに応えて番手まくりで武田豊樹を封じた。だが、その上を平原康多-浅井康太に行かれてしまった。村上は5着、稲垣は9着に沈んだ。 レース後、稲垣は目に涙を浮かべて「僕の14年間を、この1レースで表そうと思いました」と思いを吐露した。デビュー以来常にそばにいたのは村上だった。GPの舞台に立てたのは、村上のおかげだ。感謝の思いと、何としても勝たせたい、そんな思いを大観衆の前で表現できた。満足感と悔しさが、稲垣の涙だった。 思いは確かに村上に伝わっていた。「稲垣も頑張ってくれた。自分たちができることはしっかりやったと思う。上位に入った人たちが強かった」。レース後とは思えないほど穏やかな表情で振り返った。それは稲垣とともにグランプリを走れた満足感だった。「何か興奮しましたね。やっぱり
日本モーターボート選手会会長の上滝和則(47=佐賀)が昨年8月からつ以来の実戦に臨む。 今節に向けて「7キロくらい絞ってきた」と前検の体重は53キロと態勢は整えてきた。「ペラはたたき変えた。感じはいいですよ。あと1艇身半くらい出したいね」とにやり。初日は8Rの1回乗りで3枠で登場する。
11Rトライアルは、平高奈菜(28=香川)が勝利した。 イン大滝明日香に対して2コース小野生奈がツケマイに出て競りに。平高は展開を見逃すことなく差し抜けた。2着は3周1Mで逆転した鎌倉涼、3着は大滝が入った。
松田大志郎(28=福岡)が90日ぶりに実戦に復帰する。 機力は「パッとしないし、伸びは置いていかれ気味」ともう少しだが、スタート特訓は「2本フライングを切ったけど、まずまず。地元だから大丈夫でしょう」と大時計との呼吸に不安はない。まずは8Rのイン戦を押し切って、ブランクを跳ね飛ばす。
浅井康太(31=三重)が初制覇を果たした。 新田祐大-山崎芳仁が正攻法に出て、武田豊樹-平原康多-神山雄一郎、園田匠、浅井の順。稲垣裕之-村上義弘が赤板前から上昇し、合わせて武田も踏み上げた。 先行態勢に入った稲垣-村上に武田-平原-神山、浅井、園田と続き、新田-山崎は後方。最終2角まくりの武田に合わせて村上が番手まくりを打った。武田が不発に終わると、その後ろから平原が発進。バックでインを突いて追い上げていた浅井が平原を追走した。 まくり切った平原を浅井が差し切り1着。バックからまくり上げた新田は届かず2着、平原は3着だった。 2車単(6)(2)は2920円、3連単(6)(2)(8)は7720円。 (注=成績、払戻金などは必ず主催者発行のものと照合してください)
地元の岡崎智哉(30=大阪)は進化の真っ最中だ。 「今年は課題の多い年だった。今の自分の走りはまだF1レベル。トップクラスに通用しないことも分かった。セッティングやフォームなど、総合的に改造していく」と来年の誓いを語った。近況は準決が壁になっている。「さらにレベルアップして新しい岡崎智哉を目指す」。まずはこのシリーズから岡崎に注目だ。
嶋津拓弥(29=神奈川)は2走前の大宮F2で完全V、9連勝でS級特昇を決めた。 前回S級デビュー戦の準決は9着大敗といきなり洗礼を浴びた。「やっぱりスピードからして違う。自分のレースをさせてもらえなかった」と振り返った。「変な気負いがあって気持ちで負けていたかも。今回は普段通りの気持ちで臨む」と切り替えた。初日9Rは武井大介を連れて豪快なレースを披露する。
寺内大吉記念杯の決勝が10Rで行われた。山内卓也(38=愛知)が高橋和也の先行に乗り、まくった竹内雄作に切り替えて抜け出し優勝。人気を集めた竹内は2着に敗れ、3着に松浦悠士が入った。 GP前とあって大観衆を前に右手を突き上げた山内は「めちゃくちゃ気持ちいいですね。緊張で4角では声にならない声が出ました」とニッコリ。13年松阪G3以来となる、今年初優勝を最後の最後のレースで決め「このところ不調続きだったので、来年こそはG1戦線で活躍できるよう頑張ります」と、来年の飛躍を誓った。次走は来年1月6日からの大垣F1の予定。 2車単(3)(5)は1万4510円、3連単(3)(5)(7)は12万3860円。 (注=成績、払戻金などは必ず主催者発行のものと照合してください)
新王者・永井大介(38=船橋)は、1着条件の3日目12Rで金子大輔とのマッチレースを制した。 王座決定戦は3年連続1億円超えの賞金王とMVPが懸かる。また、史上初のトリプルグランドスラムに王手がかかる大一番だ。「ファンに自分の気持ちが伝わるレースをして結果が伴えばいい。3日目に使って滑らなかったのでタイヤを信頼する」。SG日本選手権で優勝した実績抜群のタイヤが10周回を後押しする。
山陽の29期・藤岡一樹(36)は、3回目のトライアル戦も決定戦進出を決めた。 「スタートは毎日思い切っていけている。乗りやすさと流れ込みがあるので後半に余裕を持って乗れる。上積みを求めてリングを換えて微調整する」。機力的に手応えがあり互角以上に戦えるレベルにある。一番感触の良かった3日目のタイヤが低くなった。ファイナルでは同じ番号のタイヤを何本か当てて選ぶ。
今年のオート界最強を決めるスーパースター王座決定戦の出場選手と枠番が決まった。TR戦をトップ通過した中村雅人(34=船橋)は、公開枠番抽選で1枠を選択した。8人は明日31日に11Rで激突する。 イベントホールの壇上に8人が大きな拍手を受けて登場した。枠番選択トップの中村は迷わずに1枠を選んだ。「落車のおかげでスタートが切れるようになった。トップスタートから逃げるイメージでいる」。前節飯塚の最終日に落車してエンジンを組み直し、大幅にパーツを交換したことが功を奏した形だ。白色の勝負服を手渡されると、堂々と逃げ切り宣言を行った。 選択順2番目の青山は、時間を費やしてじっくり考えて3枠を選んだ。「何か内枠にいきすぎるとイメージが悪い。初日3枠で1着を取っているので…」。3番目の浦田は2枠を選択した。「3枠を覚悟していたのでラッキーですね。パンジャ砲をさく裂させる」。川口のスタートは内枠有利と確信し
【海老ちゃんの厳選2本】 ◆11R順位決定戦 3日目12Rの鈴木は、序盤で下がる不利が響いた。競走戒告を受けて若さを露呈した。それでも、試走3秒28を出して他車と比べてエンジンは強めに映った。内枠を利して展開をつくれば好勝負必至だ。S1の金子は一戦ごとに調子を上げてきた。今節初めて内枠に入った高橋の反撃がある。スタート巧者の荒尾も強敵だ。(3)(1)、(3)(2)、(3)(4)の3点。 ◆10R 試走3秒30を切った森のマシンを信頼する。走路温度が下がる見込みなら滑り対策でプラスだ。今節オール連対の田中が相手。(6)(2)の1点勝負。
平原康多は冷え込んできた夕方のバンクで周回練習をすると、今度は自転車を置いて徒歩で登場した。 上半身のストレッチをしながら逆回りにバンクを1周歩いて最終調整を終えた。「体調はいいと思う。優勝する強い気持ちを持って挑もうと思います」と笑顔でV宣言。盟友武田豊樹との関東の絆を見せつける。
稲垣裕之は初出場とは思えぬリラックスムードで決戦を迎える。 最後の公開練習では、残り1周をもがいた村上義弘を追走し、ゴール前で差し切って右腕を突き上げるパフォーマンスでファンを沸かせた。「期待と不安はあるが、本当に楽しみ。いい状態に持ってこられた」と好感触も得た。初出場初制覇へ駆ける。
【村上正洋・ムラムラ車券】 ◆11R・KEIRINグランプリ 本命には浅井を推す。ラインは分散するが先行するのは武田か稲垣だろう。どちらが主導権を握ったにしても勝負どころで中団はキープしているはず。単騎まくりを繰り出すか、外を踏んでも間に合わないとすれば、近道をするほかない。浅井を含め、誰かがアクションを起こせばコースも開くはず。インを突くこともいとわず、1億円をもぎ取りにいく。相手は絞らず2車単(6)流し。
【10R:寺内大吉記念杯決勝・推理】 細切れ戦でも竹内が逃げて優勝だ。愛知勢と別線でも「その方が勉強になる」と即決した。原田さえ封じてしまえば今の竹内はそう簡単にまくられない。追走堅実な吉村とV争いだ。原田が抵抗するとまくりシャープな天田の出番。穴は上昇の松浦から。 ◆決勝こう戦う 天田 自然体で動けたし集中できている。自力で。 原田 踏めている。自力でGP前座らしい競走を。 山内 岐阜と別で調子が良さそうな高橋君の番手。 佐藤 踏み出しを焦ってしまった。関東の3番手。 竹内 突っ張られて焦ってしまった。自力でやる。 高橋 2車で逃げて3着なら調子はいい。自力で。 松浦 3着は満足できない。同期で同い年の原田。 吉村 連日展開がいい。岐阜同士の竹内君マーク。 岡田 前を抜けていないので決勝こそ。天田君へ。
【11R:KEIRINグランプリ・こう戦う】 園田 前日は夕方も乗って微調整をした。単騎で。優勝だけを目指して走る。 新田 1年間気持ちを切らさずに戦えた。最高潮の出来。自力で勝負します。 神山 関東の3番手。1年間自分がやってきたレースをやればと思っている。 稲垣 過ごし方も分かって雰囲気を楽しめている。村上さんの前で自力勝負。 武田 2日間、ゆっくり過ごせた。1年の締めくくりにいいレースをしたい。 浅井 体調はいつもと変わりない。精いっぱいやって悔いないよう、自在に。 山崎 ローラー練習では足が回っている感じ。新田君を追走してコース探す。 平原 ダービーで悔しい思いをしたバンク。武田さんを信頼して追走します。 村上 気持ちも盛り上がってきた。稲垣君の番手。力を出し切り優勝目指す。
【山本幸史・メーンは任せろ】 ◆11R:KEIRINグランプリ 3車結束の関東勢から2年連続GP覇者が出る。今年は平原の番だ。今年G1未勝利は物足りないかもしれない。だが、武田のG1・2勝の陰には平原の完璧なレースがあった。高松宮記念杯は平原が近畿2段駆けに襲い掛かり、最後は村上をたたき込んで武田のVコースを作った。あの走りに2人の絆を見た。まさしく2人で取ったG1タイトルだった。 武田も平原も「(前後は)どっちでもいい」と話す。ただ、今回は武田の「最後は自力で終わりたい」の思いが上回った。平原は「武田さんはここぞというところで仕掛けますよね。勝負どころの判断にお互い食い違いはない。レース運びは分かっているつもり。でも、覚悟を決めて回らないと遅れてしまう」と言う。あの平原が立ち遅れるほどの選手がレースを組み立てる。強い武田の後ろだから、平原に勝機が生まれる。 関東勢は新田を後ろに置いて先に
【ヤマコウの時は来た!】 ◆11R:KEIRINグランプリ 競輪界最高峰のレース、KEIRINグランプリの勝者を決める時がやってきた。武田豊樹が関東ラインの先頭を志願し、番手回りとなった平原康多が有利という見方が多い。 しかし、本当にそうなるのだろうか。03年の京王閣YGPに出場し、GPを目標にやってきた稲垣裕之も、先行意欲という点では武田の関東ラインと互角だ。しかも、番手は敬愛してやまない村上義弘なのだ。彼がいなければ、今の稲垣はいないと断言できる。その村上は、GP出場を巡る賞金争いの最終戦となった小倉競輪祭決勝で敢然と先行した。後ろを回った弟博幸が「あらためて兄やんの偉大さが分かった」というほど、負けても見せ場をつくる選手だ。そんな選手に前を任された稲垣がすんなり関東ラインに先行させるとは思えない。 となると、暴走するのではなく、純粋に力の勝負に徹するのではないか。昨年の岸和田GPで、
【大上悟・KEIRINグランプリ展開予想】 競輪はライン戦。同じ県や近隣の都道府県でタッグを組む。新田―山崎の福島勢、武田―平原―神山の関東勢、稲垣―村上の京都勢が連係し、浅井と園田は単騎を選んだ。 結束の強い京都勢が先行しレースの主導権を取る。反応抜群な武田が京都勢の後ろを取り切る。後方からまくる福島勢を平原がハードブロックで食い止める。武田が京都勢を鋭くまくり切り、ゴール前は平原とマッチレースだ。 3連単は武田=平原の(5)=(8)から総流し。脚力を温存し最後に突っ込んでくる浅井も怖い。3連単(5)=(6)から総流しを押さえる。
KEIRINグランプリ2015(GP)が今日30日、東京・京王閣競輪場で号砲を迎える。昨年覇者の武田豊樹(41=茨城)はスピードスケート時代は清水宏保氏(41)との絆で戦ってきた。 清水宏保氏 豊樹とは小学校時代からずっとスピードスケートの大会や合宿で一緒だった。よく、しゃべる豊樹と、あまりおしゃべりが得意じゃない僕とは正反対だったが同い年で同じ早生まれという以上に仲が良かった。 豊樹がスピードスケートに復帰する直前に橋本聖子さんのバックアップでオーストラリアに自転車修業に出掛けた。その時に豊樹が学んだトレーニング法がスピードスケートのナショナルチーム合宿でも積極的に取り入れたことは、あまり知られていないと思う。 昔から豊樹はものすごく自転車が好きで。あまりに博識で何度も驚かされた。彼が持ち込んだトレーニング理論と方法は画期的で間違いなく、ソルトレーク五輪チームを支えてくれた。 平原選手の
優勝賞金1億円と競輪最強の称号をかけたバトルが、輪界納めの大一番だ。 KEIRINグランプリ2015(GP)が今日30日、東京・京王閣競輪場で号砲を迎える。昨年覇者の武田豊樹(41=茨城)はスピードスケート時代は清水宏保氏(41)、輪界では平原康多(33=埼玉)との絆で戦ってきた。波瀾(はらん)万丈のアスリート人生の集大成。史上2人目となる2年連続のGP制覇で結実する。 アスリート人生-。人という字は2つの線が、ともに支えあって人となる。武田は自らの生きざまを縦糸に清水、平原の生きざまを横糸として絆で紡いできた。2年連続の頂点。GP連覇の大作を紡ぎあげる。 スピードスケート時代は清水と覇を競った。2人は小学校時代から頭角を現した。 武田 当時から体が小さいのに強かった。無口だったけど、ウマが合った。宏保というすごいやつがいたおかげで頑張れた。 高校選手権では清水を下し、2冠に輝いた。期待を
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