上田隼（２６＝岐阜）が準決も波乱を起こす。 単騎戦で挑んだ初日予選９Ｒは、３番手をキープして一気に伸びた。今年初めての予選突破を白星で決めて「菅田（和宏）君の３番手をからまれずにキープできた。展開の読みも当たった。明日も流れが向かないかな」とほおを緩めた。 ６月はあっせんしない処置で出場できないため、今期は残り２カ月。ひと足早くＳ級残留へ勝負駆けを迎えている。準決１１Ｒは「感じはいい。総力戦」で、根田空史と鈴木謙太郎にひと泡吹かせる。

貞兼淳二（４２＝福岡）が、２日目１Ｒを逃げてデビュー通算１０００勝を達成した。コンマ０５とスタートを張り込み堂々の勝利だった。「去年は病気にけがも重なり、半分以上は走れなかった。それだけに１０００勝に近づいてからは緊張しました。１０００勝は素直にうれしい」とレース後は満面の笑みを浮かべた。１００１勝目を狙った８Ｒは３着に終わったが、「足はいいので予選は突破したい」と前を向いた。

リズムを取り戻した佐藤悦夫（３６＝栃木）が３場所ぶりの決勝進出を狙う。 初日予選７Ｒは山本健也が逃げて、目標の藤田竜矢はまくり不発。それでも佐藤は最終３角すぎに車を外へ持ち出すと、直線では前団を一気にかわして１着。「足に余裕があった。練習不足だが、セッティングを変えて、それがよかった。ダービーに向けて、いいきっかけになる」と手応えを口にした。松山ナイターから中２日も何のその。準決勝１１Ｒは、積極的な鈴木謙太郎を差し切る構えだ。

メイン１２Ｒの男子ドリーム戦は、松田祐季（２９＝福井）が２Ｍツケマイで逆転勝利した。１Ｍはインから先マイしたが、バックで高浜芳久の２コース差しに入られた。しかし、２Ｍはすかさず外を握って初勝利をつかんだ。「今の（１２Ｒ）が一番いい。伸びが良かった」。３日目はオープニング１Ｒ２枠で登場。連勝して流れに乗るか。

烏野賢太（４８＝徳島）が２日目５Ｒで逃げ切り、初白星を挙げた。「初日はダートだったけど、２日目は水面が落ち着いていたね。足は悪くないよ。ただ、コーナー出口の足が少し気になるから調整をします」と、レース後は整備場でじっくり本体点検をしていた。的確に底上げさせて、鮮やかなコーナーワークを発揮したい。

江口晃生（５１＝群馬）は、よもやの未勝利。２日目１０Ｒも道中でさばかれてしまい、５着凡退となった。「崖っぷちだよ。出てないね。今節は調整が裏目に出て、周回展示のときから乗れない感じです。ペラをやり直す」と、レース後は一目散にペラ修正室へ直行した。 調整力のある江口が、ここまで苦戦を強いられるのは珍しい。きっちり立て直して、予選突破へ執念を燃やす。

金子幸央（２３＝栃木）快速まくりで展開をひっくり返した。９Ｒは打鐘で中部勢にカマされて、最終ホーム７番手。このピンチも「余裕あった」と１センターから踏み上げて、バックすぎにまくり切った。中団でのみ込まれた伊藤勝太から「スピード違反だ」と注文をつけられると「赤切符かな」とジョークで切り返した。準決９Ｒは中近４車が結束するが、福島栄一を３番手に得て、３車でカマせば勝機はある。

福田雅一（４７＝香川）と平山智加（３０＝香川）が、夫婦そろってトークショーを行った。 住之江で２人が一緒に登場したのは初めて。福田が同期の田中信一郎、太田和美と仲がいい話になると、平山は「田中さん、太田さんには大変、お世話になっています。どちらが好き？　どっちかいうたら、福田さんが好きです」と、絶妙のタイミングで夫を立てた。２人は仲の良さを、ファンの前に見せつけていた。

松尾昂明（３０＝福岡）が、２日目に連勝した。 １２Ｒ後は「僕らしいイン戦でした」と舌をペロリ。イン先マイはしたものの、いったん行谷吉範に差しを許したことを反省した。しかし、２Ｍ逆転に成功。「伸びがいいです。エンジンは間違いなくいいです」と相棒５０号機のパワーには目を細めた。

初日１２Ｒドリーム戦は渡辺雄一郎（３０＝大阪）がセンターからまくりを決めて快勝した。 ４Ｒ３着から、ペラ調整して結果を残した。「全部の足が良かった。上位級だと思う」とエンジンの引き出しに成功して満面の笑みだった。

初日選抜戦は渡辺浩司（３２＝福岡）が逃げて制した。前半６Ｒでも勝ち、連勝発進と最高の初日となった。 エンジンは「落として回ってもしっかりと押してくれた。初日としてはいい」と機力に満足。２日目以降については「ペラはたたき切った感じはあるけれど、まだ良くなる余地はありそう」とさらに機力をアップしてきそうだ。

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昨年末の伊東から今年の大宮、高松と現在３場所連続してＧ３を制覇している深谷知広（２６＝愛知）。 前検日はいつものような穏やかな口調で「しっかりと練習してきました」と話した。「高知は１００勝目と２００勝目を飾った相性のいいバンク。今回は新車だし、ダービーに弾みをつけたいですね」。特選１０Ｒは小松崎大地に託すＳＳ班の神山雄一郎に対して、パワー勝負を挑む。

西島義則（５４＝広島）が４、５枠で連勝を飾った。ともに２コース進入。道中、逆転で１着を奪った。 うねりを巧みに乗りこなし、レース足の良さも印象付けた。「ピンピンはまぐれ。盆と正月が一度に来た」と謙遜したが、初日ドリーム戦の３着を含め、存分に巧腕を発揮している。

安藤裕貴（４１＝愛知）が準優１１Ｒを好位から差し切って快勝した。「回り足だけなら前節の方がいいけど、今回は高いレベルでバランスが取れている」と機力に胸を張る。 得意のスタート攻勢は自重しているが、「全速で行ければ優勝を狙える足」とにやり。攻めの姿勢を崩さない安藤にとって３コースはＶロードかも…。

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平成２８年４月１３日、安倍総理は、総理大臣官邸で自由民主党「再生可能エネルギー普及拡大委員会」による提言申入れを受けました。

佐藤友和（３３＝岩手）にとって、今回は験直しのシリーズだ。ここ松阪は昨年のＧ３準決で落車したバンク。前検日には伊勢神宮の参拝も済ませて「悪い流れを変えられるように」と意気込んだ。ところが、特選メンバーを見て「今月までがサマーナイトフェスティバルの選考期間なのに、何で竹内（雄作）がいるんだよ」と思わずぼやく。 現在、Ｆ１連続Ｖ中の竹内は手の付けられないほどの強さだ。それは佐藤友に限らず、ほかの選手も「何で（Ｆ１に）来るんだよ。Ｇ３走っとけよ」とブーイングの嵐。佐藤慎太郎も「特選は２着当てのレース」とあきらめ顔。 しかし、自在に動ける佐藤友のこと。やりようはあるはず。司令塔役の佐藤慎とタッグを組んで打倒竹内をもくろむ。

東日本大震災から5年。被災地復興は、住民の努力と、国や自治体、民間企業やNPOなど様々な主体の協力により着実に進展してきました。これまでの復興の歩みと復興を力強く推し進めるための取組み（被災者支援と住宅再建、産業・生業の再生、福島の復興・再生、「新しい東北」）を子ども達の書いた作文とともに見ていきます。未来を担う子ども達のメッセージに私たちがどう応えてきたのか、これからどう取り組んでいくのか、どうぞご覧下さい。

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前回びわこ開催の第１４回大会覇者、江口晃生が巻き返しへじわりと手応えをつかんだ。 前半６Ｒの４着後に「どうにもならない。全部が駄目」と話していたが、「（今村）暢孝にアドバイスをもらって」ペラを調整。１１Ｒは３着を確保し「だいぶ上向いて乗り味が来た」とほっとした表情を浮かべた。２日目は１０Ｒ６号艇の１走。「大事だね。しっかり乗りたい」と気を引き締めていた。

びわこの中間整備はやはり侮れない。 長岡茂一が駆る５６号機は複勝率２６・８％だが、キャブレターとギアケースに加えて、キャリアボデーまで交換。前検こそ乗れない状態だったが、初日８Ｒでは４カドに引き、豪快なまくりを放った。「良かったです。伸びは上位に近い。ただ、みんな出してきますから。しっかり合わせたい」と機力は万全に近い状態。２日目以降も長岡らしく攻撃の姿勢を崩さない。

復調確信の高橋陽介が予選から好ダッシュを披露する。 ２月全日本選抜の開催中にインフルエンザを発症して途中欠場。３月日本選手権もインフルエンザの影響で９、７、７着で帰郷と「まさかＧ１で平均競走得点を下げるとは思わなかった」。ようやく前場所の小田原で予選、準決をまくり連勝し、「やっと感触を取り戻した」と手応えをつかんだ。３分戦の１０Ｒは別線に高橋を脅かす機動型は見当たらない。番手巧者の竹内智彦なら高橋のダッシュにも離れない。好機にまくって、北日本ワンツーでＧ１のリベンジだ。

松田大志郎は、１４年１０月に優勝して以来の平和島出場になる。 前節江戸川でも優勝と勢いに乗っている。「前節、久々に優勝できました。久々だったので飲みすぎてしまい、体調の方が…」と冗談を飛ばした。今回引いたエンジンも感触は上々で、「かかりがいい。前検ではあまりないこと」と満足そうだった。「関東の場とは相性がいいので、もっともっと関東を好きになって帰りたい」と意気込んでいた。

欠場明けの海老根恵太が初日特選で自力勝負だ。 ３月の日本選手権（ダービー）後は腰痛再発し、１場所を欠場して再起戦。片寄雄己に前を任されただけに「腰痛は回復」の宣言を初戦で証明する。ダービーは３勝を挙げるなど復活モード。３走目では片寄の前でまくり快勝を飾って相性もいい。関東勢の先行が有力だが、総力戦の南修二に新井秀明がマークすれば、すんなりとはいかないはず。前団がもつれれば海老根の出番だ。「休場した分、しっかり練習してきた」。まくり一撃で別線撃破。弥彦開幕戦で好スパートだ。

ターンセンスのある塩崎桐加が中外枠で、３、１着にまとめた。 ８Ｒはピット離れで「大好きな４コース」を逸した５コースだったが、鋭いまくり差しでミスを補った。「乗り心地がばっちりじゃない。失敗しても前にいく足はあるけど自分は乗り心地が欲しい」と課題を挙げた。今期勝率は６点超。「Ａ１級は難しそうなので勝率を落とさないように」。出場圏内に付ける地元津のレディースチャンピオン出場への意識は高い。