競輪を統括するＪＫＡは２日、来年度のＧ３として２節をナイターで開催すると発表した。開催場はいずれも川崎で、１７年４月８～１１日と、同８月３～６日。ＪＫＡは「昼間にご来場いただけないお客様にも一流選手の迫力あるレースを楽しんでいただければと考えております」とし、１８年度以降もグレードレースのナイター化に取り組む方針。現在、グレードレースのナイター開催はＧ２サマーナイトフェスティバルのみだが、過去には０４年京王閣のＧ３日本国際博覧会協賛競輪などを開催している。

地元の五反田忍（４２＝大阪）が、３連勝と躍動した。前半４Ｒは２コース差し、後半９Ｒは４カドまくりを決めた。「バランスが取れていいです」。得点率は１０・００の２位。逆転の予選トップ通過へ、３日目は６Ｒ５枠に臨む。

樋口由加里（２８＝岡山）が、驚異のパワーアップを見せた。クランクシャフトを交換して、前半７Ｒは４カドまくり。後半１２Ｒは仕掛けで遅れながら、猛然と追い上げ２着。得点率３位タイの９・００まで押し上げた。「前検より３艇身は良くなった。足が段違いに変わっている」。３日目は４Ｒ２枠、１０Ｒ１枠の内枠デー。逆転での予選トップ通過もありそう。

ドリーム組の長嶋万記（３５＝静岡）が、予選落ちのピンチを迎えた。８Ｒ、５コースから差したが、逃げる佐々木裕美に届かず２着どまり。得点率６・００（３走１８点）の１６位タイに甘んじる。 「舟の向き、乗り心地は良くなった。ただ、直線の足がもうひとつ」。予選ラストは３日目４Ｒの３枠。絶妙ハンドルで３着条件の勝負駆けをクリアしたい。

地元の佐藤博亮（２８＝愛知）が予選ラストの５Ｒを一気のまくりで快勝し、堂々の予選首位通過を決めた。 佐藤は続く１０Ｒもインからしっかり逃げ切り、３日目から４連勝。最高のムードで準優に挑む。「足は中堅です。スタートも少し届いていない。ただ、３日目よりも出足は良くなった」と冷静に現状を分析する。気迫の走りで優勝戦のポールポジションをつかみ取る。

伊勢崎の岩沼靖郎（４０）が、相性のいいＴシャツで優勝戦進出を狙う。３日目５Ｒを快勝し準決進出を決めた。「スタートが思い切り切れている。試走もいいタイム」と手応え。エンジンは「何もしていない」が高いレベルにある。ケガで欠場中の同僚、中野光公が絵を書いた特製Ｔシャツを製作し、「中野選手の分も頑張る」と気合が入る。これを着始めてから、成績がいい。４日目は準決１１Ｒ。「タイヤは考える」と力を込めた。

木下翔太（２５＝大阪）が２日目６Ｒを豪快にまくって勝利した。 「伸びていくことはないし、出足型。乗りやすいので、思い切ってレースできる」とにんまり。３日目は５Ｒの１走で１枠。大阪支部のホープが連勝を狙う。

２日目１２Ｒドリームは、池田浩二（３８＝愛知）が制した。１Ｍでは田村隆信に差しを許したが、２Ｍで冷静に差し返した。ペラは自分の形にした。「回り足は初日の方がいいけど、体感が全然違う。しっくりきて安心してレースができる」とホッとしていた。

松井繁（４７＝大阪）が、複勝率２９・２％の２４号機をを引いてしかめっ面だ。特訓を終わるとすぐにギアケースとバルブ調整にとりかかった。そして「感触が良くなかった」と笑顔もなくペラ調整室へ足早に入った。初日「キングドリーム戦」は１号艇。何とか機力を立て直してインから必勝態勢を整える。

平成２８年１２月２日、安倍総理は、総理大臣官邸で「ディスカバー農山漁村（むら）の宝」交流会に出席しました。

荒木伸哉（３７＝静岡）がシャープ差しで連勝を狙う。 前検日は「苦しい流れのときに対応できていない」と自己診断は厳しかったが、なかなかどうして。初日特選１０Ｒは俊敏のひと言で、目標の川田忍がまくり不発でも、最終４角から冷静に中コースを突いて伸びた。白星スタートに「これで状態が悪いなんて言えませんね」とニヒルに笑った。 準決９Ｒの番組を一緒に見た菅原大也に「師匠は（渡辺）秀明さんでしょ。オレ、よく前で駆けたよ」とおどける一幕も。連勝へ条件がそろった。

宇野弥生（３０＝愛知）が、調整に正解を出してきた。 「準優が今節の中では一番良かった。４日目まではどこかが良くなると、どこかが悪くなっていた。でも、今は全体にバランスが取れてきた。乗り心地も良かった」と話す。武器であるスタートに関しても「行き足が安定しているので、スタート勘は問題ない」ときっぱり。来年１月からはＢ１級降格と近況は絶不調だが、浮上のきっかけとなるか。今年２回目の優勝を狙っていく。

スーパールーキー太田竜馬（２０＝徳島）がいよいよＳ級デビューだ！ 「いきなり記念なんで、ちょっとビビってます」。Ｓ級初戦がＧ３とあって、やや緊張した面持ち。それでも今節は同県の先輩である小倉竜二、原田研太朗と同配分で「安心感はあります」と話した。 目標は最低でも準決進出だ。「小倉さん、原田さんと連係したいから」。初日８Ｒはどれほどの勝ちっぷりを見せるか注目だ。

徳増秀樹の３カドでも勢いは止まらず…。今やモンスター級パワーを誇る４４号機が相棒の北川潤二（３４＝愛知）が、無傷の４連勝を飾った。これで初日４Ｒの逃げ以外は、３走ともまくり一撃。すべて１Ｍを過ぎて独走する勢いだ。奇襲に出た徳増も「恥をかいただけ」と苦笑いするしかなかった。北川も「全部がいい。僕は何もしてないんですけどね、エンジンです。後はスタート」。まだ予選３日目を残すが、すでに完全Ｖのムードを漂わす。

赤岩善生（４０＝愛知）が２日目１２Ｒのドリーム戦をイン逃げで制した。入念に整備を行い「上積みはあった」と機力も上昇ムード。 予選上位通過を目指して、このままリズムに乗りたいところだ。

今シリーズは特選に地元大阪勢が３人出走するが、追加配分で最後に参戦が決まったのが稲川翔（３１）。「次走は取手（１２日初日）の予定で、自転車を宅配で送ったので、慌てて引き戻しました」と話した。「今年はケガが多くて満足に走れてはいないけど、せっかくの地元戦。しっかりと結果を残したい」。 初日特選１２Ｒでは、脇本雄太－村上義弘の３番手でチャンスを待つ。

激戦必至の特選１０Ｒで吉沢純平と連係する諸橋愛（３９＝新潟）が巻き返しを誓った。 「前走（小倉競輪祭最終日）、吉沢君の仕掛けに離れて迷惑をかけてしまった。今度はなんとか修正して付いていきたい」。競輪祭では１着は取ったが「それでも納得いく走りはできなかった」と話す諸橋が、今度はきっちりと吉沢をマークする。

地元大阪勢のトップバッターを務めるのは１Ｒ１番車を背負った西本直大（３３）だ。 「最近は落車が多くてなかなかリズムがつかめませんが、ケガが軽いのが幸い。急な参戦（前検日欠場が出たため）でも大丈夫です」と胸を張った。鋭い自力を発揮して初戦突破を目指す。

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小嶋敬二（４７＝石川）が準決９Ｒで逃げ粘って怪気炎を上げた。クールダウンは東京五輪のＴシャツを着て「もちろん、出場を狙います」ときっぱり。むろん、ジョークだろうが、事業運営などで多忙を極めて練習不足ながら「初日のレースが練習になった」とうそぶくあたりは小嶋節は健在だ。決勝を前にしても「どうせ人気にならないんだから、何やってもいいでしょ」と強敵相手に一泡吹かせる思いだ。

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児島ボートの開設６４周年記念Ｇ１「児島キングカップ」が明日３日から８日まで開催される。地元の若手女子レーサー前原哉が児島ボート周辺のグルメスポットを紹介する。 １１５期の前原哉です。２年前の１１月に児島でデビューしました。周年に出る先輩方のように強いレーサーを目指して日々修業中です。このたびは縁があって、私が児島ボートレース場の近場のグルメスポットを紹介します。ぜひ児島ボート場にお寄りの際にはお立ち寄りください。 まず紹介するのが児島ボート場の目の前にある「和泉鮮魚」です。各地にあるボート場の中でも断トツにおいしいと選手間で評判なのが児島の選手食堂。何がうまいって産地直送の新鮮な瀬戸内の魚を食べさせてくれるんですが、その仕入れ先がここだったんです。瀬戸内だけではなく、北海道や四国から取り寄せたこだわりの魚介類がずらり。レースの合間に訪れると、その場でさばいて出してくれるんです。この日は珍し

児島ボートの開設６４周年記念Ｇ１「児島キングカップ」が明日３日から８日まで開催される。来年３月の当地で行われるクラシック出場へ向けて優勝しかない地元勢は、平尾崇典、川崎智幸を２枚看板にして攻勢をかける。 ２年前、６２周年の覇者・川崎智幸（４９＝岡山）が２度目の地元周年制覇に燃える。 －来年３月の地元クラシック出場へここがメイチ勝負になった 川崎　まだ出場権利を持ってるのは、地元では茅原悠紀１人なのはさびしい。僕も含めて地元勢が出ないと大会が盛り上がらない。何とか地元勢で優勝者を出したいね。 －今年は苦戦した 川崎　春先に調子を落として勝率も伸びなかった。前期はまさかのＡ１勝負になってしまった。何とかクリアできてホッとしているようではだめですね。 －地元周年はフライング休み明け初戦となるが 川崎　走り慣れた地元水面なので、その辺は心配してない。長年やってきたし、レース勘がにぶることはない。前

児島ボートの開設６４周年記念Ｇ１「児島キングカップ」が明日３日から８日まで開催される。来年３月の当地で行われるクラシック出場へ向けて優勝しかない地元勢は、平尾崇典、川崎智幸を２枚看板にして攻勢をかける。 茅原悠紀、吉田拡郎不在と飛車、角落ちの中、エース格として挑むのが平尾崇典（４４＝岡山）だ。 －まだ地元で行われる来年３月のクラシックの出場権利がない 平尾　今年は序盤からフライングや事故が多くて勝ち切れなかったので、出場権利を取るには難しいと思っていた。 －地元周年で勝てばの気持ちは 平尾　強く意識することはないですよ。いつものレースをするだけです。それでも優勝できればいいな、ぐらいの気持ちです。 －地元はＳＧ初優勝の地だが思い入れは 平尾　声援も多いし、他の場よりもちろん強い気持ちで走ってるのは間違いないですよ。でも気負うと、ろくなことがないのも確か。淡々といつも通りのレースを心がけて走

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Ｇ３「岸和田キング争覇戦」（１２月３～６日＝岸和田競輪場）では、１９５２年度の同レース開催を告知したポスターのデザインを、今回のポスターのモチーフにしています。 こうしたレトロ感を、レースでも味わっていただける演出を用意しました。選手入場、ファンファーレ、選手紹介中の音楽を、全て２世代、３世代前の楽曲で構成。当時をご存知の方は懐かしく、最近のファンには新鮮に感じていただけること間違いなしです。 ノスタルジックな世界を、岸和田キング争覇戦で、ぜひお楽しみください。

岩崎芳美は４日目９Ｒをイン逃げで快勝。得点率３位で予選を突破した。 「今節は初戦転覆から始まって、新ペラに換わるし、どうなるかと思ったけど、（準優１号艇になって）良かった」と振り返った。一番の武器であるスタート力もさすがだ。２日目以降は５走全てトップスタートを決めている。「行き足がいいからね。１００ぐらいまでは様子を見ているけど、そこからはフルダッシュで行けています」。準優１１Ｒもイン速攻でファイナル進出を目指す。

１１６期生の岡部大輝が先輩を信頼して戸田初勝利を飾った。 初日１Ｒ、５コースから見事に展開をとらえた。「中野次郎さんが仕上げてくれたみたいで、出足、乗り心地が良かったです。すごく好きな感じ」と目を輝かせた。さらにレース後にバルブ調整、試運転では「伸びもいい感じに」と底上げも感じた。２日目は格上相手に中外枠となるが、「もう１本取りたいです」と連日のビッグ配当演出をもくろむ。

ＪＫＡは１日、オートレースの新車券、４重勝単勝式車券「当たるんです」を今月１４日から発売すると発表した。新車券の管理は山口県山陽小野田市が行い、発売は日本写真判定に委託する。 「当たるんです」は川口、伊勢崎、浜松、飯塚、山陽で開催されるレースの後半４個レース（９～１２Ｒ）の１着車番を当てる重勝式車券。 当選金額に合わせた３種類の車券があり、１口３万５０００円の「当たるんですギガ」が約１億円、同３５００円の「メガ」が約１０００万円、同５００円の「ミニ」が１４３万円となっている。 車番の組み合わせ４０９６通り（８車の４乗）を１ユニットとして発売し、全通りの申し込みが完了した時点で発売される。コンピューターがすべての出目を重複しないように購入者に振り分けるため、必ず当選者が発生し、キャリーオーバーは発生しない。発売はＷＥＢサイト「当たるんです」で行い、会員登録後に購入予約が可能になる。 広報は「

菅原大也がすっかり立ち直ってホーム戦を迎えた。 前回防府は約４カ月ぶりの決勝進出。決勝は先行してまくられたが、しぶとく２着に逃げ粘った。「防府では、とにかく前に出ないと勝負にならないと思い強い気持ちで走れた。今回も挑戦者のつもりで」。体調やフレームは問題なく、メンタル面が課題だと分かった。地元神奈川では川崎と小田原を含め１、２班戦で準決突破がない。予選９Ｒは「準決につながるように」と、別線封じに全力を注ぐ。