川口のムードメーカー若井友和（４１）が１着発進を決めた。 初日８Ｒは７番手スタートから周回ごとに順位を上げ、最終回で先頭へ。「気持ち伸びが足りないが、手前はいい。エンジンはいい」と評価する。 前節のＳＳ王座決定戦は４着２回が最高。車券に貢献できなかっただけに、安堵（あんど）の表情が浮かぶ。「地元より跳ねがない」のも好材料だ。２日目は６Ｒ。連勝でリズムに乗りたい。

佐藤慎太郎（４０＝福島）が昨年５月宇都宮以来のＧ３決勝進出を果たす。 どこか表情も気分も浮かない。２予の６Ｒで勝って準決一番乗りを果たしても、新田祐大と準決１１Ｒで同乗と分かっても「今日は他地区の石井（秀治）君が早く仕掛けてくれたのに、オレは直線でなかなか車が出なかった。それに準決は新田君とかあ（苦笑）」と言ったきり、押し黙った。 初日特選は後手に回った新田が辛くも３着で、自身は６着。もちろん、ここは福島ワンツーを決める。

山崎裕司（３４＝広島）が４カドまくりを放ち、昨年５月鳴門以来の優勝を決めた。人気を集めた市川哲也は６着に敗れ、３連単は３万円超の高配当となった。 ４カドからコンマ１０のスタート。１Ｍは２コースの岡谷健吾に抵抗されたが、「行くしかない」と勢いに任せて握って回り、後続艇をみるみる引き離した。 表彰式では満面の笑み。今年の目標を聞かれて「どんどん優勝回数を重ねていきたいです」と決意を口にした。

乙藤智史（３１＝福岡）がオール２連対で得点率トップに立った。３日目も快調だった。２着の１１Ｒでは、逃げた山一鉄也にバックで肉薄する勢いがあった。 「出足がしっかりしている。伸びだけなら上がいるが、トータルなら上位の足」と機力に自信を見せる。

前期Ｓ級の土屋仁（４１＝茨城）が、最終バック８番手からの鮮やかな逆転劇を披露した。最終４角から空いた内を突くと、最後はシャープな伸びで１着ゴール。今節から投入した新車がバッチリはまった。 「初日が終わってからセッティングを修正した成果が出たね。それに、ウオーミングアップの時に黒田篤にフォームとかを見てもらって。やっぱり聞く耳を持たないと駄目だね」と、栃茨の後輩のアドバイスに感謝しきりだった。 「３年前にＡ級に落ちたときも本当にしんどかった。今期も頑張らないと」と、レース後も気を引き締め直した土屋。決勝は関東３車の先頭となり「自在に立ち回っていく」と、総力戦を誓った。

永井大介（３９＝川口）は４日の夕練中に落車、５日に右足（ひ骨）骨折で全治６週間と診断され、欠場となった。

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伏兵の深水慎一郎（３６＝東京）が初戦から５連勝して、得点率トップに立った。 「エンジンのおかげ。この成績を考えたら不満はないですよ」と表情をほころばせた。予選トップを選抜組の飯山泰と争う４日目は２号艇、６号艇の２回乗り。「行き足がいいしスタート決まってます」と攻めの姿勢でトップを取りにいく。

３日目終了時点で角谷健吾（４４＝東京）が得点率トップに立った。 今節タッグを組む３０号機は、複勝率３０・５％しかないが、「乗りやすくなっているし、伸びも良くなった。（好素性機の）内山（文典）さんより少しいいし、この状態なら納得で上位ある」と、機歴を覆す仕上がりになっている。４日目は８Ｒ３号艇の１回走り。予選トップ通過を目指して、全力で攻める。

山崎義明（４９＝埼玉）が、ただ１人オール２連対を守り、得点率２位に付けた。３日目は７Ｒから安定板を装着。山崎はその有無にかかわらず、２走とも強力パワーを発揮した。「やっぱりいいです。混戦でも前にいく。伸びは間違いなく上位。ダッシュの方がいいのかも」と機素性に信頼感を寄せた。４日目８Ｒは５号艇。持ち前のダッシュ力で得点率トップを見据える。

田中信一郎（４４＝大阪）がパワー不足を嘆いた。 ２、１着でまとめて予選は８位で通過した。しかし、前検から伸びの弱さに苦労。「パワー不足。（前検に交換した）新ペラのせいか、本体のせいか、正直分からない」。 ５日目の準王将位戦（準優）１１Ｒは３枠で臨む。「１００％のペラ、１００％の本体にして、一番いい状態で臨めるようにしたい」。ファイナル進出へ、正念場を迎える。

石橋道友（３５＝長崎）が逃げ切り、大村の正月シリーズを制した。コンマ０７の好スタートを放つと、外の攻めを封じて押し切った。 １７年は年男。最高の滑り出しに「今節は優勝できると思ってなかったのでうれしい。今年はいいスタートが切れたので、このまま突っ走っていきたい」と喜んだ。２着に村上遼、３着に下條雄太郎が入った。

大の競輪ファンとして知られる千葉ロッテマリーンズの伊東勤監督が特設ステージでトークショーを行った。 自宅は競輪場から近く、いわば立川はホームバンクとあって会話が弾んだ。現役時代に自主トレをした佐賀県武雄市で、佐々木昭彦さんとトレーニングをした思い出や、トッププロ選手の意識の持ち方などさまざまな話題を披露。しかし、車券戦術に関してはなぜか弱気。「私が予想する以外の狙いを買ってください」と話して、ファンの笑いを誘った。

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早坂秀悟（３０＝宮城）が新年初戦を迎えて「力任せで勝てたときはすぎた。今年はケアも含めてもっといろいろ考える」とイメチェン宣言。 それはレーススタイルとか、競走に参加したときの過ごし方とか多岐にわたるらしい。特選は北日本１人でも「カミタク（神山拓弥）が付いてくれるって、立川Ｆ１で話はしました」と番手はちゃっかり神山が予約済み。悪い車番（９番車）も「スタートを取るから、車番は関係ない」とどこ吹く風。しかし、初日対戦する中井俊亮がそばにいたことに気づいて「そっから、突っ張り先行」とけむに巻いたが、はたまたどこまで本音なのやら。

平成２９年１月５日、安倍総理は、都内で行われた経済三団体共催の「２０１７年新年祝賀パーティー」に出席しました。

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全国で９場目のミッドナイト競輪がスタートします。 舞台は、埼玉西武ライオンズの本拠地・西武ドーム（埼玉県所沢市）の近隣に位置する、西武園競輪場。９８年・日本選手権（Ｇ１）など、これまで数々のビッグレースを開催してきました。 記念すべきオープニング・シリーズの日程は、今月８～１０日の３日間。ガールズケイリンとチャレンジレース（Ａ級３班戦）が行われます。 ガールズケイリンは高木真備（東京）が主役。６着に沈んだ昨年末ガールズグランプリの雪辱を期します。先行力はメンバーで断トツだし、幸先よく新年をスタートさせたいところでしょう。決め足シャープな石井寛子（東京）も、同レースは４着と完敗。巻き返しを懸けて高木に肉薄します。ほかでは、近況充実した奈良岡彩子（青森）や、新人・鈴木奈央（静岡）が侮れません。 今期スタート直後だけに、チャレンジレースではＡ１やＡ２からの降班組と、既存勢力の対戦に注目。前者では

飯島昌弘が辛うじて格上の面目を保った。 ２日目７Ｒ、超抜機の滝川千依にあわや逆転されるピンチもあったが、しのいで今年初勝利を飾った。「危なかった～。舟を合わせたら普通（内側の）自分が前にいくのに逆に出られた。そんなこと、ないない」と驚いた。ただ、リング交換で「ましになった」と微増。４１号機は近況急降下したが、以前はエース４４号機に次ぐ好素性機だった時期も。さらに立て直し、テク発揮といきたい。

伏兵の若林友が、２日目連勝であっと言わせた。 ２Ｒを道中逆転で勝利、７Ｒは浜野谷憲吾、三角哲男のＳＧウイナー相手に堂々と逃げ切った。これがデビュー初の連勝。ピットで迎える選手たちの誰もが称賛の言葉を送り、若林の口元には笑みがこぼれた。「回ってからの足がいい。最近、いいエンジンを引けなくて良くなかったけど今節は機力を引き出せてると思う」と声も弾む。弟は記念戦士の若林将。兄が目覚めの時を迎えた。

山田亮太がど派手なパフォーマンスを見せてくれた。 ２日目７Ｒで５コースから豪快なまくりを決めて今節初勝利。初日の５、６着から巻き返した。「ペラをだいぶたたき変えて、伸びはいいままで乗り心地が良くなりました」。課題だった操縦性が上向き、思い切ったレースが出来るようになった。「（仕上がりは）７０％ぐらい。行き足から伸びているので、スローからでも大丈夫です」。３日目は内枠２走での登場。パワーを生かして連勝を目指す。

予選７Ｒは、石田宏樹が打鐘先行で別線を完封した。 「少し距離は長かったけど、他に積極型もいないし、開き直って走れた。もともと器用じゃないタイプ。前に出てから考えようと思った」とニッコリ。初心に帰った先行基本の組み立てが１７年初白星を呼び込んだ。バンク相性もいい。自身４度の優勝のうち、１回がこの平塚バンクだった。「自分にとって平塚はドル箱バンクだと思っているので。準決は穴をあけたいですね」と不敵に笑った。年男の石田が、初日に続いてお年玉配達人になってみせる。

郡司浩平が近畿勢を撃破して快走発進だ。 特選１０Ｒは近畿勢の打鐘先行も最終ホーム４番手から仕掛けてたたき切った。「これまでの立川のイメージが変わるぐらい風がなくてバンクも軽かった」。Ｓ級Ｓ班の稲垣裕之が小埜正義をさばいて追走。ゴール寸前で差し切られたが「一発で勝負をつけるつもりで踏み込んだ」と好感触にどや顔。細切れ戦の優秀でも、まくりでどや顔連発だ。

後閑信一が混戦をしのいで２着ゲットだ。 １予９Ｒは打鐘で目標の金子幸央が仕掛けた。北川大五郎ともがき合い外並走でもつれたが「余裕はあった」。最後は熊本勢にまくられて「申し訳ないが出るしかない」と番手から踏み込んだ。昨年も落車禍で満身創痍（そうい）の状態も２場所前の伊東Ｇ３決勝では「単騎でカマせるぐらい戻った」。その２予でワンツーを決めた吉田拓矢の番手で準決切符だ。

ニッカンスポーツ・コムでは、和歌山競輪・開設６７周年記念Ｇ３「和歌山グランプリ」（８～１１日）各開催日の前夜に、ＰＤＦファイル形式のＷＥＢ予想紙「ニッカンＰＤＦ新聞」を公開します。 担当記者の予想印（◎○▲☆△）・短評・周回予想が付いた出走表、選手コメント、注目レーサー記事など、車券作戦に役立つ情報が満載。全て無料でダウンロードでき、印刷も可能です。 これを使えば、レースの検討材料をいち早く手に入れ、じっくり推理できるという、必見のコンテンツ。ぜひ、ご活用ください。 ※ＰＤＦ新聞を表示させるためには、アドビ社の無料ソフト「アドビリーダー」をパソコン、スマートフォンにインストールする必要があります。ＰＤＦ新聞が表示されない場合は、下記ＵＲＬ（アドビ社・公式サイト）からアドビリーダーをインストールしてください。 http://get.adobe.com/jp/reader/