地元の中越博紀(32=香川)が予選2位で準優1号艇を確保した。周りでは「中越さんには負ける」と上々のパワー評価だ。それでも本人は「直線は上位だと思うけど、まだ安心して乗れないですね」と思案顔。レース足に課題は残すが、準優10Rは、インからしっかり伸び返して他艇の攻めを封じる。
地元エースの守田俊介(41=滋賀)が優勝に王手をかけた。予選トップ通過から臨んだ準優12Rを完勝。ファイナル1枠となった。 「行き足がいい。少しかかりに違和感はあるけど、調整すれば大丈夫だと思う」と自信の表情。休み明けでF1本持ちだが、今節平均スタートはコンマ14と安定。あと1走、集中して新年初Vを飾る。
地元の森且行(42=川口)が上昇機運に乗った。準々決勝9Rは7番手から鋭く追い上げ、4周1角で先に抜け出した君和田裕二をひとまくり。 後続を突き放し5戦目で今年初勝利を挙げた。「初日より食い付く感じがしてコーナーが乗りやすい。少し先伸び気味で直線が弱くなる」。直線の威力を求めてキャブを微調整する。今節はエンジンを組み直して機力アップが明らかだ。準決12Rは機力を前面に押し出して今年初優出を決める。
2017年ボートレースイメージキャラクターの渡辺直美(29)が、新日本プロレスの人気プロレスラーの棚橋弘至(40)、真壁刀義(44)とトークショーを行った。時折、粉雪が舞う中、多くのファンが集まった。 3人はそれぞれ12Rファイナルの舟券予想にチャレンジ。棚橋は「松井(繁)さんが強いけど、ディフェンディングチャンピオンの今井(美亜)さんも怖い。あと、峰(竜太)さんも…。(1)(3)(5)、(1)(5)(3)っぽい」と言えば、真壁は「2連単の(1)(2)で堅い。堅い男なんだよ」と応酬。最後に渡辺は「前回優勝の今井(美亜)さんに期待して、2連単(3)(2)、(3)(1)とか、いろいろいきたいですね」と、女子推し。果たして結果は…。
復活した志智俊夫が快進撃だ。1予は目標の松山桂輔が最終ホームで内に詰まると、車を下げて1角後方から踏み上げた。逃げる真船圭一郎の4番手を確保すると3角からまくって2着に4車身差をつける圧勝。 「展開をみて踏めている」と前置きして「最悪の時から自分でやれることはすべてやろう、と決めてやってきた結果が、今につながっている」と復活ロードを振り返った。通算489勝目。今年前半での500勝の大台達成も見えてきた。2予10Rは積極策の山本伸一を目標に連勝で準決切符だ。
小野生奈が虎視眈々(たんたん)と優勝を狙う。昨年の優勝戦は自宅で観戦。今井美亜の勝利を見届け、「ホント、衝撃を受けました」と思い返した。 枠番抽選は平本真之との予備じゃんけんに勝ち、1番手で回した。結果は4枠だが、偶然にも、昨年の今井と同じ枠番になった。「今度は私が4(枠)なので、皆さんに衝撃を与えたい」。女子連覇で全国のファンを驚かせるか。
衰え知らずの佐古雅俊(56=広島)が準決7Rで強襲劇を狙う。 88年にKEIRINグランプリに出場したキャリアがある、今節最年長の大ベテラン。予選3Rは逃げた芳野匠と、番手の岡崎哲昌の間を中割りして1着になった。レース直後に「前の2人が頑張って、いい方に展開が向いただけだよ」と甲高い声で振り返ると、控室へ直行してスエットパンツにお着替え。「クールダウン? そんなのしないよ。もう何年も自転車に乗ってるから」と笑い飛ばした。栄光も苦しみも味わったレース巧者が、またも健在ぶりを見せる。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く