準優９Ｒは、西川昌希（２６＝三重）がしてやったりのレースで優出を決めた。 ２枠から猛烈なピット離れで飛び出し、まんまとインを強奪。コンマ０９の踏み込みで逃げ切った。 「ピット離れで飛び出せたし、スタートは人生をかけていった。足も準優が一番良かった」と会心の笑顔だ。 優勝戦も２枠の出番。１枠は超抜気配の中村亮太だが、イン取りも含めて変幻自在のさばきで好勝負に持ち込む。

強風の影響で終日、安定板を使用。１１Ｒ以降は２周レースで行われた。 そんな荒れ水面の中で、中田元泰（３０＝香川）が６Ｒで２着、１０Ｒは１着と好発進を決めた。伸びを中心に力強さをアピールする。 「スリットから出ていくし、伸びる。エンジンはいいと思う」。２日目５＆１１Ｒもパワフルな運びを披露して、さらに勢いを付ける。

初のＧ１優勝を狙う篠原睦（３９＝飯塚）が、３日目６Ｒ準々決勝で１着をもぎ取り、準決切符を手にした。 ８番手スタートから確実に前団をとらえ、今節初勝利。「電気を少し調整し、いい方向に。伸びていくしエンジンはいい」と評価する。課題はタイヤで「ドドドがあった。タイヤは当てる」と克服に専念する。４日目は１１Ｒ準決。納得のエンジンだけに、いいタイヤが見つかれば、優勝戦進出が近づいてくる。

３日目１１Ｒ準々決勝で、優勝候補の青山周平（３２＝伊勢崎）が３周３角で落車し失権した。右足負傷のため４日目から欠場。同レースでは岩崎亮一（４１＝山陽）が、後輪パンクのため停止（発走除外）し失権した。

「やっと仕上がりました」。勝負駆けを２、１着で決めた西村歩（３１＝大阪）がきっぱりと言った。 ３日目までは「全然、駄目」だったペラ調整がうまくいき、伸びが付いてきた。「あとは出足かな。来るように調整します」。準優１０Ｒ５号艇、西村の動きに注目したい。

大滝明日香（３７＝静岡）は予選ラストの１２Ｒを２着で終え、得点率８位で準優へ駒を進めた。 実は前半４Ｒ３着、感触は良くなかった。「ペラをたたき直しました。合ってましたね」。気迫の逃げを決めた樋口由加里には届かなかったが、手応えは十分。 「準優もしっかり合わせていきます」。優出へ、もうひと気合入れていく。

松本勝也（４５＝兵庫）が、メーカー機の底力をいかんなく発揮した。 ８Ｒ、１Ｍでターンマークに接触したものの、２コースから差すとイン川北浩貴にあっさり追いついた。「レースで、いいかかりをしていた。押しもあったし、スタートしてのぞく感じもあった」。４０号機の複勝率５３・６％は本物。２日目も好パワーで吹雪を蹴散らす。

池永太（３１＝福岡）が準優１２Ｒも逃げ切り、無傷の９連勝。完全優勝に王手をかけた。 「スリット付近がいい。伸びもいいけど、ターン回りもいいですよ」と、舟足はトップ級の仕上がりだ。完全Ｖに向けて「意識はしない。１Ｍを先に回るだけです」。最後も一気逃げを図る。

ダブルドリーム第１弾のメイン１２Ｒは、守田俊介（４１＝滋賀）が差し抜けた。 イン石野貴之と３コース松井繁が握り合い、守田に展開が味方した。「展開でしょう。数字（複勝率４５・２％）はあるけど、すごいエンジンじゃない。まずまずのレベル。乗り味を来させたい」。２日目は６、１１Ｒに登場。気配を上げて、さらに躍進を狙う。

今垣光太郎（４７＝福井）が、気配アップに懸命だ。 リング４本を交換したが２、６着に敗れた。「リングを換えて力強さは出た。でも、大したことない。乗りにくい」。 ２日目はメイン１２Ｒドリーム戦の１枠に登場。「逃げられるように調整する」。本番までに立て直せるか。

西島義則（５５＝広島）が、２日目１２Ｒの安芸ドリームをイン逃げで制した。スリットではダッシュ勢がやや優勢だったが、インコースから伸び返して先マイ。そのまま押し切った。 これで３戦２勝。３日目以降もマイペースのコース取りで盛り上げそうだ。

奈須啓太（３３＝福岡）が得点率首位の座を守った。８Ｒはコンマ００のスタートでまくったが、１２Ｒのイン戦では汐崎正則のまくり差しに屈しての３着だった。 それでも、「行き足、伸びは節一。回り足もいい。足は問題がない」と機力への自信に揺るぎはなかった。準優は１２Ｒの１枠に陣取る。

準決９Ｒは荻原尚人のまくりに乗った佐藤慎太郎（４０＝福島）が快勝した。 前検日には、Ｇ１全日本選抜直前の開催に愚痴をこぼしていたが「決勝に乗れたんだから、やっぱり来て良かった」と笑う。ただ、優勝に関しては「Ｇ１で仕上がるように調整したから、まだあまり良くない。まあ、５着までに入れれば」と控えめだった。 この日、全日本選抜の初日特選の仮番組が発表されたが、「自分の番組はどうですか？」と逆取材。あくまで照準はＧ１だけに気もそぞろのようだった。

河村了（３３＝愛知）が、惜しくも４連勝を逃した。２日目１２Ｒ、１Ｍは６コースからまくり差してバック伸ばし、２Ｍはシャープに差して先行する笠原亮をとらえた。 ただ、２周１Ｍで「相手を確認してなかった」と、笠原のツケマイに屈して２着に終わった。「エンジンは変わらずいいし余裕があった」と機力には全幅の信頼を寄せる。

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リオ五輪の女子レスリング４８キロ・金メダリストの登坂絵莉（２３）がトークショーを行った。 胸に金メダルを輝かせて、山口幸二氏（日刊スポーツ評論家）との軽妙なやりとりで沸かせた。身長１５２センチと小柄ながら計１００キロ以上となる２人の選手をおんぶしてダッシュする猛練習などを披露して観客を驚かせた。「金メダルを獲得して１日２日は眺めていましたが、すぐに次のメダルが欲しくなった」と、２０年の東京大会での連覇を誓った。

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昨年末に立川競輪場で開催されたＫＥＩＲＩＮグランプリで、２度目の優勝を果たした村上義弘（４２＝京都）の優勝報告会が９日、京都府庁内で行われた。 併せて日本競輪選手会京都支部より、子ども向けやレーサータイプの自転車合計１２台が寄付され、窓場加乃敏京都支部長より山内修一京都副知事に目録が渡された。

地元で奮起する林雄一が落車不安を快勝で一掃する。 前場所の松山最終日に落車して「首と左肩関節を痛めた」。治療とケアで「何とか走れる状態。それでも地元だから気合で」と口元を引き締めた。特選は千葉勢が３車結束して、別線自力を選択した新田康仁が目標で「すべて任せます」。１４、１５年と２年連続で当所Ｇ３（４日制）の決勝進出を決めた差し足発揮で白星スタートを切る。

日本モーターボート競走会は９日、５月２３日から福岡ボートで開催されるＳＧ第４４回ボートレースオールスターのファン投票中間発表を行った。 ５日現在の集計で投票数は１４万２６６２票。そのうち６４４０票を獲得した峰竜太（佐賀）がトップに立っている。投票は１９日まで実施される予定。全国のボートレース場およびボートピアで行われる「ファン投票の日」をはじめ、携帯電話、スマートフォン、ボートレースオフィシャルＷｅｂでも投票可能。最終結果は３月上旬のボートレースオールスター第２回出場選手選考委員会に諮られ、出場選手が正式決定される予定。

シリーズ最年長の新良一規が初日４Ｒで逃げ切り快勝。 ０８年の宮島以来９年ぶりとなる地区選で、白星発進した。「ペラで全体的に上積みしてます。合わせて１１５歳（２着は山室展弘）のワンツーでしたね」と６０歳の年齢を感じさせない走りで後続を振り切った。昨年８月の当地で６年ぶりに優勝するなど水面相性はいい。インファイターのイメージが強いが、２日目４Ｒは４カドなら果敢に握るレースも披露する。

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小林大介が相性のいい鈴木竜士の番手で快勝スタートだ。 昨年１２月千葉の初日は最終ホームから仕掛けた鈴木に乗って直線一気。決勝も鈴木を目標に３着に食い込んだ。「積極的に踏んでくれるので安心して任せられる」。前場所の奈良Ｇ３から中３日だが「ケア中心に調整出来た」。連続の３３バンクも不安はない。前場所不発でリベンジを期す鈴木をリードしてゴール前差しだ。

竹井奈美が調整に正解を出してきた。 ４号艇で登場した３日目７Ｒは、１Ｍ差して２Ｍを先取り。そのまま後続艇を突き放した。「藤田（美代）さんにアドバイスをもらって良くなっています。ターンの部分が上向きで、スピード感が出てきた」。課題だったターン回りの上積みに成功し、反撃態勢は整った。「伸びは良くはないですけど、ターンが良くなったので微調整でいきます」。４日目は準優好枠を目指して連勝を狙う。