横沢剛治（３９＝静岡）が１０Ｒを逃げで制して、巻き返しに成功した。序盤は出足の弱さをなげいたが、本体整備で上向きの兆しをつかんだ。 「トルク感が出てきた。あとは舟の向き。もう少し良くなれば、いいと思う」。得点率は１７位タイに浮上。４日目２Ｒ、２着条件の勝負駆けに臨む。

繁野谷圭介（４２＝大阪）が連勝発進に成功した。５Ｒを４コースまくり、１０Ｒを５コースまくり差しで制した。 ダッシュ戦での２勝は極めて価値が高い。「スリット近辺は良くなった。成績通りで納得できる」。前検で不安だった行き足が良化し、臨戦態勢はＯＫ。リズムも良く、この勢いで２日目も攻撃あるのみだ。３枠の５Ｒはもちろん、６枠の１１Ｒでも目が離せない。

茅原悠紀（２９＝岡山）がミラクル優出を果たした。 準優１０Ｒ、５コースからまくり差して２着。地元の大声援を背に、６強入りした。「いいとこ、差しましたね（笑い）。まくり差す角度がいい。無駄がない。いいレースをして、最後まで無欲でいきます」。 ２日目の減点７を見事にはね返し、明日最終日の１２Ｒ優勝戦は６枠で登場。枠なりか、それとも内へ回り込むか。進入から必見だ。

石野貴之（３４＝大阪）が昨年１１月の大村チャレンジＣから、ＳＧ３連続優出を決めた。 準優１０Ｒ、スタートで松村敏が先行したが、慌てることなくインから圧倒した。「いい状態でレースができている。年末を見据えて、すごく大事なレースになるので、結果を残して帰りたい」。デビュー初優出をした思い出の児島で、５回目のＳＧ優勝を狙う。

武田豊樹（４３＝茨城）が平原康多の番手絶好で初代王者を狙う。準決は打鐘からカマして逃げた吉田拓矢をガードして、最後は直線一気に抜け出して快勝。「疲れはあるが、平原君の番手を得られた。最後の力を出し切る」と宣言した。２月の地元・全日本選抜決勝はまくり快勝の平原とワンツー。今度はこん身のゴール前差しで頂点に立つ。

松村敏（３３＝福岡）がスタート魂を貫いた。準優１０Ｒ、２コースからレバーを放らずコンマ０２。節間全てトップタイミングを決めた。「（スタートは）０台に入っているぐらいと思った。スタート勘がずれていた」。ただ、パワー面でイン石野貴之に分が悪く、まくれず３着に敗れた。「石野（貴之）さんに伸びられた」。レースの失敗を猛省した。

１２Ｒ男子のドリーム戦は、イン守田俊介（４１＝滋賀）が逃げ切った。「スリットから佐藤（翼）君が伸びてきたけど川北（浩貴）さんが止めたのが見えた」と冷静に先マイを果たした。一番いいのは「かかり。これはほんまにいい。ターンして舟が返ってくる」とかかりの良さを強調。伸びは佐藤や竹上真司らが目立つが、守田にこのかかりの良さがあれば、十分戦える。

桐生順平（３０＝埼玉）が、１５年に続くクラシック２勝目へ王手をかけた。初降ろしから約２カ月。複勝率８４・２％のスーパーエンジンに、ペラと新艇がマッチした。準優１２Ｒ、インからコンマ０４と踏み込み、ボート界屈指の旋回力で逃げた。「流れが向いてきている。クラシックは思い入れもある。やることをやって、いいレースを見せたい」。今年最初のＳＧ優勝は目前だ。

松田祐季（３０＝福井）が１２Ｒで吉川元浩（４４＝兵庫）の差しを許さず逃げ切り、初白星をつかんだ。それでも表情は曇る。「大したことはないですよ。調整が合っていなくて乗りにくいです。ペラを１走目の形に戻してみたいです」と、まだ本格化には遠く、松田が生命線とする乗り心地を追い求める構えだ。

寺田祥（３８＝山口）が優勝戦１号艇の座を得た。準優１１Ｒは枠有利に運んで何とか押し切った。「足は節間を通して変わっていない。行き足、回り足が最初より少しいい程度」と機力は目立っていない。それでも、今節のイン戦は３戦３勝。堅実なレースで福岡水面での初優勝を目指す。

飯塚のテクニシャン、篠原睦（３９）が２日目１２Ｒで１着を奪取した。 １６年ＭＶＰの鈴木圭一郎に終始、迫られるレースとなったが、２周目に奪った先頭を守り切った。「車はいいが、タイヤを換えたら立ち上がりでドドド。再度交換する」。 ３日目は１２Ｒ。さらにエンジンの調子を上げて、連勝といきたいところだ。ここで１着なら優勝への視界が広がる。

地元の中田竜太（２８＝埼玉）が完全優勝へ王手をかけた。５戦５勝で迎えた準優戦１２Ｒ１号艇を、インから危なげなく逃げ切った。これで６戦６勝とし、優勝戦へ進出。 「完全優勝は初めて。自分は１着を並べる選手じゃないんで。今のままだと自信度は５０％。それを１００％にするためにしっかりと仕上げたい」と抱負を語る。今年の正月開催に続く地元優勝＆完全Ｖに向け、あとは逃げ切るだけだ。

ＮＯ・１勝負服の青山周平（３２＝伊勢崎）が、２日目８Ｒで何とか１着をもぎ取った。 １枠から先頭を奪っての逃げ切り。試走から本来の動きを欠いていたが、枠とスタート力を生かした。５日の飯塚以来の１着にも笑顔はなく、「セットで多少は変わったが、全体的に車速が足りない。現状では厳しい」。３日目は９Ｒ。機力をアップさせてＶ戦線に浮上したい。

木村武之（３９＝浜松）が連勝を決め、Ｖ候補に名乗りを上げた。 ２日目９Ｒは０オープンの８枠からスタート。１周目で早くも先頭を奪い、そのまま押し切った。６枠からの速攻で快勝した初日を見事に再現。 「リングを換えて、初日に気になった粗さはなかった」。昨年１２月のＧ１スピード王決定戦に続き、山陽での優勝なるか。強豪そろう３日目１２Ｒプレミアムレーサー賞で、３連勝を狙う。

４月から山陽ＮＯ・１にランクされる松尾啓史（３８）が苦しんでいる。 初日の５着に続き、２日目７Ｒも３着止まり。１枠からのスタートで出遅れ、１周目は７番手。徐々に追い上げたが１、２着とは差があった。 「乗りやすいが、軽すぎる。根本的にパワーがない」。最近１１節で優出が１０回もあり、うちＳＧが１回、Ｇ１、Ｇ２が各２回と、近況は抜群の成績。予想外の序盤戦となり、「セットをやりリングを換えるかも」と調整に全力投球する。３日目８Ｒで巻き返しなるか。

飯塚のエース浦田信輔（４３）が２日目１０Ｒを快勝し、好調をアピールした。６枠からスタートを決め、１周で早々と先頭に立ち懸命に追う早川清太郎を振り切った。初日に続く１着に「ヘッド周りを調整し、いいトルク感があった」と手応え。前節で落車の影響は感じられず「回転が上がりづらい」とさらに上積みを図る。３日目は１２Ｒ。午後から降雨の予報も出ており、どう乗り切るか見ものだ。

小林莉子（２３＝東京）が連勝で順当に決勝に進出してきた。昨年は悔しい思いをした。ガールズグランプリ出場を補欠１位で逃したのだ。 もちろん今年はそれが絶対の目標になる。「勝つべきレースで勝ち切れなかった」と猛省する。今年は１戦１戦を今まで以上に集中して走っている。そのためにも決勝は落とせないレースになる。今年４回目の優勝を狙って容赦のない攻めを見せる。

準優１２Ｒは、桐生順平（３０＝埼玉）が逃げて快勝した。枠なりの３対３で、インからトップスタートを決めると冷静に押し切った。２度目のクラシック制覇へ、１９日最終日の１２Ｒ優勝戦は１枠で臨む。２着は井口佳典が差し残し、３着争いは新田雄史が湯川浩司の猛追を振り切った。

平成２９年３月１９日、安倍総理は、東京国際空港（羽田空港）でドイツ、フランス、ベルギー及びイタリア訪問について、会見を行いました。

平成２９年３月１９日、安倍総理は、神奈川県横須賀市にある防衛大学校の卒業式に出席し、自衛隊最高指揮官として卒業生へ訓示を行いました。

優勝候補の１人、山崎哲司（３８＝愛知）が前検から好ムードだ。 今節が初降ろしの７２号機に「足合わせはしてないけど、雰囲気はいい。重さがないし、押してくれる」と手応えをつかんでいた。初日は７、１２Ｒの２走で４、６枠。中、外枠から食い込みを狙う。

準優１１Ｒは、菊地孝平（３８＝静岡）がイン速攻で圧勝した。 進入は５対１の枠なり。楽な１コースで仕掛けを決めて、１Ｍは悠々と押し切った。２コース差しの瓜生正義が２着を守り、３着争いは赤岩善生が毒島誠、安田政彦に競り勝ち入線した。

松本勝也（４５＝兵庫）が予選を１位で通過した。８戦６勝、２着２回のオール２連対と安定感は抜群だ。 機力も全体に仕上がっていて、現状では１強ムード。準優は１２Ｒに１号艇で登場。勝てば優勝戦も好枠で、このまま突っ走りそうな勢いだ。

「懐かしの旧競走車デモ走行・エンジンがけ」が、８、１０Ｒ発売中に行われ、トライアンフなど４車が爆音を響かせた。 ババババと今の競走車とは違ったエンジン音に、ファンは興味津々。スタンド前は走路内も開放され、間近で見ていた８０代の男性は「昔を思い出す」と感慨深げだった。

準優１０Ｒは、石野貴之（３４＝大阪）が力ずくで逃げた。 進入は枠なりの３対３。２コース松村敏が強烈なスタートを決めたが、石野はインから伸び返して先マイ。これで、石野は昨年１１月のチャレンジＣからＳＧ３連続優出を決めた。 ２着争いは、まくり差した茅原悠紀が２着を確保。地元でＳＧ優出を果たした。３着は松村が入線した。

山中秀将（３０＝千葉）が特選８Ｒでひとまくり。 最近、積極的なレースを心掛けていることが功を奏したのか「後方になっても、みんな足を使ってくれた。まくるには有利になりましたね」とにんまり。 この勝利で積み重ねた勝利も通算２００。「普通の１勝と変わらないけど、Ｇ２の舞台で決められたことはうれしい」とはにかんだ。 ただ、「前回で本当は達成していたはずだけど…」と、前走の広島Ｆ１の優勝失格を例に出し「まだ、引きずってるんですかね」と苦笑い。

「負けることを怖がってました。初心に戻って、バックを取るレースを増やしたい」。高木真備（２２＝東京）のバック数が今年に入って激増した。すべては昨年末、ガールズグランプリで敗れたことからスタートした。 今年は「自分のレースをした上で勝ちたい」とテーマを掲げた。それは日頃から同期で仲良しの奥井迪が言っている言葉だ。レースでバック線を先頭で通過できるのは当然、１人のみ。 奥井、児玉碧衣らと主導権争いになる可能性は大だが、あえてそれに挑戦する。やるべきことはやってきた。今はただレースを待つだけ。高木は「楽しみにしています」と自信ありげに笑った。

準優勝戦が行われる５日目８Ｒ発売中に、ボートレース新ＣＭキャラクター渡辺直美がトークショーを行った。 実施されたイベントホールは始まる前から立錐の余地もないほどの盛況ぶり。渡辺直美が登場すると大歓声に包まれた。「舟券は中々当たらないけど、好きな数字で買ってます。メインの１２Ｒは１３４の１点でいきます」と話すと、観客から「ある、ある！」の声にニンマリとした笑顔を振りまいた。

石井寛子（３１＝東京）が自在足を駆使して優勝を狙う。当日移動したこの日、バタバタして予定していた飛行機に乗り遅れた。「急いでいたし、払い戻し手続きもできなかった。損した航空券代を取り戻さないと」と苦笑いで話した。 ともに２０本前後のバック本数を持つ児玉碧衣、高木真備、奥井迪がいて、レースは激しくなりそうだが「自分のレーススタイルを確立した。たとえ、足を使ってでも、とにかく前前に。そこから仕掛けます」ときっぱり言い切った。

「負けることを怖がってました。初心に戻って、バックを取るレースを増やしたい」。高木真備（２２＝東京）のバック数が今年に入って激増した。すべては昨年末、ガールズグランプリで敗れたことからスタートした。 今年は「自分のレースをした上で勝ちたい」とテーマを掲げた。それは日頃から同期で仲良しの奥井迪が言っている言葉だ。レースでバック線を先頭で通過できるのは当然、１人のみ。 奥井、児玉碧衣らと主導権争いになる可能性は大だが、あえてそれに挑戦する。やるべきことはやってきた。今はただレースを待つだけ。高木は「楽しみにしています」と自信ありげに笑った。

若手の女子ボートレーサー２人が、５Ｒ発売中にトークショーに出演し、場内を盛り上げた。山口支部所属の１１８期・山本宝姫（ともき）と末武里奈子（りなこ）で、下関ボートで４月から始まるナイター開催をＰＲ。オートレースを見るのは初めてで「ボートレースとは違う面白さがありますね」と語っていた。

山陽オートでは開門時、正面入場口付近で出場選手による来場者へのお出迎えが行われている。２日目は初日１着選手のうち人見剛志、鈴木圭一郎、佐藤摩弥、緒方浩一の４人がお出迎えした。

【村上正洋・ムラムラ車券】 補充で入った橋本強は２日目１Ｒで中井俊亮マークがかない、喜んだのもつかの間「一瞬の迷いで…」と、中井との連係が離れて４着に終わった。しかし、ツキがあるのか選抜に繰り上がった。 ◆３Ｒ　当初、橋本がいたところに、これまた補充の浜田がすっぽり。吉田も消化不良のレースが続くだけに、ここでハッスルすれば浜田の恵まれも。２車単（５）＝（１）、（５）（７）、（５）（２）。 ◆９Ｒ　石井は深谷にしてやられて２予敗退。しかし、出来は悪くないはず。今日こそ頭勝負。２車単（２）＝（７）、（２）（５）、（２）（１）。

【今日の全全】 バンクコンディションにも恵まれ、機動型多彩の激闘ゆえに落車も…。Ｗ不発の２日目は忘れよう。こん身の穴狙いだ！ ◆７Ｒ　３連単（７）全全 初日不発も２日目は快勝で覚醒した脇本。その番手が初手から競りなら迷うことはない。ワッキーがハイペースで駆ければ、番手争いも含めて後位は大混戦。２、３着次第で好配当が望める。準決の軍資金をゲットだ～！ ◆１１Ｒ　３連単（３）全全 細切れの大激戦だ。好調深谷と、吉田－武田の茨城勢が激突。加えて渡辺は単騎戦で稲川も総力戦。前記の茨城勢にしても、新鋭吉田をマークする武田の仕上がりが完璧とは言い難い…。ここは初日特選で好配当をたたき出してくれた河端の出番だ。後方で足をため、大混戦の前団を「バタヤンまくり」で一撃。番手筒井も食い下がれるか？　独り旅なら２度目の好配当！

【１１Ｒ：準決・推理】 準決一の激戦区。１着こそないが、復調気配の深谷を中心に推す。２予では巧みな位置取りから好位を奪う新境地も見せた。吉田－武田の反撃も強力だが、持ち前のパワーで乗り切るとみた。もつれると、まくり足強烈な河端の出番もある。 吉田　いい感じで踏めている。先行基本に走る。 深谷　最低限のレースはできた。自力で走る。 河端　相手は強いけど、自力で頑張ります。 東口　１着が取れたし、悪くない。稲川君へ。 武田　吉田君の番手。吉沢のためにも頑張る。 筒井　調子は悪くない。同県の河端君に任せる。 渡辺　自力自在に。切れ目からとしか言えない。 坂口　深谷君の後ろ。しっかり付いていくだけ。 稲川　２予の１着はたまたまです。何でもやる。

【１２Ｒ：準決・推理】 軸は平原。積極的な立ち回りで最後はまくりで決着をつける。竹内－金子の抵抗もあるが、怖いのは根田発進で番手郡司の浮上だ。２月奈良Ｇ３では郡司の２周先行に乗って根田が番手まくりで優勝した。今度は逆の並びでお返しがある。前前に攻めこむ岩津も連圏内だ。 竹内　自力ですね。自分の力を出し切りたい。 平原　自力で戦う。関東勢の強さを見せたい。 郡司　初日よりも感じはいい。根田さんの後ろ。 金子　感じは良くなっている。竹内君の番手。 岩津　レースの流れに乗れていない。前で戦う。 根田　郡司君の方が器用だし、自分が前で戦う。 木暮　感じはいい。平原さんに任せます。 松浦　体調は良くなっている。岩津さんの後ろ。 山田　単騎ですね。勝負どころで仕掛けたい。

ウィナーズカップ初代覇者への戦いはセミファイナルを迎える。 「オレに任せろ」の大上悟は準決１０Ｒの稲垣裕之（３９＝京都）の決勝一番乗りに狙いを定めた。特別企画「ヤマコウが聞く！！」の山口幸二氏（日刊スポーツ評論家）は同１２Ｒの金子貴志（４１＝愛知）をピックアップ。また、２日目メインの１２Ｒ毘沙門天賞は平原康多（３４＝埼玉）が制した。

【大上悟・オレに任せろ】 ◆１０Ｒ：準決 近畿の総大将・村上義弘のいない舞台で、継承者・稲垣裕之が責任を果たす。初日特選はまくり不発に終わったが、２予１０Ｒは三谷竜生の番手絶好からワンツーを決め、準決切符をものにした。「番手の仕事は難しい。三谷の番手なら狙われる位置。最後の直線もどこまで内を締めていいのか迷った。村上さんのすごさが分かる」。そう話した稲垣だが、若手機動型の台頭著しい近畿勢にあって、責任ある番手のスキルを磨いている。 何としても初代王者の座をものにしたい。村上義が直前練習中の落車で鎖骨を骨折し、緊急欠場。初日には落車した市田佳寿浩が選手生命も危ぶまれる大きな骨折で緊急入院。「あの村上さんが直前欠場されるほどで、市田さんも…」。口元を引き締めて“２人の分も”の言葉を、あえてのみ込んだ。 玉野Ｇ３決勝は村上義の不言実行に身震いさせられた。自力勝負を敢行、中団で内に包まれて苦戦しな

【１０Ｒ：準決・推理】 稲垣と新田の攻防は、三谷の先導があるだけ稲垣に分がある。再度好連係でワンツーを決めるか。ただ、新田のスピードも遜色ない。まくりに構えそうな原田よりも前で仕掛ければ互角だ。まくり勝負に出そうな原田も怖いが、単騎でも動き軽快な山田が波乱の目。 新田　自力で走る。いいレースをしたい。 原田　体調はいいと思います。自力で動く。 三谷　出切れたし、悪くない。自力で戦う。 中村　２予は根田君が強かった。新田君の番手。 山田　単騎で動く。流れに応じて走る。 杉森　準決からが大事だと思っている。自力で。 稲垣　三谷君へ。気持ちを引き締めて走る。 小倉　展開がいいね。原田君に任せます。 伊藤　出来は何とも言えない。近畿の３番手。

地元男子のエース長岡茂一が前半５Ｒ、１Ｍの不良航法で減点を取られた。 ５、４着の初日はなんとマイナス１点からのスタート。ただ「接触してない」と不満は残る。内の守田俊介も振り込んでいて「茂一さんが減点なんですか、自分が取られるかと思っていた」と話した。微妙とはいえ判定は出てしまった。予選はまだ３日間あり、長岡には今日１２Ｒのドリーム戦もある。「悪い足じゃない。巻き返したい」と宣言した。

井芹大志が準優１１Ｒで３着に食い込み、１５年９月常滑以来、約１年半ぶりの優出を決めた。 「そんなになりますか…」と、久々の優勝戦に感慨深げ。「道中で自分を応援する声が聞こえて、それがパワーになりました」とにっこり。「ペラは特殊な形だが、着が取れてたから微調整でいった」。３０号機の仕上がり自体はまずまずで優勝戦は６号艇。「コースは厳しいけど、人並みに遅れないスタートを行って」。展開を見極めた走りで自身３回目のＶを目指す。

成清謙二郎が地元千葉での初Ｖを狙う。 準決８Ｒで、まくった伊藤彰規を差し切り決勝一番乗り。「緊張して口の中が乾いた。練習をしたかいがあった」と話した。松戸で経験しても、ホーム千葉では美酒を味わっていない。今回のあっせんが出てすぐに練習量を増やし、１カ月で体重を４キロほど減らした。決勝１０Ｒで目標にする大関祐也に「頑張って。でも、頑張りすぎないで」と声をかけた。

妹尾忠幸が予選５走を着外なくまとめ、予選３位通過した。 「何かスリットの足に雰囲気が出てます。回り足はもともといいので。明るい兆しが出てきました」。以前は超抜エース機に迫る威力もあった４１号機。それが昨年１１月末から急降下。その後はなかなか上昇が見られなかったが、今節前の中間整備が実り、妹尾のペラ修正もマッチした。準優１１Ｒは戸田で難解な２号艇だが、「楽しみがあります」と上昇ムードで臨める。