秦英悟（３１＝大阪）が複勝率１５・３％とワースト級の１２号機を立て直し２、１着発進を決めた。「ペラ調整でスリット近辺の足はましになった。でも回ってから押してないし、足が厳しいのは間違いない」とそれでも苦笑いだ。Ａ１復帰が見えてきた今期。好調なペラ調整で少しでも上積みを図り、準優好枠を狙って予選最終日に挑む。

今節は伏兵陣が奮闘している。その流れを象徴するかのように、吉田健太郎（３７＝愛知）が予選トップ通過を果たした。１０Ｒ、４カドから一気にまくって快勝。得点率８・８３（６走５３点）で予選を終えた。「上位の次ぐらい。行き足がいいです」。５日目の準々優勝戦は、１１Ｒ１枠で登場。逃げて、好リズムを加速させる。

重木輝彦（２９＝兵庫）が鮮やかに２、１着発進して、順調ぶりをアピールした。 「もう少し出足が欲しいけど、足はいいと思います」と仕上がりは上々。 期末のＡ２勝負真っただ中だけに「Ａ級がかかっているし、しっかり頑張ります」とモチベーションも高い。２日目以降もシャープな走りから目が離せない。

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４日目１１Ｒ発売中にレジェンドレーサーが集結。エキシビションレースが行われた。 長嶺豊氏が前付けに出たが浅香登氏がブロックしてインを主張。カドに引いた立山一馬氏が内の艇を鮮やかなツケマイで沈めた。 勝った立山氏は「嶺ちゃんがまくると思ったら差したんで、スッーと回っただけですわ。何とか勝てました」と謙遜していたが、果敢なまくりが決まり、してやったりの表情だった。

仲谷颯仁（２２＝福岡）が、得点率１位で準優に進出した。３日目は２着２回。６Ｒが６コース、１１Ｒが４コースからの進入で、素早く動いて連対を確保した。「調整を戻して、こっちの方がいい。出足に伸びもいい。調整ばっちりで、もちろん上位の方」と評価する。今節は６走して１着２回、２着４回と抜群の安定感。「予選１位を狙っていて、この１位は大きい」と力が入る。５日目は１０Ｒ準優に１号艇で登場。優勝戦１号艇ゲットなら、２度目の優勝へ視界が大きく広がる。

競輪も見た目が１００％！？　予選９Ｒは加倉正義（４５＝福岡）が直線中を割ってしぶとく伸び、今年１月の名古屋以来、９場所ぶりの１着をゲットした。ただ、引き揚げてきた加倉は険しい表情。「久々の１着はうれしいけど、内容的には反省しないといけない」と、神妙に口を開いた。 前を任せた利根正明のバックまくりを不発とみて最終３角で内に降りたため、連係を外してしまった。前がごちゃついたために最後は立て直せたが、「結果的に利根はブロックされたけど、本当は付いて行かないと。競輪は見た目も大事ですから」と格言を残して引き揚げていった。

決勝１０Ｒが不成立となり全返還された。 ９番車の佐々木省司（青森）以外の８人が過度なけん制による追走義務違反で失格となった。同例によるレース不成立は１３年７月２５日の高知Ｇ３以来。失格者は次の通り。 和泉田喜一（千葉）太田真一（埼玉）菅谷隆司（東京）伊藤慶太郎（埼玉）萩谷直正（神奈川）田口裕一（千葉）恩田淳平（群馬）高橋広大（埼玉）

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根藤浩二（３０＝千葉）が昨年１１月立川以来の決勝進出を決めた。準決８Ｒ後に引き揚げてくると「本当によかった。久しぶりに決勝に乗れる」と満面の笑み。 レースは目標不在の三沢康人が打鐘前に追い上げ、小林申太の番手狙いに出た。根藤はこのタイミングを逃さず仕掛けると、最終ホーム過ぎに前団をまくり切った。「ちょっとずつ積極的に動いてそれがいい方に向いている」と手応えをつかみつつある。決勝は本多哲也の番手戦。「番手回りは少ないけど離れなければ大丈夫」。勝機を生かし完全優勝だ。

上野真之介（２９＝佐賀）が、初日１０Ｒ１号艇からきっちり逃げて白星発進。 「インだから行き足、起こしを意識してペラをたたいた」そうだが、「悪くなかったですよ」と、初戦にしてはまずまずの手応え。 「エンジンの素性自体も悪くなさそうだから、うまく合わせたい」ときっぱり。 江戸川は優勝歴（１０年１１月）もあり、前回当地（１６年４月）も優出４着と相性は悪くない。４日制の短期決戦でもあり２日目４Ｒ３枠、１２Ｒ６枠の２走とも結果は重要。好走を続け、優出圏内を維持したいところだ。

開設６７周年記念Ｇ３ゴールド・ウイング賞（２２～２５日）を開催する西武園競輪の関係者が１４日、ＰＲのため東京・築地の日刊スポーツ新聞社を訪れた。 所沢市出身のオードリー春日が、ポスター等で宣伝に一役買っている。Ｓ級Ｓ班は地元の平原康多、岩津裕介、中川誠一郎、稲垣裕之の４人が参戦。大久保修次所長は「ゴールデンウイーク前ですが、ぜひお出かけください」と話し、売り上げ目標６０億円を掲げた。 埼玉西武ライオンズ公式ダンスパフォーマーチーム・ブルーレジェンズらが大会を盛り上げ、２日目以降は秩父名物みそポテトなどグルメ屋台が楽しめる。 キャンペーンガールの小嶋みやびは「平原選手がすごく強くて速いと聞いているので、すごく楽しみ」と地元記念マスター（大宮記念６回、西武園記念２回Ｖ）の走りに注目していた。

平成２９年４月１４日、安倍総理は、総理大臣官邸で、「緑の羽根」着用キャンペーンの一環として訪れたミス日本みどりの女神及び日本さくらの女王等による表敬を受けました。

森岡満郎（４１＝岡山）が３、１着の好発進に胸をなで下ろした。後半１０Ｒのイン戦は危なげなく押し切り。 「児島の初日にしては上出来。いつも３日ぐらい調整で迷うのに」と上機嫌で振り返った。前検日時点の今期勝率は６・２０。今節が終わると、３０日間のフライングに休みに入るため、今節はラストの勝負駆けだ。Ａ１キープへ、まだまだ気は抜けない。

初日１２Ｒドリームは森永淳（３６＝佐賀）が制した。イン中沢和志を先に回して的確に差し切った。 「何とか差すことはできたけど、感触は良くない。乗れないし、競る足ではない」。新ペラの影響もあって納得はしていないが、２日目以降に伸びしろがありそうだ。

三角哲男（５０＝東京）が４日目６、１２Ｒを差しと逃げで連勝。順位をジャンプアップさせて、予選３位で準優の１号艇をゲットした。「え！　１号艇なの？　という感じでしたよ」と、あまり意識はしていなかったようだ。 仕上がりはまずまずで「伸びられることはないし押す感じにはなっている。でも、もう少し出足が欲しいですね」と、貪欲に上積みを狙う。準優１０Ｒは絶好枠を味方に優出一番乗りを目指す。

須藤博倫（３９＝埼玉）が、複勝率４４・３％の１８号機をゲットした。 「（前回使用者の）飯山（泰）さんのベースでいくと思う。伸びの雰囲気はきている。回転もしっかりきているし、合えば面白い感じになる。前検としてはいいところから始められたと思う」と合格点をつけた。 「来期（５月１日～）からまたペースアップができるように、頑張っていきます」と、活躍を誓った。

今村豊（５５＝山口）が予選ラスト２走３、９Ｒを１、２着の２連対にまとめて、堂々の予選トップ通過を決めた。 「２日目からペラはゾーンに入っている。全ての足がいい部類。ペラはもう触りたくない」と、機力にも大威張りだ。準優１２Ｒも他艇の攻撃をシャットアウトして優勝戦の１号艇をつかむ。

単発勝負のルーキーチャンピオンは９着に敗れた１０９期の島川将貴（２２＝徳島）が、特昇２場所目でＳ級本格参戦。「追加が入ったときはうれしかった。こんなに早く上がれると思ってなかったですが、とにかく持てる力を出し切りたい」と目を輝かせた。「（同県の先輩）原田研太朗さんと同じ舞台で走れるよう、少しでも上を目指したい」。初戦は１予メインの９Ｒに登場。「得意の押さえ先行で結果を出せれば最高ですね」と意欲を見せていた。

毎月１回掲載のボートレーサー毒島誠選手（３３＝群馬）の新コラム「毒島誠のトップギア」が今日からスタートします（５月以降は１０日公開）。レースではスピードあふれるターンでファンを魅了しています。休日は釣りや山登りなどアウトドアに励むアクティブ派です。１回目はレースに関しての目標と、現状についてです。 抽選運上昇を願い休日も練習？　に励む毒島誠 こんにちは。ボートレーサーの毒島誠です。毎月１回、日刊スポーツでコラムを担当することになりました。レースの事や私生活について、ざっくばらんに書いていきます。 今年の目標はＳＧレースを勝ち、年末のグランプリ出場＆制覇です。昨年はシリーズ戦回りで悔しい思いをしました。ピットから見るグランプリほど、悔しい事はありません。「今年こそは！」と意気込んでいますが…。う～ん、微妙（汗）。 現状は何といっても抽選運が良くないです。毎大会、エンジンとボートを商店街でよく

相変わらず好調ぶりを発揮している荒牧聖未（２６＝栃木）の走りに少し変化が出てきた。 今まではまくりのイメージが強かったが、最近は早めの仕掛けができるようになってきたのだ。「前回の前橋決勝は思い切って打鐘前から１周半もがきました。３着だったけど、それ以上の成果が出ました」と胸を張る。今のところ逃げの決まり手は２つしかないが、これが増えるとますます威圧感が出て来る。「初日も思い切っていく」と積極宣言が飛び出した。

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今節は女子選手の活躍が目立っている。出場８選手中、４人が準優入りを果たした。その中でも際立つ走りを見せているのが池田浩美（４０＝静岡）だ。出足関係は上位級の仕上がりとみていい。準優１０Ｒは１号艇と、出足を生かすには絶好の位置。優出一番乗りは十分狙える。

Ｓ級Ｓ班の平原康多（３４＝埼玉）が場内ステージでトークショーを行った。 川崎Ｇ３の２日目に落車して、右腰を痛めた。それでも元気な姿で登場し「練習もできるようになって、ケガを治せばなんとかなる。川崎では古性（優作）に競り負けて、もっとヨコの技術を磨こうと思った」と話すと、ファンからは大きな拍手がおくられた。 体のケアには万全を期している。「元選手の手島達矢さん（８８期引退）に体を診てもらっていて、ずっと群馬に通っている」。足しげく来る地で話が弾んだ。

寺田千恵（４８＝岡山）が、さすがの連勝発進を決めた。初日５Ｒで２コースまくりを決め、１２Ｒドリーム戦ではイン逃げで快勝。「久々にいい感じ」と機力にも納得している。スタートも決まっており、このまま勢いに乗りそうな雰囲気を漂わせる。

最近、弟子を取った近藤隆司（３３＝千葉）が「（弟子の）面倒をみるのはいろいろ物入りだけど、その分、マージャンに出かける回数が減って、その点ではいいかな」と苦笑いで話す。コメントとは裏腹に、年を重ねて第一人者としての自覚も芽生えたようだ。３場所前の静岡から使い始めたシューズがマッチ。めったにないナイター開催も「夜になったら風がやむと聞いた。それなら走りやすいかも」とプラスに考えた。 特選１１Ｒは実質、吉田敏洋と２分戦だ。「もちろん、先行も考えて。日本選手権は特選から出られる。だから、危なくない競走で（笑い）」と、力勝負を宣言した。

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ニッカンスポーツ・コムの無料ＷＥＢ予想紙「ニッカンＰＤＦ新聞」は、公営競技の推理に欠かせない必勝アイテムとして大好評をいただいています。 ４月の配信スケジュールは別表の通り。ミッドナイト競輪では各開催日の未明、その他では同前夜に公開します。このほど、松阪競輪Ｆ１「西日本カップ」（Ｓ級シリーズ＆ガールズケイリン＝４月２９日～５月１日）が追加されました。 ニッカンＰＤＦ新聞には、担当記者の印（◎○▲☆△）・短評・周回予想が付いた全レースの出走メンバー表、選手コメント、注目レーサー記事など、車券＆舟券作戦に役立つ情報が盛りだくさん。出走メンバー表は全レース、ＳＧやＧ１開催などの紙面に掲載しているものと同じ大型サイズになっています。全て無料でダウンロードできるし、印刷もＯＫ！ ニッカンＰＤＦ新聞を使えば、検討材料をいち早く手に入れ、じっくりと推理できます。的中への近道になること間違いなし。ぜひ、ご

がまだせ（がんばろう）！　熊本！　昨年４月１４日、１６日に発生し、未曽有の被害を出した熊本地震から１年。 Ａ級のＶ候補の１人である中村健志は、唯一の熊本戦士として登場する。「地震の時は松阪で競走中でした。（熊本）市内の家は大丈夫でしたが、しばらく連絡がつかなかったし。熊本にもなかなか帰れなくて、選手みんなでレンタカーを借りて…。大変でした」と、当時を振り返った。自身の近況は２場所連続の落車続きだが「熊本パワーで頑張る」と力強いコメント。被災地に走りでエールを送る。

根田空史が勢いを取り戻した。 準決９Ｒは後方で不発だった初日特選とは一変し、打鐘前から先制。太田竜馬にまくられたが、２着に逃げ粘って「歯を食いしばって踏んで奥歯の詰め物が取れた。きつかった」と気合の入り具合を説明した。マイナーチェンジに取り組んでいる。「中村（浩士）さんや成清（貴之）さんにヨコを教わり、後方まで下がらずに仕掛ける。出切ることに命がけ」。たたかれるともろいイメージをぬぐおうと改革中だ。決勝も逃げる。

岡田泰地が小林申太を目標にし勝機をつかむ。 初日特選は最終ホームから仕掛けたが、野村純宏のブロックにあい失速。８着に終わった。しかしレース後は悲観した様子はなく、「着だけみればあれですけど、感じは悪くないです。余裕もあったし、気落ちする必要はない」と強気なコメントに終始した。準決８Ｒは小林が目標になる。「小林さんの走りはこれまでにも見ているし、連係も大丈夫」と自信がうかがえた。山崎充央が３番手を固めラインも盤石。小林後位から抜け出し、きっちりと勝ち切る。

牛山貴広が悪夢を吹き飛ばして気合を高めている。 昨年７月に前橋で落車し骨盤を骨折した。それから長期欠場を強いられたバンクで準決１０Ｒは快勝。伊早坂駿一を好リードして最終１角過ぎに番手発進した。竹内雄作を封じて、江連和洋とのワンツーに「走る前はケガを思い出したが、もう大丈夫。今の筋力でやれる走りを」と胸を張った。決勝は総力戦。別線のたたき合いが長引けば、ひとまくり。Ｖ劇で前橋を得意バンクに変える。

柏野智典は、まさかの予選スタートとなった。 メンバーを見て「予選回りは相当久しぶり」と、苦笑いを浮かべていた。昨年後半からの不振に加え、年末の伊東での落車で点数を落としたためだ。「去年の岐阜記念でぎっくり腰をやって、これを甘くみていたら年末まで引きずった感じ。良くなったと思ったら伊東で落車もあって」。ただ、前回小倉で今年初の決勝に進み、スランプ脱出の糸口が見えた。「だいぶ良くなってきた」。大本命の予選１０Ｒ。ラインでの上位独占を狙う。

桑島和宏の近況がいい。 今月末が締め切りの１７年後期適用勝率（昨年１１月～）が１３日時点で７・０３。この期間ですでに昨年１１月の平和島、同１２月の津と２回優勝している。「リズムがいい？　そうですね～」と満面の笑み。前検の手応えも「班で下がる感じはなかった。江戸川の前検としては悪い感じはしませんでしたよ」と話す。初日は３Ｒ５枠、８Ｒ４枠と外中枠２走。４日間の短期決戦だけに初日から好発進を決め、Ｖ戦線に名乗りを上げる。

さすが格上の立ち回り。岡村慶太が機歴劣勢でも得点率７位タイに付けた。３日目７Ｒはインから逃げてポイントを加算。ここまで大敗なく着をまとめる。 「伸びは付かないので、出足を求めてます。そこは日に日に上向き。最近はこの方が結果につながる」。伸びを諦め、状況に応じた対応でしのいでいる。「伸びがあるなら攻めたいけど、こういうときもある。プランの中には入ってる」。機力平凡でも補うすべを備える。