藤田昌宏（４３＝岡山）が１着スタートに満面の笑みを見せた。予選８Ｒは久米康平が前団のもつれを見逃さず、最終ホーム前からカマすと藤田は番手絶好の展開をきっちりとものにした。「久米君が一番いいところで仕掛けて、出切ってくれた。僕からの車券も１０倍を切っていたし、差してもいいかな」と冗談交じりにレースを振り返った。準決の番組を見ると「番手より３番手の方が自分の中では得意。準決は徳島勢の後ろで頑張ります」と気合を入れた。準決１０Ｒは３番手でも要注意だ。

地元の吉田徳夫（４６＝愛知）が初日９Ｒで２コースまくりを決めるなど、連勝発進を切った。「足はまあまあいいよ。ただ、乗りにくかった。ターンでロスしている」。初日は好枠も味方にしっかり結果を残したが、乗り心地には課題を口にした。２日目以降の走りで真価が問われそうだ。

江本真治（４２＝山口）が８Ｒでまくり差し、今節５回目の２着入線をした。 白星にはなかなか届かないが、３日目までとは内容が違う。「伸びはちょっといいくらいですが、グリップ感がやっときました。これならレースになる」と、勝負できる足に納得の表情を見せた。 相棒の４９号機は前節、同期の伊藤誠二（４２＝愛知）が優出３着した。 「伊藤君よりいい成績を残さないとね」。まず５日目８Ｒ１枠の逃げで弾みを付け、準優１１Ｒは３枠から優出を狙う。

吉永則雄（３８＝大阪）が２日目は１、２着と巻き返しに成功した。 「部品交換で良くなりました。初日と比べると回って進むようになったのが大きい」とパワーも急上昇。 ３日目は７Ｒ４号艇、１２Ｒ１号艇で登場。さらなるポイントアップを目指す。

丹下健（３６＝愛知）が３日目を１、３着にまとめ、準優進出戦の１枠を手に入れた。「どこがというのはないけど、足は全体に上位。今節は流れが来てますね」とにんまり。準優進出戦の４日目９Ｒはパワーを味方に逃げ切りだ。

喜井つかさ（２７＝岡山）が何とか予選突破した。準優１２Ｒ６号艇だ。 「江戸川はいつもいいエンジンを引く」と話すが今節は初日に不良航法を取られて減点「７」が足かせに。ただ、準優勝負駆けの４日目を気合で連勝。得点率１２位でぎりぎり滑り込んだ。 「足はいいですよ。序盤が回す方向で調整して失敗してましたが、３日目から止める方向で調整して良くなりました。回っての押しが良く、上位の一角と言えます」と６３号機の気配に自信を持っている。 セミファイナルは大外枠だが「しっかり展開を突きたい」。昨年１１月の当地オールレディースでは優勝戦１号艇でフライング。その雪辱戦でもあり優出へ３着以内が最低条件。前回のリベンジを果たすために、ファイナルステージを目指す。

メインの「直虎ドリーム戦」は井口佳典（３９＝三重）が５コースからまくり差しで制した。 スタート勝ちを強調したが、調整作業は順調な様子だ。「まあまあの状態で行けました。まだ合わせる余地はあるけど、行き足は悪くないです」。２日目２、７Ｒも本領のけれん味ない取り口を披露して、勢いを加速させる。

伊藤誠二（４２＝愛知）が４戦３勝３着１回と充実した走りを見せ、得点率トップに立った。 エース２６号機の後押しは絶大で、初日から強烈なパワーを披露する。「いい足しているよ。伸びは節一だね。手前が重たいけど、これは仕方がない」。競ったときの出足に不安はあるが、１Ｍで決められるだけの伸びがある。３日目も伊藤らしい攻めのレースで連勝を狙う。

平成２９年７月２１日、安倍総理は、総理大臣官邸で英国のボリス・ジョンソン外務・英連邦大臣による表敬を受けました。

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松本晶恵（３０＝群馬）が、前検日の感触に及第点を付けた。「行き足は少しいいのかな。回転の上がり具合、乗り心地も好きな感じ」と表情も和らいだ。 近況は苦戦を強いられる場面も多いが、「最近は調整が合わずに乗りにくいことが多かったですけど、今日は乗りにくさもなかった」とリズム好転のきっかけとなるシリーズにしたい。

浅見昌克（４７＝埼玉）が２日目に連勝した。８Ｒでカドまくりを決めると、１２Ｒでは機力の後押しで先マイ。バックでは後続を突き放した。これで３勝、３着１回と舟券に１００％貢献している。「試運転では目立たないが、行き足がいいし、伸びもまずまず」と納得の域に入っている。３日目の出番は６Ｒ。６号艇でも侮れない。

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黒崎竜也（４１＝三重）が３、１枠の３日目を万全の状態で迎える。２日目２Ｒはカドからまくり差して浮上。先マイした宮下元胤に最後まで迫る力強い舟足を披露し２着。後半９Ｒは調整を外し４着となったが、１号機には信頼を置く。「合えば上位に食い込める足。どちらかというと出足系」。しっかり調整を合わせ連勝を飾る。

鈴木奈央（２０＝静岡）が前場所ガールズケイリンフェスティバルのリベンジを狙う。 小林莉子の負傷欠場で繰り上がり参戦したが５３６と持ち味を発揮することなく大舞台を終えた。「反省材料ばかり。気持ちを入れ替えます」と今シリーズに臨む。７Ｒ予１は巧者石井寛子、三宅玲奈ら自在型との対戦。「特に石井さんの位置取りを警戒して戦う」と気合を入れた。

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３３期生デビューに、３２期生の岡谷美由紀（３２＝浜松）は「刺激になるし、見本になれるよう走りたい」と意気込む。 ４年ぶりの新人登場。女子は７人おり、先輩の意地を見せたいところだ。初日は４Ｒに登場。前節の浜松は８、６、８、７着と精彩を欠いた。「ドドドがひどく滑りもあった」。パーツを交換して「良くなっていると思う」と上積みに期待する。３３期生は８人がデビューしており、川口では泉田修佑、稲川聖也、黒川京介が初陣に挑む。

２日目が終わって得点率トップに立っているのは山本英志（４２＝東京）だ。「足は全体的に変わらずいいですよ」と、１７号機に全幅の信頼を置いている。この日連勝を飾った大橋純一郎が２位につけるが「足自体は悪くないと思うけど、トルク感がないし、まだ納得はしてない」と、こちらは発展途上の域だ。後半１２Ｒの６着惨敗が響いて３位タイまでポイントを下げてしまった三井所尊春だが「ペラをやって全体的に良くなってる」。成績とは裏腹に舟足アップには成功したようだ。

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初日メインの特選１２Ｒは大方の予想通り、脇本雄太（２８＝福井）－村上義弘（４３＝京都）の組み合わせ。村上は自転車のセッティングに余念がなかった。 「今回から新車。（８月の）オールスターを見据えてやっていきたい」。今シリーズを足がかりに、Ｇ１へ向け、確かな手応えをつかめるか。

山田英明（３４＝佐賀）は初日特選１１Ｒのメンバーを見て、「想定内です」と笑った。 杉森輝大－武田豊樹の２段駆け、三谷竜生の機動力に対しても、臆するところはなかった。「Ｇ１で決勝に乗って、自信はつかめたけど、空回りすることもある。それが難しい」。前回の伊東サマーナイトＦは予選敗退に終わったが、自然体で巻き返しを期す。

野原雅也（２３＝福井）が緊張感を持って１予メインの９Ｒに挑む。 前回武雄ではボス－パーキンスの強力外国勢を破って、見事な完全Ｖ。最高の形で地元戦を迎え、圧倒的な人気が予想される。「予選は怖い。絶対、勝たなあかんという重圧があるから。警戒されて、なかなか自分のレースもできないし…」。今節は脇本雄太と並ぶ、地元２枚看板の１人。包囲網を振り切って、しっかり２予に進みたい。

弥彦競輪・開設６７周年記念Ｇ３「ふるさとカップ」が、７月２９日～８月１日の４日間で行われます。 ＳＳレーサーからは、大会連覇を狙う浅井康太と、稲垣裕之がエントリー。Ｓ１も強力先行の竹内雄作、地元エース諸橋愛、決め足さえる成田和也ら、豪華メンバーで見逃せません。 ニッカンスポーツ・コムでは、ふるさとカップの特集ページをオープンしました。 レースに関するニュース速報、記者予想コラムを中心とした日刊スポーツ紙面からの転載記事、おなじみのＷＥＢ予想紙「ニッカンＰＤＦ新聞」など、多彩なコンテンツを全て無料配信＆随時更新！　車券作戦に役立つ情報が満載です。どうぞ、ご注目ください。

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竹内智彦が、いぶし銀のトリックプレーで外国勢撃破に成功した。準決９Ｒは、阿部拓真が上昇すると、前と離れたかのように、敢えて時間差で追走。阿部の番手に入ろうとしたドミトリエフを内に封じ込め、見事不発に追いやった。 引き揚げるなり「あれは作戦通り」と、してやったりの表情。「あれをやれば内に詰まると思った。でも、拓真もしっかり踏み直していたし、強かったですよ」と納得の表情だった。決勝は東北４車が結束。豪脚ブフリを封じるべく作戦参謀が知恵を絞る。

桑原将光が初日１、２着とした。 ただ、後半１０Ｒではインから斉藤寛人のまくり差しに屈しただけに、レース後は「自分が握り過ぎているのもあるけど、１Ｍは流れていましたね。前半の方が良かった」と反省の弁を口にした。 「（２日目は）いつもとは違う伸びを求めて、思い切った調整をしてみます」。普段は出足、乗り心地を重視するタイプだけに、モデルチェンジした桑原の走りに注目だ。

千葉競輪のガールズケイリン決勝が２０日９Ｒで行われ、１１２期の新人・鈴木美教（２２＝静岡）が痛烈なバックまくりで快勝。デビュー戦で見事完全Ｖを決めた。 レースは亀川史華が果敢に先行。これを追った宮地寧々が２角まくったが、その上をバック４番手から鈴木が鋭くまくって１着ゴール。ぴったり続いた篠崎新純が２着。逃げた亀川が３着に粘った。鈴木は「まくりだったんですけど、うれしいです。また先行で勝てるように頑張ります」と話した。

渡辺優美は３日目１、３着。特に１１Ｒは「ここまで回ってきた枠番から４日目は６号艇だと思っていたので、何とかもう少し着順を上げたかったんですが」と反省した。 ４日目の準優勝負駆けに向けて「悪くはないけど、もう少し回っての押しは欲しい」と回り足強化を課題に挙げた。準優進出ボーダーを７・００に想定すると、１０Ｒは３着以内が必要。大外枠から展開突く走りで好配当の使者になりつつ、予選突破も目指す。

無欲で体当たりだ。長嶋万記が駆る４７号機は複勝率ワースト２位。前検の動きは「試運転で茅原（悠紀）さんにぶっちぎられたし、本体のパワーが足りません」と不満だけが残った。 それでも、気持ちは前を向いている。「だからこそ、整備も調整も思い切ったことができそうですね。チャレンジャー精神で、ぶつかっていきたいです」。まずは初日１Ｒ、インから開幕星へ突き進む。