松村康太（３４＝福井）が無傷の３連勝で２ｎｄステージ突破を決めた。 ８Ｒは、３コースから森林太がイン後藤隼之をまくって出た。２コースの松村康太は素早く差してバックで先頭に躍り出た。「森林さんの１着だと思ったけど、自分が前にいましたね。足はいいと思う。住之江で無傷の３連勝は記憶にないし、テンションが上がります」と興奮気味に話した。 セミファイナル１０Ｒは、同じ２枠からの俊敏戦で好勝負に持ち込む。

浅見昌克（４７＝埼玉）が、３連勝でセミファイナル１１Ｒ１枠を手にした。 ２ｎｄステージは１０Ｒ１枠で登場。インからコンマ０４を踏み込み、しっかり逃げ切った。 初日からの３連勝に「本番でいい足ですね。行き足と回り足がいい」と納得の表情。再び逃げ快勝で、優勝に王手をかける。

安達裕樹（３４＝三重）が初日ただ１人の連勝をマーク。 １Ｒはイン逃げで圧勝、１１Ｒでは５コースからまくり差しを届かせた。前走地の常滑に続く連続Ｖへ好発進を決めた。 なお、１７日は台風が接近するため中止順延。２日目は１８日に開催され、最終日は２２日となる。

坂本亮馬（３２＝福岡）が２予Ｂ・７Ｒでシビアな立ち回りから２着に食い込んだ。坂本は渡部哲男をさばいて、先行した中井太祐－三谷竜生の３番手を確保。三谷が坂本貴史のまくりをブロックして空いたコースを突いた。最後は自力に転じた渡辺一成にかわされたが「一成（渡辺）さんがいるんで頭は無理と思ってたから」と納得。負傷欠場明けの今回は、フレームも壊れて園田匠の借り物。「合ってはいないけどタイトルホルダーの魂は入ってるみたい」。敗退した園田の分まで、準決１１Ｒは山田英明の番手で頑張るしかない。

１０年バンクーバー五輪のスピードスケート１０００メートル銅メダルのファンリーセン（３０＝オランダ）が、鋭いまくりで連勝突破した。「雨でしたが、楽しく乗れたし面白かった」と２日目のレースを振り返った。日本初参戦の前回平塚で優勝。２場所連続の優勝を狙う。「ボイノワも強いけど、（小林）莉子さんや奥井（迪）さんも強いので、しっかり組み立てて、まくりで優勝を目指したい」。パワーのボイノワに痛烈まくりで勝負だ。

初日１２Ｒファン選抜は、井口佳典（４０＝三重）がカドまくりを決めた。 初戦となった５Ｒでは差しが届かず２着。そこからペラ調整をやり直した。「後半は、スタートして先の感じは上向いている」と伸びを上向かせてきた。 なお、１７日は台風の影響で中止順延。２日目は１８日に開催される。

１７日の飯塚オート特別Ｇ１共同通信社杯プレミアムカップは、台風１８号の接近による悪天候が予想されるため、中止順延となった。２日目は１８日に開催され、優勝戦のある最終日は２１日に行われる。台風よる中止は、最近では昨年８月に伊勢崎オートが中止となっている。

２予Ａの１０Ｒは原田研太朗（２７＝徳島）が豪快にまくって、バースデー勝利。 レースは鈴木竜士－吉田拓矢の茨木コンビが強引に飛び出して、単騎の原田は最終回はどん尻。最悪の展開に見えたが、７番手の菅田壱道が１角手前で仕掛け、４番手の山田英明と絡むと、２角から今度は小松崎大地がまくり、原田はその外を一気にダッシュ。番手まくりの吉田をゴール寸前で逆転した。「もう少し伸びしろがほしい感じはあるけど、悪くないですよ。誕生日の勝利は初めてですし、気持ちも乗ってきました」。激戦必至の準決１２Ｒ、再度の必殺まくりは要警戒だ。

高橋勲（４９＝東京）が予選ラストで２、１着の２連対。 特に４日目後半１２Ｒでは、予選トップ通過のイン中里英夫（４９＝群馬）を相手に中ガマシ一撃を放った。「いいですよ。好みの仕上がり。回ってから押す感じがさらに良くなりました」と、してやったりの表情を見せた。 準優１１Ｒは２号艇。１号艇に座る三角哲男（５０＝東京）を脅かす。

今年１月飯塚Ｇ２オーバルチャンピオンＣで優勝（雨）した加賀谷建明が初日５Ｒ（雨）で５枠から好Ｓを決めて２番手につけると、１周２角で先行する鈴木清にツケマイを浴びせトップに立ち圧勝。 「いつもコーナーが乗りやすいエンジンを作っています。一発で決まってペースに乗れた。プレミアムＣ初優出したいので頑張りたい」と健闘を誓った。

丸岡正典（３８＝大阪）がペースを上げてきた。 ２日目は１、２着にまとめ、初日ドリーム６着から巻き返しに転じた。「ペラ調整が合ってきて乗れるようになった。レースだと伸びものぞくくらいある」と感触も上向きでムードは良好。３日目は２Ｒの４枠と１２Ｒの１枠。この勢いで準優１号艇を狙う。

台風１８号の接近で２日目の開催が中止順延となった。これにより、追加あっせんだった宮地孝四朗（３３＝福岡）は、２３日からの福岡が優先されるため、２１日まで走って帰郷。賞典除外となった。 「引き波に入ると弱いけど足はいい感じです。ペラは何もしてないけど、福岡が終わってまた宮島があるので、ペラは試しで調整します」と話した。

辻栄蔵（４２＝広島）が優勝戦１枠を獲得した。 準優１２Ｒではインコースからコンマ０９のトップスタートを決めて圧倒。Ｇ１では今年初優出となった。 機力も全体にバランスが取れた仕上がりで、１２年７月の徳山５９周年以来、通算７回目のＧ１制覇へ視界は限りなく明るい。

久田敏之（３６＝群馬）が通算４回目のＧ１優出を決めた。 １号艇で迎えた準優１０Ｒ。「遅れないことだけを考えた」というスリットは、コンマ０３のどっきりスタートだったが、冷静に回ってイン速攻。「全体にまとまって上位」と機力も好調だ。優勝戦には２号艇で登場する。「チャレンジャーなので」とリラックスムード。強力な回り足を武器にＧ１初制覇を目指す。

大ベテラン高橋二朗（６８＝東京）が、３連単３万円超えのビッグ配当を演出した。 ８Ｒで鋭い行き足を武器にして３コースまくり差しで抜け出した。「やっぱりターン回りがいいね」と、ご満悦。同レース３着の藤生雄人も「二朗さんとは足が違う」と舌を巻いた。３日目も侮れない存在だ。

大久保花梨（１９＝福岡）はガールズエリート集団の藤田剣次門下生。実力自体は申し分ないが、あと１歩で優勝を逃している印象だ。 「うーん、何かが足りないんでしょうね」と首をかしげるが思い詰めた感じはない。そして「まだ弱いんでしょう」とあっけらかんと笑う。初日１Ｒは鈴木奈央とプロ初対決となるが、アマチュア時代はライバルとして戦ってきた。 ただ鈴木に関しては「もう神様的存在」と本人の前で冗談ぽく話す。最後は「実績は向こうが上なので、チャレンジャー精神で」と強調していた。

吉原恭佑（２８＝伊勢崎）が、スタートを決めて９Ｒを圧勝した。同期の鈴木圭一郎が手本にする雨巧者が、まずは１着を奪取した。 「スタートが切れた。少しドドドがあるので、タイヤとフォーク周り」と上積みを狙う。２日目も湿走路が濃厚。「流れはいいので生かしたい」と意気込む。連勝も十分可能なムードだ。

今シリーズのＶ候補筆頭・篠崎元志（３１＝福岡）が、２日目を終えて得点率２位タイまで浮上してきた。 実績の乏しい４０号機を引き、前検日には「いいエンジンとはいえないですね」と、やや厳しい表情だった。しかしこの日は「ペラをやって体感が良くなった。上の人ともそんなに差がなくなった」と話すまで上積みしてきた。３日目は１、２枠の好枠２走。予選トップ通過に向けて、条件的には申し分ない。

深谷知広（２７＝愛知）が２予でまさかの敗退となった。初日の１予では先行して６着。奮起が期待された２予Ｂ８Ｒでも、自慢のパワーが不発で４着に終わった。厳しい表情の深谷はローラー台でクールダウンを行った後、「地元記念の疲れ？　いえ、（残り２日間）対応できるように頑張ります」と気持ちを切り替えていた。

湿走路に強い森且行（４３＝川口）が、オープニングレースを快勝した。好スタートからすぐに２番手に進出し、残り４周で先頭を奪い押し切った。「飯塚はいい時が多い」と期待していた通りのレースぶり。２日目も湿走路は確実。前節の伊勢崎Ｇ２では初日１着後に崩れたが、連勝してリズムに乗りたいところだ。

今年デビューした飯塚所属の新人６人が、イベントステージでトークショーに出演し、ファンから激励を受けた。 ５Ｒ発売中には、木山優輝、中村杏亮、吉松優輝の男子３人が登場。木山は「２級車のうちに優勝を」、中村は「次節には１着を取りたい」、吉松は「晴れでも勝てるように」と目標を語った。 １０Ｒ発売中には稲原瑞穂、堂免沙弥、吉川麻季の女子３人が今後の抱負を語り、大きな拍手を浴びていた。

台湾・台東からの観戦ツアー客３０人が訪れ、平均速度１０５キロのスリリングなレースを満喫した。 車券の買い方などのレクチャーを受け、結果に一喜一憂していた。４泊５日の日程で観光を兼ねての来日。「また来たい」と話す人が多かった。

地方競馬、競輪、オートレースのインターネット投票サービス「オッズパーク」が、競馬、競輪、オートレースの知識が全くない著名人９人を「知らナインズ」として都内で結成した。「知らナインズ」は夏秋のレースのプロモーションとして、各種レースの実況動画を公開している。 オッズパーク武雄（武雄競輪）Ｇ２第３３回共同通信社杯では、ゴー☆ジャス、佐藤聡美、彦摩呂が実況し、その模様をニコニコ生放送で９月１８日午後２時３０分から５時まで放送される。今後は、１０月９日に盛岡競馬場第３０回マイルチャンピオンシップ南部杯でも実施予定。

中川誠一郎は１予３Ｒで８番手から直線外を強襲して２着。 大塚健一郎が失格（押上げ）してレース内容は反省していたが個人上がりは１１秒３。スピードの乗りは良かった。「堀内（俊介）君の仕掛けに乗ろうと考えていたが堀内君はホームで差し込んでたし…。自分もタイミングが取れなかった」と仕掛け切れなかったことを悔やんだ後、「２予はスイッチを入れます」ときっぱり。２予Ａ・１０Ｒは山田英明の番手。しっかり援護する。

山田義彦が１予８Ｒで１着となり、通算２００勝を達成した。 吉沢純平を差し切っての勝利に満面の笑みで「粘られても、なるようにしかならないと思っていたし、最後は後ろを見る余裕もなかった。決まって良かった。やっぱり、九州の水が合っていますね」と、喜びを爆発させた。久留米にも練習拠点を置いており、久留米Ｇ３初日にリーチをかけてから２０走目。縁ある土地での達成に上機嫌だった。

鈴木竜士がビッグレースの１予初勝利を挙げた。 １予４Ｒは先手を奪った金子貴志の後位にはまると、最終２角から番手まくり。「うまく番手にはまれてラッキーでしたね。後ろを気にせず仕掛けて力勝負しようと思った。体も動いているし、明日（２日目）は頑張って主導権を取りたい」とニッコリ。２予Ａ・１０Ｒは長い作戦会議の末に同期吉田拓矢の前回りに。有言実行の主導権取りへと動く。

村上義弘は１予８Ｒでまさかの５着。 「状態うんぬんというより、位置取りのミス」と厳しい表情で自らを責めた。自動番組で単騎での組み立てとなったことで、読みに微妙なズレが生じたのかもしれない。「それは言い訳になりません。どんなメンバーでも結果を出さないといけない。次走は納得のレース内容ですっきりしたい」。２予Ｂ・９Ｒは同地区の若手成長株・中井俊亮とタッグを組む。魂の走りでワンツーフィニッシュを決める。

ベテラン坂本徳克が、初日を１、２着にまとめて地元東京勢では唯一のオール２連対発進となった。 Ｆ持ちで心配されたスタートも逃げた１Ｒはコンマ０５、後半９Ｒはイン磯村匠がＦに散る中、同０９でスリット通過。「いやいや届きすぎです」とちょっとぜいたくな悩みを話した。直線の足は足合わせで上もいるが回り足には自信あり。「外から展開を突ける。スタートはもう行く気ないけど戦えます」。ベテラン力に期待だ。

山口裕太が初日の中外枠で１、３着にまとめた。 前半５Ｒは好展開を冷静にとらえ、１０Ｒは道中逆転で着外を逃れた。「まだ合ってないですけど、やっぱりエンジンはいいです。その分、前にいってくれる」と複勝率３１・５％以上のパワーを感じ取った。今期は不調ながら復調への意気込みは十分。「まだ正解は出てないけど、いろいろやりたい。戸田は外でもチャンスなので。いいところを見せたいですね」と一発をもくろむ。

若手のスピード決戦にうってつけ！　「ＲＯＡＤ　ＴＯ　ヤングダービー」の３回目は、舞台となる蒲郡の特徴を紹介する。走り慣れた地元で大舞台を迎える岩瀬裕亮（２９＝愛知）を直撃。ナイター水面の攻略や、ヤングタイトルへの意気込みを聞いた。 －蒲郡の近１年の１コース勝率は５０％超えている。その特徴は 岩瀬裕亮　水面はすごく乗りやすい。イン有利で、バックも広いから、みんな握ってきます。若手だし握り合いになると思う。 －ナイターの傾向は 岩瀬　昼の風は横とかですね。しっかり向かい、追いは少ない。夜になるとやみます。朝はスタートが届かず、夜が届く。どこのナイター場も同じですね。 －調整での意識は 岩瀬　乗りやすさは結構来るので、行き足中心に仕上げたいですね。ヤングダービーは季節の変わり目なので、回転は上がってくると思う。展示タイムは意外に信用できると思う。 －ファンが穴を狙うなら 岩瀬　みんなが握ってくれ

中井大介（４７＝福岡）の差し足が連日、驚異的だ。準決７Ｒは目標の楠木孝志郎が６番手まくり不発。共倒れの危機だったが、どん尻から中バンクを強襲し、２着に届いた。「乗り方を変えてから調子がいい。骨盤をこう立てて…って企業秘密を言える訳ないでしょう！」と足だけでなく、コメントも絶好調。今回の状態なら、たとえ最後方に置かれても、大逆転Ｖは十分にある。