１０月１０～１２日の立川競輪、同２７～２９日の松戸競輪において、Ａ３チャレンジ企画レース（新世代競輪）を実施することが３日、ＪＫＡから発表された。 両場とも同一メンバーでの対戦で、４００メートルバンクと３３３・３メートルバンクと異なる周長で、新世代（９５期以降）選手が激突する。 ◆主な出走選手　寺沼将彦（東京１１１期）小林裕一朗（千葉１１１期）染谷幸喜（千葉１１１期）菱沼元樹（埼玉１１１期）村上皇（青森９８期）樋口瑛土（東京１０９期）長谷部翔（静岡１０９期）岩井良平（大阪９９期）兵動秀治（広島９７期）茅野寛史（鹿児島９９期）

ここまで未勝利の上村慎太郎（２９＝山口）だが、３走してオール３連対をキープするなど、堅実に着をまとめている。 「伸びはいい人がいるけど、回り足は節一クラス。自分のリズムもいい」。手にする２０号機は複勝率が４１・３％。ヤングダービーでは遠藤エミが節一級のパワーを誇っていた。上村の走りから目が離せない。

無欲の小坂宗司（３６＝大阪）が３連勝を呼び込んだ。 今期はＡ１復帰も狙える位置にいるが「頑張り過ぎるとフライング切っちゃいますから、勝率は意識しないようにしてます」と話す。 それでも今節は面白いように展開が向いてくる。９月の中間整備も当たったようで出足は間違いなく上位だ。３日目７、１１Ｒもマイペースを貫いて好走を誓う。

伊原克彦（３５＝福井）が、今年４月久留米以来の決勝行きを決めた。準決１１Ｒは伊早坂駿一の番手が競り合い、もつれた前団を最終バックからひとまくり。番手の伊藤健詞に差されたものの「会心の一撃ですね。タイミングもばっちりだった」と、自画自賛。差した伊藤の上がりがこの日の１番時計の１１秒０で、まくった伊原も上がり１１秒１の好タイム。単なる「恵まれ」ではない。 決勝は中部近畿４車の先頭となった。「伊早坂君と２分戦ですよね…。しっかり自力で」と鼻息を荒くしていた。

伏兵の下出卓矢（３０＝福井）が２日目６Ｒで勝利。初日から無傷の３連勝を飾った。 ピンラッシュには「自分でもびっくり」と笑った。初日から伸びの良さが光るが「今日（２日目）は伸びに偏り過ぎていた。バランスを取りたい」と出足アップを目指す。

中島将尊（２３＝群馬）が強豪相手に白星をマークした。 予選７Ｒでは清水剛志が先制。竹内翼が３番手の外並走からまくっていったが、その上を力でまくり切った。「竹内さんが先まくりで、それを追う形で行ったら、思ったよりも軽くてその上を行けた」と手応えをつかんだ様子で笑顔を見せた。「展開にはまった時はチャンスを生かせている。予選でも勝てて少し自信になった」。準決９Ｒは単騎戦。自信を胸にここでも一発を狙って上位争いだ。

１０９期の布居翼（２１＝和歌山）が、地元で初の決勝進出を決めた。準決こそ番手の中武克雄にかわされたものの、連日先行して好調な動きを見せている。 「２日間、余裕があります。思ったところから仕掛けられている」と、今の布居にはデビュー当時にもたついた面影はまったくない。「今節は優勝のチャンスだと思ってきました。今の調子なら勝負になる」。 この７月にデビューした弟の大地が順調なスタートを切ったことも大いに刺激になっている。念願のデビュー初Ｖがかかる決勝は同地区の小森貴大がいるが「別線でやります。決勝だしその方が悔いが残らない」と敢然と自力を選択した。「力を出し切りたい」。１１１期の皿屋豊や小森ら相手は強いが、地元でデビュー初優勝へ燃えている。

初日ＤＲ１号艇にシードされた、市川哲也（４９＝広島）が前検から整備に追われた。 手にしたのは複勝率１７・８％の２０号機。「全体に良くなさそうなので整備士さんに相談する」とあまりの手応えの無さにがっくりしていた。どこまで仕上げてくるか。ＤＲメンバーでは大場敏、郷原章平が対照的に軽快な動きを見せていた。

メイン１２Ｒウインク選抜戦は、１号艇の長嶋万記（３６＝静岡）が、コンマ１０のトップタイスタートで逃げ切った。前半８Ｒはカド受けでまくられた反省からペラを調整。 「良くなってました。いつも求めているトルク感が来てました」とにっこり。全速で行けなかったスタート勘がしっかりすれば、今年９回目の優勝へ視界良好となろう。

現在３節連続優勝中の瓜生正義（４１＝福岡）が、まずまずの気配を見せた。「スタートの足はまずまず。行けそうな感じはある」。１３号機は複勝率４１・８％。数字通りの感触を得てホッとしていた。 初日は１２Ｒドリーム１枠を含む２走だ。昨年の当地ＳＧダービーの覇者が、連勝発進を目指す。

元ＪＲＡ騎手で、日刊スポーツ競馬評論家の佐藤哲三氏が、７Ｒ、９Ｒ発売中に「トークショー＆予想会」を行った。 前半は競馬の凱旋門賞や勝負へのこだわりなど話題は多岐にわたり場内を盛り上げた。 後半はボートレースに精通する佐藤氏らしく、理論的に初日１２Ｒを予想した。「予想のスタンスはぶれないこと。１２Ｒの長嶋万記選手はよく舟券を買わせてもらう好きな選手。２号艇が小野生奈選手ですし、この１、２のラインは堅いですね。でも、まだ初日なので１－２－流し、１－流し－２の８点。４が攻めての外、１－２から５６を厚めに買いたい」。結果、１２Ｒは（１）（２）（６）の３連単２０２０円をズバリ本線的中！　持ち前の勝負強さを発揮した。

関東ミッドナイトは任せろ？　前橋と西武園ミッドナイトで好走した池部壮太（２４＝大分）が白星発進する。 ロードレースから転向とあって末の粘りが特徴。８月前橋で決勝３着、９月西武園で優勝を果たし、関東ミッドナイトでおなじみの顔になった。「直前は自転車ショップのロードレースチームに混じり、街道を乗り込んだ。今回も関東のミッドナイト。大分から羽田空港、そこからの移動にも慣れたが、弥彦は遠い」と苦笑しながらも、仕上がりには自信ありだ。初日は予選メインでなかったが、準決、決勝は主役の座を奪い取るか。注目したい。

松戸競輪で開催指導員をする相楽修（４４＝千葉）が好走へ自信ありだ。 １日まで、松戸Ｇ３で主催者側と選手側のパイプ役になって奔走した。練習や調整の時間が制限されたが、「松戸Ｇ３が開催中でも、朝の短時間にバンク練習ができた。それより、４日間で４８レース。いいレースをじっくりと見た。それがなにより」と言葉が弾んだ。前回川崎では予選で逃げ切り、決勝進出と勢いは十分。予選６Ｒは、ベテランのテクニックで池部壮太や三浦大輝を翻弄（ほんろう）する。

注目のエース１７号機は中越博紀（３３＝香川）の手に渡った。 このエンジンを引いた選手のほとんどから、前検日に「全体的に力強さを感じた」というコメントが返ってくることが多い。今回の中越もやはり「久々にいいエンジンを引いた。全体的に力強かった」と手応え十分。初日４、１０Ｒの出番に注目だ。

地元の松本勝也（４６＝兵庫）が開幕ダッシュを狙う。初日１２Ｒの記者選抜戦は１号艇にスタンバイ。 相棒の１１号機は前走、伸びがなく心配されたが「もらったまま乗りました。下がるほどではないが、伸びはなさそうなペラの形をしてましたね。でも、前検だし初日を迎えてからですよ。回り過ぎの感じもしたので、自分の形にたたいてみる」。地元の調整はお手のもの。レース本番までに機力を整えて、巧腕を存分に発揮する。

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１８年度の競輪祭（小倉）が、競輪界初のＧ１ナイター開催で実施されることが２日、明らかになった。 先月２８日に業界首脳が集まる競輪最高会議で決定。開催期間が６日制（１８年１１月２０～２５日に予定）となり、参加選手は男子１０８人、女子２８人（ガールズグランプリのトライアルレース）で実施することを検討している。 これまでタイトルレースのナイター開催はＧ２サマーナイトフェスティバルのみだったが、今年は試験的に川崎Ｇ３で２回のナイター開催が行われた。 Ｇ１をはじめとするグレードレースの売り上げが低迷するなか、深夜の時間帯にレースを行うミッドナイト競輪の売り上げが順調に推移している。ミッドナイト競輪はネット投票中心だが、昼間のＦ２開催の売り上げを大きく上回り、一定のファン層を確保している。今回、注目度が高いＧ１をナイターに移行することによって、ネット投票による売り上げアップが期待される。 正式発表は詳

鈴木茂正は初日５Ｒで６枠から２着入線した。 レース後はペラのゲージを作っていた。一般的にゲージを作成するのは足に手応えがあった時か調整用だ。「両方だね。ペラがあまり見ない形だったけど、出足と回り足はいい。直線を求めてペラをたたいた時に、元の出足型に戻せるようにした」。枠によって足を使い分ける準備は万端だ。２日目８Ｒ１枠は現状の出足型で逃げを決め、後半１２Ｒは伸びを付けて４枠から攻める。

地元の山口裕二が初日白星発進を決めた。 後半９Ｒは、２号艇からコンマ０７のトップスタートを決めて差し切り。前半の１Ｒも６コースから２着と奮闘した。「足は普通くらいだが、戦えるところにはある。６号艇をクリアできたのは大きい」と胸を張る。「準優を目指して頑張りたい」と気合も十分だ。２日目は５Ｒ５号艇の１走。伏兵扱いしていると痛い目に遭うかも！？

転戦続きでも気合十分だ。働きづめの樋口由加里が元気に登場した。 「家には帰ってないです。体は大丈夫。エンジンやスタートを切り替えられるように」。９月１８日の蒲郡前検から前節多摩川、今回を含め２１日連勤参戦の真っただ中。６２号機は機歴平凡で抽選運に恵まれなかったが、早速ギアケースの点検もした。２日現在の女子賞金ランクは１１位。「１節１節頑張りたい」。疲れは見せず、年末の大舞台出場を見据え、賞金加算の手も緩めない。

主役はオレ！？　４度Ｇ１を制した小嶋敬二が準決１０Ｒで存在感を示す。 初日特選は最終バックでインに包まれて不発。「展開を読み違えた」と肩を落としたが、準決の番組に三田村謙祐の名前を見つけて表情が晴れやかに。三田村と話し合って先行意欲を確かめると「良かった、番手だ。もう組み立てを迷わなくていいや」と声を上ずらせた。レジェンドカップと銘打たれた今節で決勝に欠かせぬ１人。準決は勝負どころでシビアに踏み込み、弾みを付ける。

竹内翼の調子が再び上向いてきた。 ３月京王閣から決勝進出がなかったが、９月防府で久しぶりに決勝に駒を進めると、同月の青森Ｇ３でも準決に進出した。「青森の前からカーボンフレームでの練習を取り入れて、それがフィットしている」と練習にも手応えを感じている。先月２９日から今月１日まで伊豆で親王牌に出場する平原康多らトップクラスの選手と合宿をともにした。「平原さんの後ろを回らせてもらったりもして勉強になった」と刺激を受けた。予選７Ｒで合宿の成果を生かして白星発進だ。

ニッカンスポーツ・コムでは、前橋競輪Ｇ１「第２６回寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント」の各開催日（６～９日）前夜に、無料ＷＥＢ予想紙「ニッカンＰＤＦ新聞」を公開します。 ニッカンＰＤＦ新聞には、担当記者の予想印（◎○▲☆△）・短評・周回予想が付いた出走メンバー表（Ｇ１開催の紙面に掲載しているものと同じ大型サイズ）、選手コメント、そしてニュースや話題の記事など、車券作戦に役立つ情報が満載！　全て無料でダウンロードでき、印刷も可能です。 レースの検討材料をいち早く手に入れ、じっくり推理できるという必見のコンテンツ、ニッカンＰＤＦ新聞。寛仁親王牌の攻略に、ぜひ、ご活用ください。 ※ＰＤＦ新聞を表示させるためには、アドビ社の無料ソフト「アドビリーダー」をパソコン、スマートフォンにインストールする必要があります。ＰＤＦ新聞が表示されない場合は、下記ＵＲＬ（アドビ社・公式サイト）からアドビリーダー

準決５Ｒは吉竹尚城（２４＝静岡）がまくり追い込みで制した。予選はまくりを放ったが、すんなり番手の林邦彦にかわされ２着スタート。吉竹は「新車のセッティングが出てない」と修正に余念がなかった。 そして準決は「セッティングはまずまず。（八尋英輔の）先まくりに乗せてもらう得意パターン」と、快勝に得意顔。決勝に向けてさらに貪欲で「自転車はもうちょっと触れば良くなると思う。全体的に手を入れます」。自力ライバルは強力だが、２場所前の函館に続いて２回目の１、２班戦Ｖを狙う。