仲谷颯仁(23=福岡)が得点率トップを奪った。4日目9Rでは、イン樋口亮を相手に差しを決めた。 「行き足、伸びに、出足、回り足もいい。足はトップ級です」と機力に自信を見せている。準優は11R1枠。速攻を決めて念願のG1初優勝へ王手をかけたい。
堤健一(51=東京)が初日を1、3着にまとめた。 26号機は中沢和志が前節のG1関東地区選で優出して3着に入った好素性機。初日、堤と戦った選手からは「堤さんのは出ている」と口々に話す評判機だ。 本人も「行き足からスリット付近が良くて足については満足している。ただ、乗りづらいんだよなぁ」とウイークポイントに乗りづらさを挙げた。「ブレーキの利きが悪いから、ターンマークを大きく回る感じになっている。そこはペラで調整だね」と、笑顔で調整の方向性を話した。2日目は5Rの1回乗り。5号艇だが強力なエンジンパワーで好走を目指す。
桑原大志(42=山口)が、S級S班として待望の初勝利を挙げた。 2予9Rは、109期の新鋭レーサー佐々木豪のまくりをとらえての1着。引き揚げると「いやあ、良かった! (元S班の)園田(匠)も半年勝てなかったと言っていた(実際は2月奈良G3の3日目で勝利)から、自分は無理なんじゃないかと。これで先が見えました。本当にうれしい。良かった」と手放しで喜んでいた。 白星自体、10月千葉G3の2予以来、実に4カ月ぶり。赤いレーサーパンツの桑原が波に乗りそうだ。
注目の60号機を駆る佐々木裕美(38=山口)が準優勝負に臨む。3日目は1、5着。6Rのイン戦では、前本泰和、白井英治のグランプリ戦士を退ける価値ある1勝を挙げた。 後半12Rはスタートで後手に回り敗退。ただ、エンジンはさらに上昇ムードに入っている。「調整が合って、足も乗り心地も良くなった」。準優ボーダーは5・60(6走34点、5走28点)に想定。佐々木裕は予選ラストの4日目7R、6枠で4着条件の勝負に臨む。
山本隆幸(40=兵庫)が、びわこで再び輝きを放つ。予選トップ通過を逃した悔しさは、準優10Rのまくり差しで晴らした。「昨日(4日目が)の失敗があったので、1Mは冷静にいけた。びわこはいい水面なのでね」。 昨年5月のG2秩父宮妃記念杯は、道中逆転で優勝した。今度は、節一の伸びを生かし、自力でG1タイトルをつかむ。
片岡雅裕(32=香川)が、初日1、2着の2連対発進を決めた。 特に初日12Rの「MAX・邦丸賞」では、4カドからまくりを放った山田哲也(35=千葉)から「片岡選手の方が良さそうです」と、言われるほど。片岡も「ペラ調整をして上向きました。全体にまずまず。いい足をしていますよ」と、淡々と話す中にも余裕が感じられた。2日目以降も的確にポイントを重ねていく。
6Rはホーム戦に張り切る中西叶美(21=愛知)が、まくる梅川風子に食い下がって2着キープ。地元参加3場所目(補充を含む)で初めて決勝進出を果たした。初手から同期で仲良しの梅川の番手回り。中西は「この位置が取れたから絶対に付いていこうと必死でした」と振り返る。 TVアニメ、ポケットモンスターに出てくるキャラに似ているということで選手間では「ポケ」と呼ばれる愛されキャラだ。「せっかくの決勝だし、優勝を狙います」。住まいも競輪場のすぐそば。ファンからもたくさんの声援があった。ポケが地元で勇姿を見せる。
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