深川麻奈美（３１＝福岡）が６Ｒは２Ｍの逆転で勝ち、１０Ｒでは３コースからまくり差しで１着。初日連勝発進を決めた。 「伸びも悪くないけど、ターン回りや舟の返りが思った以上に良かった」と機力も上々。２日目は６Ｒ２枠、１０Ｒ１枠の好枠デー。どこまで連勝を伸ばすか注目だ。

２Ｒ予選は坂本匡洋（３４＝大阪）が５番手から１１秒３のまくりでスピードの違いを見せつけて圧勝した。 「ホームから行こうと思ったら前（竹内優也）が踏み出したのでバックからになったけど、状態的には問題ないですね」。まくって当たり前、といった表情。「ラインで決められなかったのがやはりね。ただ今の第１目標は決勝に乗る事だから、気持ちを切り替えて、準決に集中したい」と続けた。確実に復調ぶりを示す内容なら、２日目も目が離せない。

オープニングレースの１Ｒ予選で勝ったのは野崎将史（３１＝岡山）。 前受けから６番手に車を下げ、島田茂希の逃げを一気にまくって４場所ぶりに予選を突破した。 「３番（杉浦康一）に一発もらって苦しかったが、辛抱できた。勝てた事はよかったけど…」。か細い言葉での第一声となったが、笑顔は全くなし。「後ろの先輩に迷惑をかけてしまったし、内容的には駄目ですね。ただ状態的には悪くないので、準決はしっかりと持ち味の先行で頑張りたい」。最後は気持ちを切り替えて、健闘を誓っていた。

伏兵・山ノ内雅人（２７＝福岡）が、初日連勝で飛び出した。前半２Ｒは、５コースからコンマ０２のトップスタートを決めて、まくり快勝。 後半１１Ｒは、２コースからインでフライングを切った山田雄太に差し続いて１着と恵まれた。「連勝はたまたま。でもバランスが取れて悪くない」と足には手応えありだ。予選ラストは５Ｒ３枠の出番。準優１枠を照準に定め、好勝負に持ち込む。

地元のエースが苦しい滑り出しとなった。杉山裕也（３２＝愛知）はギアケースを交換してレースに挑んだが、初日５Ｒは３着、ドリーム戦はインからまさかの６着に大敗し「ひどい。伸びが全然ないし、ターン回りも良くなかった。エンジンが原因だと思う」と首をかしげる。 コンビを組む２９号機は今節のワースト機。どこまで機力を立て直すことができるのか。意地の巻き返しに注目だ。

予選７Ｒは竹内公亮（３９＝岐阜）が１着で準決に進出した。前を任せた泉谷元樹が打鐘前に主導権を握ると、竹内は篠原龍馬のまくりを２度ブロック。直線に入って抜け出した。「本当に前のおかげ。流れを前の選手が作ってくれているから」と謙遜しながら話した。それでもその流れにしっかりと乗れているからこそ結果も付いてくる。「練習を変えたりしたわけではないですけど、今年に入ってからは余裕ができている」としっかりと動けており鋭さも復活。準決９Ｒは同県の川口公太朗を目標に、２場所連続の決勝進出を狙う。

風圧に負けず、巻き返しに成功した。 伏兵の松浦勝（４２＝愛知）が、２日目に２、１着を奪い、初日の６着を挽回した。特に後半１１Ｒは横風が７メートルもある中で、３コースから強ツケマイを決めた。「今節の中で一番いい感じでした。起こしで鳴くのが解消された。１Ｍもかかってくれた」と手応えは上昇。得点率も１２位タイまで上がり、ダブル準優進出への望みをつないだ。

冨成謙児（３８＝佐賀）がオール２連対の活躍で、予選を２位で通過。準優の１枠を手に入れた。 「行き足が良くて、スタートが早過ぎるくらい。足は全体にいい」と抜群の仕上がり。準優１０Ｒも逃げ切り有力だ。

昨年７月の当地周年覇者、柳沢一がムード上々だ。周年では６２号機を駆り優勝したが、今回の相棒は複勝率３４・６％の１５号機。浜名湖の整備士が推す良機だ。 「前検としては良かった。調整が合っていないなりに動いている。あとは回転を合わせたい。地元も近いし、頑張りたい」。周年ウイナーの走りに注目だ。

まさに待ちに待ったＳＧ初参戦。デビュー１８年４カ月目の金田諭（３９＝埼玉）が、ようやく大舞台にやってきた。 「（浜名湖に）来るまでの方が緊張しましたよ」と快活に笑った。金田の持ち味はセンター速攻。それには行き足の出来が鍵を握る。「もう少し欲しいですね」。行き足を仕上げて、ＳＧ水神祭を目指す。

桐生順平（３１＝埼玉）が初日メイン１２Ｒドリーム戦の１枠で登場する。 手にした４１号機は複勝率３６・０％。ただ、前検のスタート練習を終えた感触はいまいちだった。「無難な感じでした。スタートは届いていたけど、立ち上がり（の足）は気になった」。本番までには時間があるぶん、ペラ調整に集中できる。昨年のＭＶＰが、今年最初のＳＧで結果を出したい。

瓜生正義（４２＝福岡）が賞金上積みへ気合十分だ。昨年はＦ禍に苦しみ、１月からはＡ２に陥落。しばらくは一般戦中心のあっせんになる。 今節は絶好の“稼ぎ時”。前検の手応えは上々だ。「乗りやすい。回転も上がっている。もっと出せそうな気がする。稼ぎたいです（笑い）。奇跡を起こしましょうか！」。初日の出番は２Ｒ３枠＆７Ｒ５枠。初日から入魂の走りをみせる。

地元の長嶋万記（３６＝静岡）が、１４号機に十分な手応えを口にした。 エース４７号機を狙い、気合パンパン？　で抽選に臨んだが、長嶋の順番の前に、岡崎恭裕が引き当ててしまった。「魂が抜けて抽選しました（笑い）」。 抽選器から出てきたのは１４号機。複勝率３５・５％で、近況の機歴も良く、上り調子のエンジンだ。「現行エンジンで浜名湖を多分、６節ぐらい走っているけど、今回が一番いい。行き足、回転の上がりがすごくいい」とにっこり。初日の出番は１Ｒ１枠１回。オープニングを飾れるか。

金子拓矢（３４＝群馬）は２場所連続ＶでＳＧに乗り込んできた。 ２月江戸川関東地区選でＧ１初制覇。前節住之江一般戦では、６コースから差して突き抜け、１２万舟券を演出した。「２連続優勝？　たまたまが続きました。ＳＧは独特の緊張感がある。落ち着いてレースをしたい」。ＳＧ初出場だが、乗れてる男の俊敏ハンドルに期待が懸かる。

前期Ｓ級の和田禎嗣（３２＝埼玉）が好スタートを切った。 前場所の３月広島で準Ｖして、今節は直前の追加で調整不足が心配されたが、問題はなかった。６番車だった初日特選１２Ｒは、逃げた斎藤友幸を７番手まくりで仕留め「いい感じ」とうなずいた。 準決１０Ｒの番組を見ると、表情が険しくなり「今日はまくれたけど、内容が全然駄目。明日はしっかりと組み立てたい」ときっぱり。単純に別線のたたき合いを待つ走りはしない。積極的な攻めで後続とのワンツーに集中する。

清埜翔子（２６＝埼玉）が当地のエース４号機をゲットした。 さっそく試運転して足合わせ、そしてスタート特訓で４号機の気配をしっかりと体感した。その感想を「特訓ではそれほどでもないんですが、１人で走っている時とか、足合わせではやはりエンジンにパワーを感じますね」と笑顔で４号機のすごさを解説する。 初日は２Ｒ２枠＆６Ｒ５枠の２回乗り。強力パワーを武器にして、上位へ食い込んで好発進といきたい。

田中宏樹（２９＝福岡）がオール２連対で得点率５位に付けた。３日目９Ｒでは、２コースからのツケマイでイン渡辺千草を沈めた。 「足自体は普通ぐらいで、女子選手には分が悪い」と中堅の域は出ないものの、「乗り心地がいい分、思い切ってレースができる」と振り返った。

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益田啓司（３８＝福岡）が２日目２、１着の２連対にまとめた。 特に後半１１Ｒはセンターから鮮やかなまくり差しを決めている。「年に１回できるかのターンですよ。伸びは良くなって上位の一角に入る。あとは出口で舟が少し浮いたのでそこだけです」と、良化ムードに笑みを浮かべた。 ３日目もしっかり調整を合わせて、さらにポイントを積み重ねる。

特選組を除いて、いや特選組を含めても、今開催のＳ級選手でもっとも注目を集めるのはルーキーチャンピオン覇者の南潤だろう。 一方、Ａ級で注目は、南と同じ１１１期生の皿屋豊（３５＝三重）だ。昨年末の昇班後すでに３度のＶ。 実戦での岐阜バンクは初めてだというが「地区プロで走らせてもらって、軽いバンクのイメージ」と感触は悪くない。予選４Ｒでは圧倒的な人気を集めそう。「しっかり大きいレースをしたい」と、表情を引き締めていた。

メインの１２Ｒドリーム戦１号艇には山崎智也（４４＝群馬）が座る。今節引いた３７号機は複勝率４４・６％と数字のあるエンジンだ。 「班では仲口選手が良さそう。重たさはあったけど、前検としては合格」と雰囲気は悪くない。初日は内枠２走での登場なら、きっちり勝って連勝スタートを決める。

地元勢の苦戦が続く中で得点率４位タイに踏ん張っている枝尾賢（３６＝福岡）。 「まだ合わせ切れてないけど、足は悪くないと思う。行き足が良くて、バックでも追いつく感じもあった」とエンジンには納得の域。３日目以降も孤軍奮闘は続きそうだ。

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Ｖ候補の村上純（４３＝岡山）が、前節の優勝エンジンを手にした。 「行き足、伸びは悪くない」と前検での手応えもまずまず。初日は６Ｒ６枠、１０Ｒ２枠での２走。前半の外枠を克服して勢いに乗りたいところだ。

１８年のＳＧ第１弾が、明日１６日から開幕する。注目のエンジン、ボート抽選が行われ、スーパーエンジン４７号機（複勝率４９・３％）は、岡崎恭裕（３１＝福岡）がゲットした。 選考順位順にエンジン抽選が行われ、選手代表の徳増秀樹が、４０番台のエンジン番号を「よんじゅう～」と呼ぶたびに歓声が出た。岡崎が引いた時には、徳増が「出た！　４７番」と声を大きく張り上げた。岡崎は口を押さえた後、すぐさま両手でガッツポーズをして喜びを表した。 ４７号機は、中間整備を施した昨年９月以降、優出１３回、優勝４回を飾り、誰もが注目していた。

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平成29年8月19日（土）、大阪市の大阪ビジネスパーク円形ホールにて開催しました拉致対策本部事務局と特定失踪者問題調査会共催による共同公開収録のダイジェスト版動画です。

君島秀三が準優１１Ｒを鮮やかにまくり、優出を決めた。「スリットからのつながりが良くなった」と課題の伸びを来させたことが大きい。 今年は今節を含め７節中５優出。優勝戦も１着１回、２着２回と内容が濃い。それを支えているのがスタート。準優もコンマ０４のトップタイミングを決めたように「スタートがよく見えてる。全速で行きました」と言ってのけた。優勝戦も準優と同じ赤いカポックでもうひと暴れする。

川口公太朗が復調気配を漂わせている。 ２月高知は連勝で決勝に駒を進めると、前開催の３月岸和田も予選は１着でクリアと動きが軽快だ。「高知からハンドルを換えて感じがいいです。岸和田も前より自転車もしっくりと来ていました」とセッティングの感覚が良くなっていることを実感している。さらに当所は１００勝をマークした思い出のバンク。予選８Ｒは同期の新山将史との対決になるが、力を出し切り白星発進を決める。

浜名湖ボートで１６日から２１日まで開催される「ＳＧボートレースクラシック」の前夜祭が１４日、浜松市内のホテルで行われた。 地元静岡支部から出場する菊地孝平、坪井康晴、徳増秀樹、長嶋万記、初日ドリーム戦に出場する桐生順平ら選手１３人を含め、ファン、関係者ら約２５０人が参加。地元の菊地は「超自然体です。これまでのＳＧで一番、自然体で臨める。これがいい方向に出てくれれば」と静かに闘志を燃やす。昨年のグランプリ覇者で、ＤＲ戦１号艇で登場する桐生は「優勝を狙って精いっぱい頑張ります。（エンジンは）４７号機を引きたいですね」と話した。

亀川史華がスロースターターぶりを返上して白星発進する。 Ｖ経験があり、直近４場所は２日目に２勝し全て決勝進出。しかし、不思議と初日は白星から遠ざかる。さかのぼれば昨年１月豊橋まで。「初日は体調がいいか悪いかどっちか。走ってみないと分からない。でも、今回は楽しみ。気温が高く、硬い材質の自転車が乗りやすくなったから」。声を弾ませ近況を話した後は、堂々の積極策を宣言。「私から動く番組。逃げて残れたら」。逃走劇へ思いを巡らせている。

連載「ＲＯＡＤ　ＴＯ　クラシック」の最終回は、恒例の「クラシックなるほどデータ集」です。半世紀を超える歴史の中で数々の名勝負を繰り広げてきましたが、今回は昨年の覇者・桐生順平が大会連覇に挑みます。 ＜なるほどデータ＞ （１）ＳＧ初Ｖが２９人　過去５１人の覇者（１１年は東日本大震災のため開催中止）のうち、２９人がＳＧ初優勝だった。９９年児島の３４回大会で今垣光太郎が初優勝。そこから５大会連続でＳＧ初制覇者が生まれた。 （２）連覇は西島だけ　初Ｖが多いためか、連覇は西島義則が９７年住之江、９８年丸亀で達成しただけ。今年は昨年覇者の桐生がその偉業に挑む。ちなみに大会最多Ｖは彦坂郁雄（引退）の３回で、桐生が連覇達成ならそれに並ぶ。松井繁も勝てば３回目だ。 （３）優出最多は松井　松井は大会最多の９優出を誇る。２位が今村豊の８回。現役で２人に続くのは今垣、田中信一郎、池田浩二の４回。松井、今村の突出し

永井源が初日８Ｒを２コース差しで快勝した。「全体に良かった。重たいなりに分がいい」。気温２０度超えに苦しむ選手が多い中、動きに軽快感を見せた。 １６年１１月丸亀のＦからリズム下降。近況２期はＡ２級ながら今年２月の尼崎ＶなどＡ１級復帰の流れになってきた。「ペラもいい感じですし、スタートがそこそこ行けてきた」。もともとダッシュ力はあるタイプ。中外枠からの豪快弾で、１６日の誕生日の前祝いといきたい。