次の広島市長選（３月２７日告示）に出馬せず、今期限りで退任する意向を表明した秋葉忠利市長（６８）がインターネットの動画投稿サイト「ユーチューブ」に退任理由などを説明する映像を投稿していたことが６日、分かった。秋葉市長は市政記者クラブの会見要請は拒否し、ユーチューブの映像を見るよう各社に回答。市民からは「ネットを見られない人への説明責任を果たしていない」と批判の声が上がっている。 映像は「秋葉忠利広島市長不出馬会見」の題で、１４分５０秒。秋葉市長は「若く創造力に満ちあふれた方に、たすきを受け継いでもらいたい」と語っている。 秋葉市長は退任を決めた心境について、正月休みに家族で箱根駅伝をテレビ観戦したことにふれ、「たすきをつなぐ大切さが心に響いた。次の選手につなぐことですばらしい成果が上がる。これが潮時かと、目からうろこが落ちる感覚だった」と説明した。 招致を進めてきた２０２０年夏季五輪