棋士・羽生善治さん。 この日、羽生さんは1人でスタジオにいらっしゃいました。 ひょうひょうとマイペースでゆっくりと。 普段は、あの過酷な勝負の世界にいることを感じさせません。 昨年放送した「クリスマス・スペシャル」にて、最も多くの方の「心に響いた流儀」が羽生さんの流儀でした。 「才能とは、努力を継続できる力」 天才と呼ばれた羽生さんの流儀がこの言葉というのは、とても深い意味があるのではないでしょか。 30代になり、ひとつの節目としてたどり着いたこの流儀について、羽生さんがお話になったことを一部ご紹介します。 「情熱を持って続けていく事って当たり前のことだと思ったんですけど、これが果てしなく難しいことなんですよね。例えば、どんなものでも『1日1時間毎日やってください』と言われて、1年ならたいていの事はできると思います。でも、『20年やってください』と言われたら、出来ないんですよ…1つのことを