連載目次 2008年2月14日、日本通信はNTTドコモとの間でMVNOサービスのための相互接続で基本合意を締結したと発表した。ついに、3Gケータイ網を使った“ホンモノ”のMVNOが誕生する。 各ニュース系メディアはこの発表を淡々と伝えているようだが、この出来事は日本の携帯電話史に刻まれるべき大事件なのだ。日本通信がドコモから借り受けた設備を使って今回の合意事案に該当するサービスを開始した場合、ドコモと同等のエリアを持つモバイル事業者が一夜にして誕生することになる。このニュースに株式市場は敏感に反応し、日本通信の株価は連日のストップ高状態を記録した。 誤解のないように付け加えるが、今回の合意事案における相互接続は、以前もこのコラムで紹介した「ケータイメールポータビリティは開国を迫る黒船となるか?」のTANGOメールや、今年になって日本通信が開始した、iモード端末で.MacメールやGmailを
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