漫画の海賊版対策を発端に、インターネット上にある著作権侵害の漫画や写真、論文などあらゆるコンテンツをダウンロードすることが全面的に禁止されることになりそうだ。13日に開かれる文化審議会著作権分科会で著作権法の改正方針が正式に決まる。だが、海賊版による「被害者」であるにもかかわらず、漫画家の竹宮恵子さん(68)は今回の法改正を懸念しているという。理由を聞いた。 著作者として複雑な気持ち 海賊版の取り締まりは必要ですが、だからといって一律にすべてのダウンロードを違法として個人の活動に広く網をかけようとする方針には懸念を覚えます。もちろん描く立場、著作者としては、複雑な気持ちです。著作権が全く守られない「無法地帯」では困りますから。 でも著作権にはグレーゾーン…
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