私たちビジネスマンはアイデアを求められる場面が多く存在する。それは、ミーティング・クライアントとの打ち合わせ・相談など様々である。アイデアは問題を解決するものとなっている必要があり、実現性も求められる。さらに、場合によっては他の既存のアイデアと差別化を図らなければならないこともある。 現在、アイデアを効率的かつ正確に生み出すことができる技術として、ブレインストーミング(ブレスト)が多くのビジネスマンの間で利用されている。しかし、一見効果的と思われるブレインストーミングも根本的なポイントを押さえなければ、問題に対して適切なアプローチを踏むことができなくなってしまう。 そこで今回は、元アメリカの最高裁判所長官であるウォーレン・バーガー氏の『Q思考――シンプルな問いで本質をつかむ思考法』から、非凡なアイデアを生む根源にある「正しい問い」の作り方を学んでいきたいと思う。たった1行の問いで、非凡な思