英ギネスワールドレコーズ社が認定する世界最高齢のイタリア人女性のエマ・モラーノさんが15日、伊北部ベルバニアで死去した。117歳だった。AP通信などが伝えた。自宅でいすに座っていた際に呼吸が停止したという。モラーノさんは1899年生まれで、1800年代生まれの最後の1人とされてきた。 モラーノさんは1日に卵3個を食べるのが若い頃からの習慣だったが、晩年は卵を2個に控えていた。亡くなる数週間前からは眠って過ごすことが多くなっていたが、毎日生卵とビスケットを食べることは欠かさなかったという。モラーノさんはメディアに、若い頃は赤ん坊だった息子を亡くし、夫に暴力をふるわれて別れるなど、それほどいい人生ではなかったと語っていた。長年工場などで働き、踊りや歌が上手だったという。 AP通信によると、1900年生まれのジャマイカ人女性が新たな最高齢者になったとみられる。(ローマ=山尾有紀恵)
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