一橋大学 商学部を卒業後、東京海上日動火災保険のIT企画部長や常務取締役を歴任し、2009年には東京海上日動システムズの代表取締役社長に就任。現在は同社の顧問の他、一般社団法人情報サービス産業協会(JISA)会長、特定非営利活動法人CeFIL 理事長を務める 3つの変化が同時に起きている現在のビジネス環境 ──現在、「第4次産業革命」「破壊的イノベーション」といった言葉が飛び交っています。横塚さんは、こうしたビジネス環境の変化をどうとらえていますか。 横塚氏:今、日本では3つの大きな変化が同時に起きています。1つはアマゾンやグーグルなどのデジタル技術を駆使した巨大企業がライバルとして登場してきたことです。たとえば、アマゾンは金融に進出するという話もありますし、衣料品や生鮮食料品を扱い始めています。それは、既存の銀行やスーパー、アパレル企業にとって間違いなく大きな脅威です。 2つ目は人口減少