“ウェールズの神秘性”を如実に表していた英バンド、ゴーキーズ・ザイゴティック・マンキが約15年にもおよぶ活動に終止符を打つことになりました。 これは先日26日にバンドの公式HPにて発表されたもので、解散の理由については明らかにされていません。すでに近年はヴォーカルのエイロス・チャイルズや、ベースのリチャード・ジェイムズがそれぞれソロ作を発表するなど、活動休止の状態ではありましたが、正式にバンド解散となったのは残念なこと。公式HPには“ライヴに来た人、レコードを買ってくれた人に感謝したい”とのコメントが掲載されています。どこかネジがゆるんでる和みの牧歌的サイケデリック・サウンドで、ここ日本でも人気を得ていた彼ら。解散は残念ではありますが、メンバーそれぞれの新たな道を今後も応援していきましょう!(写真は『ブード・タイム』)
[コラム・招待席]「文化系女子」と男の視点 千野帽子(寄稿) (読売 2006/05/27夕刊) ◎ウイークエンド文化 ◇ちの・ぼうし(俳人、文筆家) 文化やサブカルチャーに強い女子はむかしからいましたが、文化系女子なる語を雑誌やネットで見かけるようになったのは最近のこと。文芸誌「ユリイカ」二〇〇五年十一月号の、女性執筆陣による特集『文化系女子カタログ』を読むと、従来の文化体系が所詮(しょせん)「男子文化」というローカルなものに過ぎなかったことがわかります。文学・音楽・映画・手芸その他のアートから、お笑い・ジャニーズといった芸能、アニメ・ゲーム・やおい(男子同性愛を題材とする空想的創作物。愛好者は腐女子(ふじょし)とも称される)などのオタク文化まで、多面的な文化の諸相が幅広く取上げられていて、性差を根拠にそれらをひと括(くく)りにはできません。つまり「これが文化系女子だ」という単一のカテゴ
男も慕う「乙女ブーム」の祖 少女小説で知られる作家・吉屋信子(1896〜1973)の全貌(ぜんぼう)を伝える過去最大の回顧展が、横浜市の神奈川近代文学館で開かれている。林芙美子と並び称された女流作家、フェミニズム作家という従来の見方のほか、近年はいわゆる「乙女ブーム」の祖として、サブカルチャー的にも再評価の声が高い。その旗振り役は、意外にも男性たちである。 「吉屋信子がいなかったら、ナナの隣にハチはいなかったんですよ」 作家の嶽本(たけもと)野ばら氏は、3日に同文学館で行われた講演でこう語った。ナナとハチとは、絶大な人気を誇る少女漫画『NANA』(矢沢あい著、集英社)の2人のヒロインのこと。外見も性格も対照的な2人の恋愛模様を描くこの漫画は、それ以上に2人の「友情以上、恋愛未満のプラトニックな感情」が焦点になっている。こうした関係は少女漫画ではおなじみだが、ルーツをたどれば、吉屋信子が20
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く