米IBM社は膨大な量のデータを分析する技術開発に1億米ドルを投資することを発表した(発表資料)。IBM社が注目している分野は、業界で「Big Data」と呼ばれている。これは元々、企業が保有する構造化されたデータに、SNSなどWeb上の非構造化データを加えて分析を行う技術である。同社が米ニューヨーク州のT.J. Watson Research Center研究所で行った報道機関向けのイベントで、IBM社、Software and Systems、Senior Vice President and Group ExecutiveのSteve Mills氏は、「Big Dataの分析によって、幅広い用途で利用できる現在より優れた予測アルゴリズムの開発が可能になる」と指摘する。 「Watson」を医療分野で生かす