古賀連合会長は、取り沙汰されている政界再編について、「民主党が核になれないか」と語った(7月22日、東京・連合会館で) 7月21日投開票の参院選では民主党が惨敗を喫したが、連合の組織内候補は意外に健闘した。9人中3人の落選は、「(労働組合の求心力低下が叫ばれた)2001年の参院選直後に戻ったような感じ」(古賀伸明会長)ともいえる大幅な後退だが、当選させた6つの産別は逆風の中でも、3年前の票数を積み増し、底力を示した。 ●電力候補、早々と当確 賃金や労働条件が政治の影響を強く受ける、公益、公共サービス部門の組織力の強さが示された。原発再稼働の主張では最右派の電力総連が開票早々に当選確実を出し、2位をキープ。自治労、日教組、情報労連は3年前から約2~10万票を上積みし当選させた。 民間では、自動車総連が最多票数を集め、今回も手堅く上位を確保した。「電機リストラ」の影響が心配された電機連合