震災瓦礫の問題を「日本の大変大きな問題」としてとらえ、これを国民としての誠意をもって整理をしてみます。数字は丸めてありますが、正確ですから、まずは問題の本質を良く理解するところから始めたいと思います。本当は政府や自治体が出すべき数値ですが、なかなか出さないので私の方から説明します。 1. 瓦礫の量は阪神淡路大震災と大きく違うのか? 阪神淡路大震災の時の瓦礫の量は2000万トン、東日本大震災2300万トン(環境相発表)で、わずかに東日本大震災の方が多いが、地域が広いことを考えるとほぼ同じか、むしろ東日本の方が面積あたりにすると少ない。 2. 瓦礫全体の内、どのぐらいを被災地の外で処理するのか? 瓦礫総量の内、わずか20%の約400トンを東京やその他の地域で処理する。80%が現地処理。 3. 瓦礫の処理が遅れている理由は何か? 「瓦礫の処理が5%しか進んでいない。これは瓦礫の引き受けが進んでい
偉い人がウソをつく原理を書いているうちに、「原理と手口」が関係していることも書かなければならないと思った。そこで、「原理」ではなく、「手口」もいくつか整理してみたいと思う。 原発事故のあと、電力が足りないということで「節電」が呼びかけられている。 「電気が足りないから、節電してください」 というのも、 「夏の真昼のクーラーが問題なので、冷房温度を下げてください」 というのは二つとも納得できる。そして、朝日新聞が「家庭での節電」のキャンペーンを始める。 さらに加えて、道徳的なこと(節約は美徳)、環境的なこと(地球温暖化を防ぐ)などで補強して、「個人はもっと節約しなければ」という大合唱である ・・・・・・・・・ 本当にそうだろうか? 隠された問題は二つある。 1) 東電の最大生産量は7700万キロワットを超える。それに対して夏場のピーク電力量は5800万キロワットに過ぎない(東電のサボりをカバ
政府が非公開とした尖閣ビデオがユーチューブに流出した問題で、検察が同サイトを運営するグーグルに対して投稿者の通信記録の開示を要請した。これに対してグーグルは「法律に基づく要請があれば、捜査に協力していく」と回答。さて、いったいどういう法的根拠だとグーグルは尖閣ビデオ流出投稿者記録を開示するだろうか。愚問かもしれないがわからない。存外に深い問題を秘めているかもしれないのでブログで愚考してみたい。 尖閣ビデオ流出から三日以上も経ち、NHKの7時のニュースでも毎日報道され、それなりに流出の真相解明が進んでいるのかと思いきや、実際に流出映像が投稿されたユーチューブ側での解明は進んでいない。 この件について今日のNHK「グーグル“捜査には協力”」(参照)はこう報道している。 この問題で検察当局は、衝突事件の映像が流された動画投稿サイトの「ユーチューブ」を運営するアメリカの大手ネット企業のグーグルに対
オグリキャップの死はやはり「薬殺」だった。 中越沖地震での柏崎刈羽原発の事故は「人災」だった。 その心は・・・ ・・・・・・・・・ 競走馬が足を骨折することはよくあることで、レース中の骨折もしばしば起こる。 極限まで「走るため」に作られたサラブレッドは過度の力があの細い足にかかるので、名馬ほど骨折の危険が高い。 そして、足を骨折した馬を生涯にわたって面倒を見るような人はいないので、普通はその場で薬殺され、時によってはそのまま馬肉となる。 オグリキャップも同様だった。 読者からのご連絡によると、サンスポや競馬新聞にはハッキリと書いてあったそうだ。NHKや大マスコミは単に「骨折で死んだ」とウソの報道をした。 ・・・・・・・・・ 柏崎刈羽原発は中越沖地震で破損し、黒煙をもうもうと上げて火災を起こし、若干の放射線が漏れた。 NHKや大マスコミは「東京電力の安全意識」を批判し、そこに原因があると強調
このところ大相撲はやっかい続きだが、野球賭博と暴力団のことで大きくもめている。 NHKの杉山元記者やマスコミは一斉に相撲協会を批判している。でも、この問題は奥がふかく,単に「暴力団と関係があるなんて、なんだ!」と正義ぶったから解決するというような簡単な問題ではない。 政治と金のことと同じように,本気で改善しようとしたら、「難しい問題は,簡単に表面的な批判をしても解決しない」という原理をよくかみしめる必要がありそうだ。 ここでは、私が自然科学を専門としているので、この問題を自然科学と倫理ということから考えてみたいと思う。 ・・・・・・・・・ まず、第一に、NHKの報道姿勢だ。 NHKは長く相撲放送を担当し、杉山元記者のように相撲界の奥の奥まで知っている。仮に「相撲と暴力団」というのが興業を通じて昔から深い関係にあったとしたら、NHKはなぜそれを「知っていて報道しない」という姿勢を取ったのか。
1979年から4000メートルから6000メートル上空の気温を人工衛星がはかっている。 上空の気温を地上からはかるのは難しいので、人工衛星のデータがもっとも信頼できるものだろう。 上のグラフで示したとおり、それを見ると上空5000メートル付近の気温はほとんど変化していない。 ところが先日、マスコミが一斉に「温暖化でキリマンジェロの氷河が減っている」という放送をした。キリマンジェロの頂上付近の氷河は約5000メートルのところにある。 「温暖化」というのは「気温が上がる」ことだから、気温が上がっていないのに、「温暖化によって」というのは「誤報」である。記事を流したNHKや新聞、テレビは気温の変化を確認したのだろうか? もし、確認しないでニュースを流したとするとプロの報道機関とは言えないし、もし確認して温度が上がっていないことを知っていて報道したのなら、「故意の誤報」であり、逮捕されなければなら
関東から西の日本の都市が猛暑にうだっていた2008年7月20日、パリは冷えていた。 2008年7月20日 パリの最高気温 20℃ アムステルダム 19℃ シンガポール 30℃ 名古屋 36℃ 未明、NHKの深夜ラジオはオランダの視聴者とアナウンサーの会話を放送していた。 アナウンサー「そちらの気温は?」 オランダ 「最高気温で19℃でした」 アナウンサー「19℃?!」 と絶句した。 オランダ 「普通ですよ」 アナウンサーが絶句したのはよくわかった。日本は猛暑である。そして「地球温暖化が主要テーマになる洞爺湖サミット」と枕ことばを並べて半年も放送してきた後だ。ヨーロッパも猛暑だと確信をしていたのだろう。 このところ、日本だけが猛暑が続いている。まるで地球温暖化が主要テーマにならなかった洞爺湖サミットの恨みを晴らすごときだ。 でもNHKは夏になって
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く