相手の劣勢を指摘することが自分の優位性を確立するという勘違い 「敗北条件を与える」ことも、考えようによっては勝つための条件の一つである。しかし、評価においては「勝ち」も「負け」もない。ゆえに、相手の非を見つけても自分の優位性は全くないのである。 例えば自分の書いた記事に反対意見をいただいた場合、「別の考えを持つ人がいる」ことのおもしろさを味わい、お互いの立場や前提条件をふまえてどうしてそうなったのかを考え、これからの自分に取り入れればよい。過去の失敗は今正し、今の失敗は未来で正せばよいではないか。 それは「勝ち」ではない、「負け」でもない、と言葉を定義することによって、あるいは価値観の変更によって、批判されたときに心の安定を図るという処世術の勧めならば、とくに異論はありません。けれども、どうやらそういった話ではないらしい。 少なからぬ人は、欠点を指摘されると恐縮します。批判する側は、精神的
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2002年7月27日、宝塚のマンションにいた時、ある読者からメールが来た。『片思いの発見』を読んでのもので、女性、かつ名前も名乗っていた。この本で私は、『<男の恋>の文学史』を、「やっぱり小谷野さんマッチョです」と言ったさる後輩女性のことを書き、電話で二時間ほど話したが、遂にどこがマッチョなのか分からなかった、そして「フェミニズム恋愛論」は片思いについて考えてこなかった、と書いた。 その読者は、なにやら猛然と怒っていた。「なぜマッチョなのか教えてあげましょう」と居丈高である。その本の後半で私は、国木田独歩の最初の妻で、有島武郎の『或る女』のモデルだった佐々城信子を論じて「甘やかされたお嬢さん」だと書いた。その読者は言う。では志賀直哉の『暗夜行路』の主人公はどうですか、あれは甘やかされたお坊っちゃんじゃないですか、そうやって女は批判し男は見逃すからマッチョだと言われるんです、というようなこと
『新潮45』昨年十一月号で私は笙野頼子が上野千鶴子を「女にだけ当人にウラもとらないでどんな方法論を取ったかを勝手に決めつける」と批判した(大庭みな子編『テーマで読み解く日本の文学』小学館)のを、どこに作家を論じるのにウラをとる批評家がいるか、と書いた。笙野は反論を載せろと言って断られたと主張しているが、それは私の全く知らなかったことである。それで、『早稲田文学』一月号に「反論」(?)を書いたらしいのだが、これも知らなかった。今度上梓された『徹底抗戦! 文士の森』(河出書房新社)に載ったので初めて読んだのだが、いくら前衛実験作家だからといって、論争する時は普通の文章で書いてほしいものである。(削除)また笙野は、その敵であった大塚英志のファンである『群像』編集長が規制してきたため、それをかいくぐる必要があって、これまでの論争文が支離滅裂になったのだと主張しているが、では『早稲田文学』編集長も規
KenMapは、表示した地図上の地点をクリックして国土地理院地図閲覧サービス電子国土Webにリンクするようになっていましたが、数年前の変更によって、電子国土Webに接続すると日本全図の一地点を示すようになってしまい、使い勝手が悪くなってしまいました。そこで、新たに電子国土Webへの接続方法を修正し、KenMapで指定した位置を電子国土Web上でピンポイントで表示するようにしました。 また、電子国土Webの経緯度情報の表示形式が変更されてしまっため、ここに接続してKenMap用地図線データファイルを作成するソフトW2KenMap3も役に立たなくなりました。この間に、北海道新幹線、北陸新幹線、九州新幹線などの延伸や新設に対応できませんでした。そうそう、広島県では一時廃線となっていた可部線の可部ーあき亀山間が復活しましたから、これにも対応しなければ。 そこで、新しい電子国土Webに対応したW2K
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