山口組二次団体・弘道会に近い風俗業者に捜査情報を漏らしたとして、地方公務員法(守秘義務)違反などの罪で起訴されている元愛知県警捜査一課警部の倉木勝典被告(57)の公判が続いている。 倉木被告は13年9月に逮捕され、その後も再逮捕と追起訴が繰り返されたが、一部の容疑は認めながらも「組織に迷惑をかけて申し訳ないが、『ここまでするのか』という気持ちがある」などと明かして注目されていた。2014年11月21日に行われた公判でも、「情報の照会を頼まれたのは風俗業者の代表ではなく、代表と面識のある現職警官からだ」「警察内はまだ暴力団関係者と癒着している人間が多数いるのに、なぜ私だけなのか」などと反論したことを11月22日付の中日新聞が報じた。 ヤクザと警察の癒着などあってはならないことであり、事実とすれば看過できない。 しかし、「(ヤクザと警察の)癒着は組織的なもの。倉木さんが単独で弘道会に接している