本堂 吉祥寺(きちじょうじ)は、東京都文京区本駒込三丁目にある曹洞宗の寺院。山号は諏訪山。 概要[編集] 法系[編集] 群馬県の永源寺の末寺、神奈川県の最乗寺の孫末寺にあたる。 歴史[編集] 室町時代1458年(長禄2年)に太田持資(太田道灌)の開基で江戸城内に青巌周陽を開山に招いて創建した。道灌は、江戸城築城に際し和田倉付近の井戸から「吉祥」と刻銘した金印を得、これを瑞祥として青巌を請じて西の丸に建立した。山号はこの地が諏訪神社の社地であったことによる[1]。 戦国時代には古河公方足利義氏の実母で北条氏綱の娘でもある芳春院の位牌が安置されていたという。 のち徳川家康の関東入府にともなって駿河台(現在の都立工芸高校の周辺)に移り、明暦の大火と江戸大火によって現在の駒込の地に移転した。 境内[編集] 旃檀林学寮[編集] 江戸期には境内に後の駒澤大学となる学寮「旃檀林」が作られ、卍山道白が規則